古典を読むことで向上する10の事柄
「10 Ways to Improve Your Mind by Reading the Classics」
(http://www.pickthebrain.com/blog/improve-your-mind-by-reading-the-classics/)
より、以下意訳というかメモ。きちんとしたものが読みたい方は元エントリ読んでくださいということで
1. 語彙が増える(Bigger Vocabulary)
語彙が増えれば表現も豊かになるし、適切な表現も使えるようになる。
2. 文章力が向上する(Improved Writing Ability)
文書力を向上させる一番簡単な方法は文豪の文章を真似てみること。語の選び方や文の造りやリズムなどを学ぶことができる。
3. 話し上手になる(Improved Speaking Ability)
話し上手になるということはきちんとした考え方ができる(つまり言葉で論理を構築できる→2参照)ということ。
4. 新しい考えを発見できる(Fresh Ideas)
「自分が思いついたことは既に誰かがやっている」という皮肉ではなく、温故知新ということ。
5. 歴史的な視点が持てる(Historical Perspective)
昔の人の考え方が分かる(それによって、現代の価値観で考える自分を相対化できる)
6. 教養を身につける楽しみがある(Educational Entertainment)
本を読むのは楽しいよね。
7. 洗練されている(Sophistication)
歴史に淘汰されて残ったものなのでそれだけ洗練されたものである。
8. より効果的な読み方ができる(More Efficient Reading)
原典をあたるとそれだけ濃いものがある。
9. 自分と違う意見を養うことができる(Develop a Distinct Voice)
自分と違う意見でも洗練されたもの(→7参照)を読んだ方が理解も深まる
10. 普遍的な考え方を学ぶことができる(Learn Timeless Ideas)
大切なことは今も昔も変わらなかったりする。
この文章を読んで妙に納得したのはSF*1が頭に浮かんだからです。現代の監視社会の話は1948年にジョージ・オーウェルが書いた『1984』の中に登場する「ビッグブラザー」が引き合いに出されることが多々あります。また、インターネットの話をするときにサイバーパンク系の作家の話が出てくるのもよく目にします。これは単に私がよく読む批評家がSFにどっぷり漬かった人だからでしょうか(笑)
私はろくに読書しないので自分でも読み返したくない文書を書くこともしばし。他人のことを言うのもなんですが、SF者であるid:sanakanさんの文書は翻訳語調でちょっと硬めです*2。これからはBlogで毎日文章を書く機会があるだけに読書量はごまかしがきかないかもしれませんね。
とはいえ、身に着けた文章力の利用先がアニメの感想というのも何か間違っている気がしますが。