∀ddict

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『バットマン:カース・オブ・ホワイトナイト』 #8 感想

遂に完結。すべてを失いつつあったブルースは当初アズラエルの命を奪うつもりだったが、ナイトウィングの説得をもって初心に帰る。自らの原点であるゾロに倣って剣でアズラエルと戦い、命を奪わずに決着をつけた。

事件後、ブルースは約束通り縄につく。警官に扮したハーリーンが助けようとするが、ブルースはそれを断る。ウェイン家の財産は解体され、ゴッサムには一時の余裕を取り戻す。だが、ゴッサムバットマンを失った。

ブルースを収容した刑務所に軍人が訪れる。ネームプレートには「トッド」の名前が。二人のシルエットは今の姿に似合わないバットマン&ロビンーーそう。ジョーカーに殺されかけた先代ロビン、ジェイソン・トッドその人だった。


前作で「真のホワイトナイト」と呼ばれたのがハーリーンだったように、今回もハーリーンが活躍していました。そこにコミックであった「デス・イン・ザ・ファミリー」や「ナイトフォール」の要素が組み込まれたよい作品だったように思います。昨今のキャンセルカルチャーにも通ずる祖先の犯罪で築かれた富をどうするかというバットマンなりの回答がもたらされたと思います。とはいえ、現実はブルースのようにはしないでしょうね(笑)

最後にジェイソン・トッドらしき軍人が登場しましたが、邦訳が出るのは『バットマン:ビヨンド・ザ・ホワイトナイト』で、バットマンにおける『ビヨンド』は老ブルース・ウェインとテリー・マクギネス*1の話なのでこの後の話関係してくるのでしょうか?

ともあれ、発売までに再読が終わってよかったです。


*1:アニメ『Justice League: Unlimited』で完結編が描かれるなど、それなりに人気があるキャラの認識です