スコット・ピルグリム vs 邪悪な元カレ軍団
スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団 The Ultimate Japan Version [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2011/09/02
- メディア: Blu-ray
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何も考えずに初日初回を見に行ったらカタヤナギ・ツインズの斉藤祥太、慶太が舞台挨拶に来ていた。質問の解答もそつなく、爽やか系イケメンだった。監督がまんだらけ好きだって話があったけど、そういう機会でもないとまんだらけの存在自体知らなそうなイメージ。
映画本編はオタク要素詰め込み系。その意味では『Kick Ass』に近い。しかし、スコットはボンクラ感丸出し(劇場でみんな笑ってた)だけど、ディブみたいなオタク感が薄いのは彼がバンドマンだからかな。漫画だとジャケットの袖のX-MENのステッカーについてラモーナに説明してたけど、映画だとX(元カレの暗喩)に強迫観念があったときに破り捨てて終りだった。
ファミコン時代のゲームのパロディや音源使用など、スコットの年齢からすると+10〜+15歳くらいにヒットした素材が入りつつも、お姫様を手に入れるために王子様が7人の小人をぶちのめす(違う)というオーソドックスなストーリーライン。素材直撃世代かどうかで評価が割れそうな感じ(自分もゼルダの伝説はディスク版じゃなくてSFC世代だし、FFだってIVからだった)。
日本だとエヴァが好きそうなバンドやってる……と書いた時点でなんで俺はこれを見に行ったんだと後悔しそうになった。実際彼女連れてギターケース抱えてた男が観客にいたよ。でもね、監督のエドガー・ライトがガチオタ過ぎて溢れんばかりのオタク臭が元気づけてくれたよ。ありがとう!エドガー!今度日本来たらまんだらけに行こう!
特徴的なキャストの中で妹のステイシー訳のアナ・ケンドリックがかわいかった。
後、スーパヒーロ役の人多かったな。クリス・エヴァンス何してるの……。時系列的に『キャプテン・アメリカ』の撮影前だとは思うけど。『スーパーマン・リターンズ』でスーパーマン役だったブランドン・ラウスもいるし、『パニッシャー』でパニッシャー役だったトーマス・ジェーンもいるし。
見てて楽しい人は楽しい映画だと思います。勧めはしませんが、見たい人は観に行くといい映画かと。