大ロボット博に行ってきました
師走某日にid:sanakanさんが上京してきたので一緒に行ってきました。年末に男二人というのもなんですが、流石にロボットに興味のあるカップルなどはほとんどおらず、家族連れがほとんどでした。
今回のロボット博は現実と空想のロボット(およびロボットもどき)が一緒くたに展示されていました。科学の明るい(?)未来を想像させるようなキュレーターの方の配慮でしょうか。入り口からいきなり漫画やアニメに登場する
などなどロボットじゃねーだろ!と言いたくなるものが色々並べてありました。実質的には人型した機械を「ロボット」と呼びますが、「どうでしょうね?」とSF者のsanakanさんと話をしました。個人的にはロボットは自律稼動して欲しいところです。もっとも、そこには自律稼動しない面子のほうが多く並んでいた気がしますが。
また、サンバルカンロボとかレオパルドンとか一般的にメジャーじゃないような気がするものも並んでいたのですが、目を凝らしてみると「調合金魂」の文字が……そして後ろには『00』のポスターが!ああ、バンダイがスポンサーなのね、と苦笑。そういえばハセガワとかwaveとかやまとが出してるマクロスは見かけなかったような。
その隣はなんと!今まで発売されたマスターグレード(MG)100体が縦5列、横20行の靴箱のようなものに収納されています。むき出しで並んでいたら地蔵菩薩が並んでる様を思い起こしそうなくらいの数です。その直前までは人で込み合っているのにMGに飛びついていたのは私とsanakanさんくらい。その前では
sanakan「うわー、カラーバリエーション多いねー」
takkun 「いや、ナンバリングに入ってないカラーバリエーションまだあるから」
という会話が交わされていました。で、誰もいないことをいいことに1体1体ジロジロと見てみると
- 全塗装
- 部分塗装
- 墨入れ+シール
- シール
- パチ組み
と仕上げがバラバラでした。この日のために100人に1人1体作らせたのでしょうか?墨入れだけでもすれば……と思いながら、墨が入っているものも地の色を考えていない真っ黒な墨入れだったり、バンダイのガンプラ部門の人が作ったものではなさそうです。後、アンテナ取れてたりとか、GFFっぽいのもあって首を傾げました。
そこを抜けるとトランペットを吹くロボットの実演ホールがあり、展示物は小型ロボット→アトム→ガンダム→マジンガー→工業ロボットという順序。
私たちが入ったころには丁度トランペットを吹く実演が始まって黒山の人だかりが出来ていました。と、そこに緑や赤のLEDの光る空間が。そちらに行ってみるとロボットを制御しているサーバらしきコンピュータ群にまぎれて5インチフロッピーベイが2つあるPC9801が3機!もちろんかじりつきました。合成音声っぽいロボット君の説明とトランペットなぞなんのその!画面に見えるDOSっぽい画面に書いてあるものをじっと見てみました。
その後
sanakan「どこ行ってたのかと思ったよ」
takkun 「見ろよ!PC9801だぜ!」
sanakan「ロボット見ないの?」
takkun 「特化されて作られてるんだからそりゃできるだろ」
sanakan「そりゃそうだろうけどさー」
という会話を交わして展示物のほうへ。
アトムの1/2の設計図が公開されていてそこに人だかりが出来ていてガンダム→マジンガーは割合人の流れがスムーズでした。ガンダム1/12程度のスケールの全身像はいろいろな人が書いたガンダムが混ざっていた感じでした。
それから工業ロボットのコーナー。工業ロボットの歴史と各団体のブース。色々ありました。
そこから先がHONDAのASIMOブース。ASIMOの前の人型ロボットからASIMOまでの歴史が陳列されてました。初代は大きいし、重いし。それから今のASIMO(154cm/54kgだったはず)になるまでは大変だったのだろうなと。そちらに思いを馳せているとASIMOのショーが。ダンボールでのマーキングが大量にあるショー会場で動くASIMOに人だかりがワラワラ。後ろのほうで見れなかったので大きい液晶で見ていると商品のロゴのところにASIMOのテープが
sanakan「これはずるい」
たぶんSH○RP製だと思います。後ずさりもできる新型のASIMOはランドセルが小さくなってました。CMで大英博物館かスミソニアン博物館(多分)を観光しているASIMOも見ましたが雨漏りに反応して近づいていくASIMOがかわいかったです。ショーはまあ、あらかじめプログラムされているものなのでそれはそれで。
全体的には中々見ごたえがあったと思います。ただ、ガンダムオタクとして余計な一言を言うとMG飾るんならもうちょっと気合入れてほしかったかなぁと。