∀ddict

I'm a Japanese otaku. I like Manga, Anime, Games and Comics.

『バットマン:カース・オブ・ホワイトナイト』 #1 感想

1685年のアーカム邸。ジョーカーを思わせるラファイエットアーカム将軍と対峙するウェイン卿と老騎士。不吉な予言を残したアーカムはウェイン卿に胸を貫かれて井戸に落ちていく。

時は現代に戻り、かつてのアーカム邸跡にあるアーカムアサイラムに収監されたジョーカーは所長を引き連れて地下へ向かう。ジョーカーは独房からケースに包まれたものを取り出し、脱獄していく。

ウェイン邸ではアルフレッドの遺言にあった床下の遺物を取り出す。宝箱の中には鞭と表紙に「エドモンド・ウェイン 1685年」と記載された日誌が。

ジョーカーの脱走を受けてアーカムでの調査を始めるバットマンゴッサム市警。ジョーカーが向かった地下へ赴き、ネイピアがこの建物の古い病室で「ジョーカーを発見した」と証言したことをつぶやくバットマン。隠し通路の先には井戸が。ここはおそらく1685年にラフィー・アーカムが落ちた個所ですね。ここのあたりの経緯は『バットマンホワイトナイト・プレゼンツ ハーレイ・クイン』(未邦訳)に書かれています。

ところ変わって高層ビル。ジョーカーが「ルース」と呼ぶ黒人女性と面談。この手の女性キャラというとアーガスのアマンダ・ウォラーしか思いつきませんでしたが、誰なんでしたっけ……。

ここからバットファミリーの話。ナイトウィングバットマンの正体公開やGTOへの方針をめぐって対立、バットガールは意見を異にしながらもアルフレッドの死のショックから立ち直るために対話や時間をかけてほうがいいと言う。*1

そして肩にエンジェルと書いたタトゥーのある白髪の長髪の大男、ジャン=ポールが登場。教会で世話になっているようで、ある日、神父が帰った教会でジョーカーから燃え盛る剣(ジョーカーが独房で見つけたのは多分これですね)とウェイン家の真実を知らされる。


ということで始まった『バットマンホワイトナイト』のシリーズ第二弾、『バットマン:カース・オブ・ホワイトナイト』。前作で明かされたバットマンゴッサム市警の現代の癒着、Mr.フリーズとの関係でから明るみになったウェイン家の後ろ暗い過去。アルフレッドの遺物でウェイン家の過去は父の代どころか17世紀末まで遡ることに。

1685年となると最初期のアメリカ移民から半世紀(ピルグリムファーザーズが1620年)程度経過した頃ですね。今から考えると古くからの名士という事になるのでしょう。エドモンド・ウェインと老騎士、ブルース・ウェインとジャン=ポール(バレーがジョーカーによって付与されてましたね)。

ジャン=ポール・バレーというとバットマンがベインに背骨を折られ*2、その間に登場したキャラクター、アズラエルですね。エンジェルのタトゥーがあるので、天使の名前であるアズラエルでしょうし、見た目からして1685年のアーカムでの事件関係者の可能性も高いでしょう。

ホワイトナイトによって変わったゴッサム、明かされるウェイン家の闇がこれからどう話を広げていくのか楽しみです。

*1:ここで出てきたレスリーレスリー・トンプキンスで、バットマンの父、トーマスの友人の1人で医師。ブルースがバットマンであることを知っており、時々道徳的なアドバイスをする

*2:映画『ダークナイトライジング』ではこの展開になるも謎治療で治りましたが