∀ddict

I'm a Japanese otaku. I like Manga, Anime, Games and Comics.

漫画『昭和天皇物語』15巻

明治維新ないしは日清・日露戦争から太平洋戦争終結までの話が諸所の都合であまり知らないので、読み始めて15巻目。


本巻で語られる昭和16年の対米戦決定までの人々のやりとりは現代日本人にも通ずるものがあるのか、それとも後年の人間が同時代資料資料を参照しているとはいえ、心の内を慮っている故か。

ここに至って何度も繰り返される名目と実態の乖離、いや、最高権威を貶める事のないための仕組みと言ったほうがよさそうな話。

この巻で亡くなった西園寺公望が端的に言っていた。最高権威は間違う事があってはならないため、常に自分の意見を公にせず、上奏を追認するのみ。しからば、成功しても失敗しても臣民の責任である、と。「公」にしてはいけないのでさまざまな婉曲的な伝達が行われる。

  • 一対一の場だけで伝える(相手が握り潰す事がある)
  • 元老のような代弁者的立場が伝える(西園寺公望が最後の元老で亡くなったので不在)
  • 内大臣や侍従など、身辺にいる人が所感として伝える(5.15のような襲撃事件が起こる)
  • 和歌を読む(雅だけど効果は……)

全く同じではないとはいえ、現代日本にもありそうな光景が浮かぶ。

陸軍の北進(ドイツと共に対ソ戦)と海軍の南進(東南アジアに進出)で割れたまま、首相は近衛文麿東條英機と入れ替わって真珠湾攻撃へ。


タイトル通り昭和天皇の近辺の話が中心なので、交渉失敗に至った経緯や交渉の内容は同著者の他の編著本を読んでみようかと思いました。

2024年時点で使ってるデンタルケア用品

CAUTION: あくまで著者個人が現在使っているものの紹介です。デンタルケア用品はかかりつけの歯科衛生士と相談の上選定するようにしてください

歯ブラシ:タフトS

歯科検診のブラッシングの癖を見てもらって歯ブラシの歯の型さを決めるのがよいみたいです。
※かかる力が強すぎると歯茎を傷めてしまうため

歯磨き粉:GCルシェロ歯磨きペーストホワイト

ステインを落としやすいものらしいです。お茶やコーヒー飲むので使ってます。着色が全部落ちるという類のものではないので、歯科での定期的なクリーニングは必要ですが。

歯間ブラシ:ライオン DENT.EX 歯間ブラシ4S

本当は毎食後フロスができればいいんでしょうが、そこまで時間がないので朝昼はこれで。

糸フロス:オーラルケアフロアフロス

夜はこれで。糸が広がって置くまで入れても痛くないですし、よく取れます。詰め替え用や持ち運び用もあるので重宝してます。

洗口液:サンスター・バトラーCHX

歯科で買ってるので実際にはこれの濃度違いの製品。寝る前の虫歯ケアに使ってます。

Empire #0 Avengers感想

ジム・チャンがアートやってた『ヤングアベンジャーズ』~『アベンジャーズ:チルドレンズ・クルセイド』が好きで、表紙にハルクリングが描かれていたので購入。買って分かったのはジム・チャンの参加は今回カバーアートだけのようでそこはちょっとガッカリだけど、アメコミあるあるですね。

ブランクが現れるように早速「君誰?」や「これはなんだ」「そんなことあったんだ」ラッシュで1話が終わりました。ウァトゥ*1そういえばいつぞやのイベントで殺されてたことは思い出しましたが、あとは解説見るまで「なんだこれは」状態でした。

ひとまずクリー/スクラル間で戦争が発生しそうなところに、アベンジャーズが「身内に関係者おるしカチコミに行くか」と向かうということだけは分かりました。

次回はファンタスティック・フォーのターン。Mr.ファンタスティックがヒゲなのは.......メイカーがいるから紛らわしくなるからですね?追ってないとホント「何でこんなことになっとるんや」ですね。

*1:月に拠点を持っているウォッチャーの一族

Batman: Beyond the White Knight #8感想

完結ッ!!!

悪を鎮め*1、悪の拠点となっていた施設も壊滅させる。家族も仲直り。そして一仕事終わった英雄には次のお仕事が、で引き。

各ペアの掛け合いがそれぞれの関係性をよく表していますし、表紙でネタバレされているとはいえ、マスクをかぶった瞬間からのブルースの覚醒ぶりは他の追随を許さず、他に何があろう*2ともブルースのアイデンティティバットマンだということですね(これはハーリーンも何度も言ってましたが)。

そして、なんとなんと、最後にまさかの新登場人物。マーベル・シネマティック・ユニバースだと恒例になっているプレ/ポストクレジット後の映像を思わせるFBI捜査官の「ダイアナ・プリンス」と「スチュワート」。言うまでもなくワンダーウーマングリーン・ランタン!このエルスワールド*3にもバットマン以外のヒーローがいるんですね。ディレクが過度の監視・武装化を進めた理由はなんと、カンザスの芋!(※スーパーマンのこと)ディレクは『バットマンvスーパーマン』におけるレックス・ルーサーのような役割も担っていたんですね。

そしてなんとなくですが、ダイアナ・プリンスとスーパーマンらしきカンザスの異星人は『ダークナイトリターンズ』のビジュアルを思わせる(前者は髪型、後者は若さ)感じですね。バットマンも老人ですし。シェアワールドな話が次に出るとしたらどうなるんだろうと次が楽しみです。

*1:殺さないのがバットマン流だが、ゆえにヴィランが逆襲に走って話が延々終わらないわけでもありますが

*2:ウェインの血筋や遺産自体が偽りや不義から作られたものだとしても

*3:本編の世界ではない別の世界の総称

Batman: Beyond the White Knight #7感想

スーパーヴィランの魔の洗脳や魔の手から解放されたヒーローたちはゴッサム市警へ集結し、いざ!最終決戦へ!の巻。

リーダーはもちろん年季が違い過ぎて他には想像できないので当然ブルースが仕切る。テリーの場合はスーツなので仕方ないのですが、「スーツ着ているからといってバットマンではない」というところは「カウル」だとよりよかったなと思いました。邦訳もされた『バットマン:バトル・フォー・ザ・カウル』もありますし。

ヒーローが一堂に会している図は圧巻ですね。ハーリーンも灰色と黒にリペイントしたハーレイ・クインの衣装を着て参加してますし。ここに足りないのはブルースのバットマンのカウルだけ。#8の表紙で被ってるのがバレてるのですが、ブルースが自分=バットマンを取り戻した象徴としてカウルは描かれるんでしょうね。

ネイピアに「シルバーフォックス」と揶揄された今回のコスチュームですが、これはこれでかっこよかったと思いますけどね。

Batman: Beyond the White Knight #6感想

自分の体に戻って「あー、滅茶滅茶だよ」と反省するブルースの巻。それをまとめてくれる精神科医のハーリーン。

今回はディックがナイトウィングに復帰するまでの回。ジェイソンに殴られて説教され、バーバラにジェイソンを渡し、自分の息子を送り迎えする父親として義理の父親ブルースからの話を聞き、ドレイクの悪事についに立ち向かう。GTOの追撃を逃れてビルから飛び出すとそこにはブルースが。グラップル・ガンを渡して空を舞う。その影はバットマン&ロビン!と、盛り上がったのもつかの間。スーパーヴィラン化したドレイクに胸を撃たれてディックは倒れてしまうのだった。


ホント『バットマンホワイトナイト』シリーズはハーリーンが重要なキャラクター(実際みんな精神的なトラブルを抱えているので、精神科医が重要な役割を果たすのは正しいのですが)ですね。事前にバーバラに言われていたからというのもありますが、ブルースは最終的にディックの所に向かいましたし。ブルースもディックもお互いある程度歩み寄って次に進むことができそうです。

バットマンホワイトナイト』シリーズはジェイソンとディックがロビンになった順番とキャラクターの性格が元のものと、順番とで混ざっている感じでストーリーに沿ったいい感じになっていますね。

都度言及はしていないのですが、『バットマンホワイトナイト』シリーズはキャラクターの影が本性を現していることが多いので、その演出も面白いなと思っています。