∀ddict

I'm a Japanese otaku. I like Manga, Anime, Games and Comics.

『バットマン:ホワイトナイト』 #3 感想

#2で裁判を無罪を勝ち取り、ゴッサム・シティの大半の市民である非上流階級を取り込む取り組みを始めたネイピア。マッドハッターからクレイフェイスを洗脳し、クレイフェイスを介してヴィランも手中に収める。ネイピアの作戦とは?というのが前回。


カバーのバットマンのケープ脱いで見つめるブルースと、コスチュームで跳ぶナイトウィングバットガール。今後のバットマンに対する姿勢が表現されているのか?

ネイピアはヴィランを暴れさせて市警やバットマンの目を引いているうちに機密書類を奪取。市警やバットマンを追い詰めていく。

#2でネイピアを受け入れなかったハーレイが装いを新たにネオジョーカーを名乗る。ネイピアにやられていたマッド・ハッターを傘下に納め、クレイフェイスを介したヴィランのコントロールを奪取する。

バットファミリーはヴィラン集団の襲撃を受けてバットマンが負傷。ウェイン・マナーに戻るも、アルフレッドの目の前で倒れ、意識を取り戻したアルフレッドが自分の治療のための装置をブルースに繋ぎかえてアルフレッドは亡くなる。

ルフレッドの墓を前にしたディックとバーバラ。隣にはディックの前のロビン(#2のハーリイの回想でジョーカーが殺しかけたロビン。ジェイソン・トッド*1 )の墓がある。やや捨て鉢なディックに

「ロビンのコスチュームを脱いでもバットマンのパートナーはディックなんだ。バットマンを止めないと」

と言うバーバラ。

ネイピアとハーリイの次なる打ち手は……というところで#3は終了。


ルフレッド無くなってしまいました。ブルースがバットマンになった世界(≒両親を亡くした世界)ではアルフレッドはブルースの両親に変わる精神的支柱。唯一甘えや弱音、愚痴を吐ける相手。場合によってはディック、バーバラを含めたバットファミリーがその役割を担う事もありますが、この世界での関係性はあまりよくない様子。ここからブルースの精神が荒んでバットマンの暴走が進む事が想定されます。

ネイピアはそこを狙ってはいなかったかもしれませんが、バットマンの暴走は今の彼の望むところなので有利に事を進めていきそうです。個人的にヴィランはヒーローと同等以上の能力を持っているのが話として面白くなると思うので今回のジョーカー=ネイピアの造詣は好みです。

そして第三勢力のハーレイ改め、ネオジョーカー。New52シリーズになって、ジョーカーと別れて単独で行動するようになったハーレイ*2がモチーフとなっている彼女はゴッサムに何をもたらすのか。

今後が楽しみな展開です。

*1:オリジナルだとディックが初代でジェイソンが2代目なので、順番が逆転している

*2:映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒:バーズ・オブ・プレイ』がまさにそうでしたね