∀ddict

I'm a Japanese otaku. I like Manga, Anime, Games and Comics.

『バットマン:ホワイトナイト』 #2 感想

#1でゴッサムホワイトナイトになる宣言をしたジャック・ネイピア。彼はゴッサムに何をもたらすのか?


裁判でジャック・ネイピアは証言する。ジョーカーは外的要因ーーゴッサム、市警、バットマンアーカムが作り上げたもので、ジョーカーとネイピアとは別のもの、よってジョーカーが犯した罪をネイピアが負う必要はない。ネイピアの意見は大多数の非上流階級に指示されて釈放される。

ネイピアはかつてのジョーカーのアジトに戻り、New52仕様のハーレイに出会う。ネイピアはハーレイ(New52)に求婚するが、ハーレイ(New52)それを拒否。そこにハイエナを連れたTAS仕様のピエロハーレイが表れてネイピアを連れて行く。

場面は変わり、ウェイン・マナーの地下。アルフレッドの治療のためにMr.フリーズに協力しているバットファミリー。ネズミを使った実験は失敗に終わり、アルフレッドもMr.フリーズの妻のノーラも目覚めさせることはできなかった。

再びネイピアとハーレイ(TAS)。ジョーカーとハーレイ(TAS)の馴れ初め(アーカムに来た精神科医)から、バットマンとの出会い、バットマンに執着してハーレイ(TAS)から離れていくジョーカー。ある日ついにロビン(ジェイソン・トッド)を誘拐して半殺しにする。バットマンの気を引くために子供殺しをする行動に耐えられなくなったハーレイ(TAS)はジョーカーを止め、バットマンを呼ぶ。バットマンが到着したときにはロビンの姿は消えていた。バットマンはハーレイ(TAS)に恩義を感じ、情状酌量を訴えて今の仮住まいに。ジョーカーがロビンを殺したのかと問うネイピア。それはジョーカーにしか分からないと答えるハーレイ(TAS)(=ハーリーン)。ネイピアはハーリーンに告げる

これから善人になる覚悟はあるか?

翌日、パーティに参加したブルースはネイピアとハーリーンからバットマンの挑発を受けて切れて参加者に手をあげてしまう。そして、ネイピアとハーリーンはゴッサムヴィランを集めてクレイフェイスを介して洗脳し、自分たちの手ごまとして使うのだった。


ネイピアが裁判で無罪を訴えた理由は多重人格や心神喪失状態に相当するような事由だと思いますが、それって通るのかなぁ、とは思いました。これ通るならアーカムに入ったことのあるゴッサムヴィランの大半は無罪になってしまいそうですが。ネイピアの第一戦略は多数派の非上流階級の支持を得ることで、市警やバットマンが一部の上流階級の味方で大半の庶民を相手にしていないという主張。これはどうにも当時の大統領を思い出してしまいます。

ハーレイはTAS*1のバージョン=ハーリーンとNew52*2のバージョンの二人が存在していて、メイン世界へのメタ的な言及な感じがありました。ネイピアも「いつの間に入れ替わってたんだ」と言ってましたし。二人のハーレイはこれからどのように関わっていくかが楽しみです。

ルフレッドの話はいい方向で決着がつかなさそうな予感しかありませんが、Mr.フリーズとノーラは別の話が出ていた気がするのでそちらで決着がつくのかな。

そしてネイピアとハーリーンはゴッサムヴィランを配下に収める。当然の展開といえば当然ですね。しかし、クレイフェイスを洗脳してそれを全員に入れるとは......。いいアイディアだと思いました。

*1:Batman: The Animated Series

*2:映画『スーサイド・スクワット』『バーズ・オブ・プレイ』のときの恰好