∀ddict

I'm a Japanese otaku. I like Manga, Anime, Games and Comics.

『バットマン:カース・オブ・ホワイトナイト』 #4 感想

幼いバーバラと若き日のゴードンの回想。ゴードンは救助の甲斐なく死亡。アルフレッドが亡くなったときにはブルースとディックをなだめる立場だったバーバラが感情的になり、ディックがなだめる立場に。バーバラは監視カメラの映像からアズラエルの行動を割り出し、銃を背負って復讐に乗り出す(今号の表紙)。

バットマンアーカムの地下房で産気づいたハーリーンを#1でセリフだけで登場していたレスリー・トンプキンスのところへ運んでいた。ハーリーンは双子を無事出産しており、状態は落ち着いていた。バットマンのセーフハウスでレスリーがアルフレッドとエドモンド・ウェインの書記を見つけたときの話を始める。書記をジョーカーから取り戻してアルフレッドに渡したのはなんとジェイソン・ブラッド。ジョーカーは知っているウェイン家(バットマン)とバッカー家(アズラエル)の真実とは?

バットモービルに銃を携えてアズラエルを襲撃するバットガール。銃撃を止めるバットマンだが、アズラエルバットガールの背中を強打して逃亡する。


バーバラが監視カメラを探索していたり*1、背中を痛めたりする*2のは原作由来のネタなのですが、読んでないと分からないですね。ここは原作読んでいるファン向けの表現でしょうか。

ジョーカーがアーカムの地下房で見つけた書記がどのようにしてアルフレッドの手に渡ったのかは明かされたのですが、正直魔法的な展開ですね。文字通り悪魔がやったことですし。バットマンのモチーフの一つや、バットマンの劇中でも登場する『怪傑ゾロ』に沿ってムチやレイピアがウェイン家に伝わっているようですが、この辺も出自がなんだか怪しくなってきていますね。ゴッサムの一部をある意味上流階級の立場を利用して牛耳ってきたウェイン家が実は......という展開なのは間違いなさそうですが。

バットマンが銃を撃たないのは両親を銃で失ったからで、原則バットファミリーも銃(じゃあ手裏剣やグラップルガンや電撃はいいのかという話はありますが)は使わないのですが、銃を持ち出して相手に望むのは一線を越えた対応というのを指しており、どんどんのっぴきならない状態になっています。

そして、コミックでアズラエルが登場する頃というと映画『ダークナイトライジング』にも出たヴィランのベインが暴れてた頃なのですが、今回の話だとメインで出てきてないですね。ベインの話まで混ぜてくると話がややこしくなってくる気はしますが。

*1:ラクルという名前のハッカーとしてヒーローチームのサポートをしていたことがある

*2:邦訳も出てくる『バットマン:キリングジョーク』より。こちらだと原因はジョーカー