富野流身体性？

Rohde氏は米国時間8月1日、コンピュータグラフィックス業界の主要カンファレンス「SIGGRAPH 2006」の基調講演で、デザイナーはキーボードやタブレットの前から離れ、人と対話し、自分の周囲にある実際の物をスケッチする時間が必要だと述べた。

劇場版『Ζ』関連の富野インタビューで富野監督が編集にパソコンを使っているという話を紹介していて、そこでCGを使う人たちはデスクワークに偏りがちで体を動かさないから動きに違和感のある画になってしまうとか言っていたことを思い出した。

他にもアニメスタイルだったと思うけれど、板野一郎のインタビューで板野サーカスは自転車に曲乗りしてるときにロケット花火をうって云々という話もあったはず。

現代は写真があるので絵が写実的である必要性が薄れていると確かに思う。しかし、写実的な画を描くということはその構造を理解することでもあるので基礎訓練としてスケッチやデッサンのようなものは必要なんだろう。