∀ddict

I'm a Japanese otaku. I like Manga, Anime, Games and Comics.

『バットマン:ホワイトナイト』 #6 感想

#5では

陣営 動き
バットマン ネオジョーカーの侵入を受けてウェイン家とMr.フリーズの後ろ暗い関係を知る。ネオジョーカーを追い詰める過程で橋を大破させてしまい、指名手配犯に
GTO バットガールナイトウィングが合流してウェイン・マナーに初出勤。ネオジョーカーの追跡で間接的にバットマンを追い詰めることになってしまう
ネイピア&ハーリーン ネイピアが吐血。体調が怪しい。対バットマンで格闘訓練をして「市議だから顔は狙うなよ」と言うネイピアに対して「化粧で隠せばいいじゃない。得意でしょ?」と言うハーリーン
ネオジョーカー 前回判明したMr.フリーズとウェイン家の関係を元に物的証拠を得るためにウェイン・マナーへ侵入。結果、トンネル奥の兵器を見つけるに至る
Mr.フリーズ 自身の老化を見つめている最中にバットマンにウェイン家との関係を問い詰められる

と明確にバットマンとジョーカーの追うものと追われるものの関係が変わり、Mr.フリーズとウェイン家の関係でバットマンの非合法的な面が更に協調。ネオジョーカーもネイピアの中のジョーカー復活に向けて着実に歩みを進めているという状態でした。

#6では

陣営 動き
バットマン GTOの追跡の末、ネイピアとの直接対決に負けて逮捕
GTO バットマンの逮捕に積極的なナイトウィングと、これまでの恩義やジョーカーの戦略を疑っているバットガールが袂を分かつ。市警でのバットマンの最大の理解者だったゴードンの手によってバットマン捕獲計画が実施される
ネイピア&ハーリーン ネイピアはジョーカー時代から夢に見ていたバットマンを倒して完全に掌中に収める。その様子を見たハーリーンは逆にネオジョーカーを含めたヴィランの制圧をバットマンに任せてはどうかと提案する
ネオジョーカー トンネル奥の巨大冷凍銃を使ってジョーカーを挑発
Mr.フリーズ バットマンを助けるように依頼してきたバットガールの依頼を断り、(おそらく前話でバットマンに告げたであろう)ウェイン家と自分の家のつながりについて明かし、妻と共に残りの命を使うことにする

といったところ。

#2あたりからずっと思っていましたが、この話のナイトウィング(=ディック・グレイソン)は結構バットマンに反抗的ですね。元の話でもそういう話があった気がしますが、どちらかと言うとこの話でジョーカーに殺されかけて行方不明になった先代のジェイソン・トッドの元の話でのキャラクターな感じもします。

そしてなんといっても、今回の目玉はバットマンを倒したことによって(格闘戦でオールバックにしていた髪型が戻ったのに象徴されるように)ネイピアの中のジョーカーが目覚めはじめ、話のラストで完全にジョーカー化してしまうこと。ネイピアにとって重要なのは建前で言ってるゴッサムの再生ではなくて、バットマンとの決着なんですよね。それが不本意な形でついてしまったり、ネイピアとして無理にジョーカーを抑えていることで認知的不協和のようなものが起こって爆発したのかもしれません。

どうやらこの話はネオジョーカーを制圧しつつ、バットマンとジョーカーの関係性が再度逆転して終わりそうな雰囲気ではありますが、残り2話、楽しみに読んでいきたいと思います。