∀ddict

I'm a Japanese otaku. I like Manga, Anime, Games and Comics.

PS4のコントローラー(HORI製)を買った


年1本はゲームをするものの、据え置き機でどっしり腰を据えてプレイする気もなくなってきています。そのため、PS4はもっぱらtorneと合わせて録画消化、ないしはNetflix再生機と化しています。

PS3時代はまだメディアプレイヤーを意識していたのか、純正のリモコンが出ていたのですが、探して見たもののPS4では出ていなかったので、SONYがライセンスを出しているHORIのものを買いました。ご時世だと思いますが、PS3のリモコンやTVのリモコンに比べるとかなりコンパクト。収納場所には困らないのですが、私の手に対しては小さいのでまだフィットしている感じがありません。

操作の方は当然問題なくで、PS4のメニュー、torneNetflixのアプリをサクサク操作できています。エニーキーアンサーだと間違えて押したときに起動してしまうのですが、前のリモコンもそうだった気がするのでこれは仕方ないですかね。

コントローラーとケーブルしまっておけるのでいい買い物だったと思います。

スパイダーマン邦訳私的まとめ(2018年年初版)

ふと「最近スパイダーマンの邦訳が出てない気がするな」と思って調べてみたところ、関連誌や参加しているチーム誌は出ているのですが、本編のスパイダーマンは2017年5月を最後にそろそろ1年出ていないようでした。

アメコミは底本(=翻訳の元になった原語で出版された本)からしてナンバリングではなく、短編のタイトルで単行本が出る事が多いので、順番がよく分からなくなります。まして邦訳は翻訳のさいに面白いパートを選んで出してるので歯抜けになってる事もしばしでして。

そこで今回、スパイダーマンの邦訳本の整理をしてみることにしました。今回対象としているのは00年代後半に出版されたものを対象とします。それ以前にも出版されたものはあるのですが、絶版でオークションなどで探す必要があるものなので割愛します。


分類としては

  • 本誌:
    • スパイダーマンの基幹誌であるAmazing Spider-Man誌
    • ピーター・パーカー青年が「禍福は糾える縄の如し」ということわざが似合う人生を歩む話
  • 関連誌:
    • ピーター・パーカーではないスパイダーマン
    • ないしはAmazing Spider-Man誌以外のピーター・パーカーの話
    • 比較的変り種が多い
  • 読み切り:
    • 「なんとなくスパイダーマン知ってるよね?」くらいの前提で展開される読み切りの話
  • タイアップ:
    • 映画の前日談など

としました。

本誌 (Amazing Spider-Man誌)

邦訳で実質的に続きになっているのは

  • 『ロード・トゥー・シビル・ウォー』〜『アメリカン・サン』(途中で一部抜けがあるが、最長の連続期間)
  • 『ワースト・エネミー』〜『トラブル・マインド』

で、他は短編集といったところです。

2018年6月で800号になるのですが、邦訳があるのは約1/10程度です。

最長の連続部分は「シビル・ウォー」の前日から、一旦設定がリセットとなった「ワン・モア・デイ」、リセット後の話である「ブランニューデイ」〜「アメリカン・サン」。話数が飛んでいるのですが、「ワン・モア・デイ」関連として、改変された現在から見た過去がどう変わっていたのかを描く「ワン・モーメント・イン・タイム」の部分です。

「ブランニューデイ」は独身、貧乏、まともな職につけてない、誤解されがち、ヒーロとしてもバッシングにあっている、というプロファイルです。程度の差こそあれ、割と長い間のピーター・パーカー像がこれなのだと思います。

このブログの過去記事にあるのは邦訳の谷間の時期で、ある出来事をキッカケにピーターの公私が充実している時期です。オンタイムで読んでいたことや、アーティストの絵が漫画寄りで読みやすかったのですが、時期を逸してしまいましたし、邦訳されないでしょうね。


表にするにあたり、原書の雑誌名の表記が長いので

  • Amazing Fantasy:AF
  • Amazing Spider-Man:ASM
  • Friendly Neighborhood Spider-Man:FNS
  • The Sensational Spider-Man:TSS
  • Superior Spider-Man:SSM

と表記します。

タイトル 書影 号数 解説
マーベルマスターワークス:アメイジングスパイダーマン
マーベルマスターワークス:アメイジング・スパイダーマン (MARVEL)

マーベルマスターワークス:アメイジング・スパイダーマン (MARVEL)

AF #15, ASM(vol.1) #1-15 初登場から初期のエピソード。F4や初期ヴィランの初登場回など
スパイダーマン:ステイシーの悲劇
スパイダーマン:ステイシーの悲劇 (MARVEL)

スパイダーマン:ステイシーの悲劇 (MARVEL)

ASM(vol.1) #88-92, #121-122 ピーターにとって大切な人だったジョージ、グエンのステイシー家の人に訪れる悲劇を描いた話
ロード・トゥ・シビル・ウォー
ロード・トゥ・シビル・ウォー (MARVEL)

ロード・トゥ・シビル・ウォー (MARVEL)

ASM(vol.2) #529-531 タイトルにスパイダーマン含まれていませんが『シビル・ウォー』直前にトニーの弟子をやっていて、アイアンスパイダースーツをもらったあたりの話。元々通販専売
アメイジングスパイダーマン:シビル・ウォー
アメイジング・スパイダーマン:シビル・ウォー (MARVEL)

アメイジング・スパイダーマン:シビル・ウォー (MARVEL)

ASM(vol.2) #532-538 『シビル・ウォー』で正体を明かした結果とその末路の話。元々通販専売
スパイダーマン:ワン・モア・デイ ASM(vol.2) #544, FNS #24, TSS #41, ASM(vol.2) #545 スパイダーマンが悪魔と取引して〜」という話
スパイダーマン:ブランニューデイ1
スパイダーマン:ブランニュー・デイ 1 (ShoPro Books)

スパイダーマン:ブランニュー・デイ 1 (ShoPro Books)

ASM(vol.2) #546-551 リセット第一弾
スパイダーマン:ブランニューデイ2
スパイダーマン:ブランニュー・デイ 2 (ShoPro Books)

スパイダーマン:ブランニュー・デイ 2 (ShoPro Books)

ASM(vol.2) #552-558 リセット第二弾
スパイダーマン:ブランニューデイ3
スパイダーマン:ブランニュー・デイ 3 (ShoPro Books)

スパイダーマン:ブランニュー・デイ 3 (ShoPro Books)

ASM(vol.2) #559-563 リセット第三弾
スパイダーマンニューウェイズ・トゥー・ダイ
スパイダーマン:ニューウェイズ・トゥ・ダイ

スパイダーマン:ニューウェイズ・トゥ・ダイ

ASM(vol.2) #568-573 ヴィラン軍団大復活
スパイダーマン:エレクション・デイ
スパイダーマン:エレクション・デイ (ShoPro Books)

スパイダーマン:エレクション・デイ (ShoPro Books)

ASM(vol.2) #584-588 JJJがニューヨーク市長戦に立候補する話
スパイダーマン:アメリカン・サン
スパイダーマン:アメリカン・サン (ShoPro Books)

スパイダーマン:アメリカン・サン (ShoPro Books)

ASM(vol.2) #595-599 ノーマン・オズボーンがアイアン・パトリオットとなり、息子のハリーに「アメリカン・サン」というヒーローにさせられそうになる話
スパイダーマン:ワン・モーメント・イン・タイム
スパイダーマン:ワン・モーメント・イン・タイム (マーベル)

スパイダーマン:ワン・モーメント・イン・タイム (マーベル)

ASM(vol.2) #638-641 ある事件によってなくなったはずの話
スーペリア・スパイダーマン:ワースト・エネミー
スーペリア・スパイダーマン:ワースト・エネミー (MARVEL)

スーペリア・スパイダーマン:ワースト・エネミー (MARVEL)

  • 作者: ダン・スロット,JM・デマティーズ,ジェン・ヴァン・メーター,ライアン・ステグマン,ジュゼッペ・カムンコリ,リチャード・エルソン,ウンベルト・ラモスほか,秋友克也
  • 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
  • 発売日: 2016/09/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログ (3件) を見る
ASM(vol.2) #698-700, SSM #1-5 ASM vol.2最終回と新シリーズ開始
スーペリア・スパイダーマン:トラブル・マインド
スーペリア・スパイダーマン:トラブル・マインド (MARVEL)

スーペリア・スパイダーマン:トラブル・マインド (MARVEL)

SSM #6-10 新シリーズの続き(まだ続きがあるが邦訳は出ていない)
スパイダーバース
スパイダーバース (MARVEL)

スパイダーバース (MARVEL)

ASM(vol.3) #9-15 あらゆる並行世界のスパイダーマン vs. スパイダーパワー吸収鬼の戦いの話。東映スパイダーマンレオパルドンが出る

また、本編のオムニバスとして『ベスト・オブ・スパイダーマン』に

ベスト・オブ・スパイダーマン (ShoPro Books)

ベスト・オブ・スパイダーマン (ShoPro Books)

AF #15, ASM #33, 50, 248, 271, 317, 365, スペキュタクラー・スパーダマン #189が収録されています。

関連誌

スパイダーバースシリーズ

並行世界のスパイダーマンたちが『スパイダーバース』に参加する前の前日談の『エッジ・オブ・スパイダーバース』と『スパイダーバース』本編中に別行動をしていたスパイダーマンたちが何をしていたかを描く『ワールド・オブ・スパイダーバース』の2作。

『スパイダーバース』と合わせて買うとこれだけでも話が分かります。註釈とモノローグで「えっ、そんな事起こってたんだ」という出来事がありますが。

タイトル 書影
エッジ・オブ・スパイダーバース
エッジ・オブ・スパイダーバース (MARVEL)

エッジ・オブ・スパイダーバース (MARVEL)

ワールド・オブ・スパイダーバース
ワールド・オブ・スパイダーバース (MARVEL)

ワールド・オブ・スパイダーバース (MARVEL)

  • 作者: ダン・スロット,スコッティ・ヤングほか,ウンベルト・ラモス,ジェイク・パーカーほか,秋友克也
  • 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
  • 発売日: 2016/07/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログ (2件) を見る

後述するスパイダーグェンは『エッジ・オブ・スパイダーバース』が初登場。

スパイダーグエンシリーズ

デビュー以降、スタイリッシュなアートもあって大人気のシリーズ。

「グェン・ステイシーはある日クモに噛まれてスーパーパワーを……」というどこかで聞いた事がある、並行世界の話。元の世界と同名の人物が性別が変わっていたり、役回りが変わっていたり。

今のところ冒頭から刊行が続いているので最初から読みたい人にオススメです。

タイトル 書影
スパイダー・グエン
スパイダーグウェン (ShoPro Books)

スパイダーグウェン (ShoPro Books)

スパイダーグエン:グレイター・パワー
スパイダーグウェン:グレイター・パワー (ShoPro Books)

スパイダーグウェン:グレイター・パワー (ShoPro Books)

スパイディシリーズ

高校生のピーター・パーカーの話。とだけしか実は知りません。スイマセン買ってないので。

近年刊行のタイトルなのでアニメ『アルティメット・スパイダーマン』や映画『スパイダーマン:ホームカミング』に寄せた設定のラインなんだと思います。

タイトル 書影
スパイディ:ファースト・デイ
スパイディ:ファースト・デイ (ShoPro Books)

スパイディ:ファースト・デイ (ShoPro Books)

スパイディ:アフタースクール・スペシャ
スパイディ:アフタースクール・スペシャル (ShoPro Books)

スパイディ:アフタースクール・スペシャル (ShoPro Books)

読み切り

X-MEN/スパイダーマン

X-MEN/スパイダーマン (MARVEL)

X-MEN/スパイダーマン (MARVEL)

X-MENスパイダーマンが共演した回をそれぞれの時代からピックアップしてリメイクしたもの。おまけに『(Uncanny) X-MEN』#35が付いています。



スパイダーマン:ブルー

ASM #39-49 あたりの話も出てくるピーターの青春時代の回想の話。若きピーターの悩みと言ったテイストの話。

タイアップ

スパイダーマン・ホームカミング:プレリュード

スパイダーマン ホームカミング:プレリュード (ShoPro Books)

スパイダーマン ホームカミング:プレリュード (ShoPro Books)

映画『スパイダーマン・ホームカミング』の前日談。マーベルは映画の前日談を2-4話程度のコミックを公開に合わせて出してるのですが、その『スパイダーマン・ホームカミング』版。

映画のパンフレットと合わせ技で鑑賞前/鑑賞後に読むコンテンツみたいにならないかなぁ、と思うシリーズです。

映画『ブラックパンサー』

ブラックパンサー (ShoPro Books)

ブラックパンサー (ShoPro Books)

ブラックパンサー (オリジナル・スコア)

ブラックパンサー (オリジナル・スコア)


見て来ました。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のブラック・パンサー(ティチャラ)の初登場は『キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー』

洗脳されたウィンター・ソルジャー(バッキー・バーンズ)による爆破で父・ティチャカを殺され、復讐に突き動かされていましたが、黒幕ジモの告白を聞いて赦しを選んだというキャラクターでした。その後、アイアンマン(トニー・スターク)と決別したキャプテン・アメリカ(スティーブ・ロジャース)とウィンター・ソルジャーをワカンダに受け入れました。


本作の時系列は『キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー』の後。話は亡き父・ティチャカの跡を継いで外部との関わりを断ち、自国を優先するというワカンダ王の伝統に則るブラック・パンサー(ティチャラ)と、スパイとしてワカンダの外で生きるうちにヴィブラニウムの流出という国禁に手を染め、兄・ティチャカに殺された王弟の子エリック・キルモンガーの二人の戦いが軸。2人の父の代からの因縁を従兄弟同士が戦って決着をつける事になります。

ブラック・カルチャーには全く明るくないのですがヴィジュアルや音楽がアフリカ的な中、ヴィブラニュウムを活かしたMCUの近未来的な装備の妙な同居感がこの映画の良さだと思います。

かなり出来の良い作品だと思うので、劇場公開されている間にもう一度見に行きたいです。

Netflix『ストレンジャー・シングス 未知の世界』S1


評価

  • 4/5点 (80年代に郷愁があるならもっと評価が高いと思う)

概要

ストレンジャー・シングス 未知の世界』はNetflixオリジナルのドラマシリーズでシーズン1は全8話。

1980年代のアメリカの田舎町を舞台にした少年とその保護者たちが未知の世界と遭遇するSF話。SFが好きな人で映画『スタンド・バイ・ミー』(1986年)

や映画『グーニーズ』(1985年)

グーニーズ [Blu-ray]

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映画『E.T.』(1982年)

などの80年代の面白そうな話の要素をいろいろ組み合わせて作ってあるので、あの頃雰囲気が好きな人にはオススメかと思います。

印象に残っているところ

多方面から溢れ出る80年代感。

  • 冒頭がみんなで集まってTRPGやってる
  • 超能力少女が能力使ったら鼻血が出る
  • 子供がみんな自転車に乗っていて、カリフォルニアから来た転校生だけがスケボー乗ってる
    • 田舎は『E.T.』(1985年)がそうだったように自転車だったけど、ロスが舞台の『バック・トゥー・ザ・フューチャー』(1985年)はスケボー
  • ロゴが時代を感じる。ルーカスフィルムのロゴも同じようなフォントだったと思う
  • 『シャイニング』(1980年)のパロディらしき壁ぶち破りシーン
  • エイリアン2』(1986年)のパロディっぽいシーン
  • ゴーストバスターズ』(1984年)への言及
  • 小道具系
    • 遊星からの物体X』(1982年)のポスター
    • 線が繋がった電話とトランシーバー。子機がまだ充電式ワイヤレスではないですし、携帯電話もなし
    • アニメ『ヒーマン』(1983-1984年)とヒーマンフィギュア。「I have the power.」はこの間Netflixオリジナルドキュメンタリー『僕らを作ったオモチャたち」で散々聞きました(笑)

takkun.hateblo.jp

  • X-MEN 135号(cover dateで1980年)。ジーン・グレイがダークフェニックスになる回ですね。

Uncanny X-Men (1963-2011) #135

Uncanny X-Men (1963-2011) #135

などなど。80年代に造詣深い人であればより面白いのだと思いますが、私は生憎その世代ではないのでその辺の要素はあまりわかっていない状態です。

だとしてもよくできたジュブナイル感はあるので充分楽しめると思います。現代劇、リアリティレベルの都合である程度真面目な話をしようとすると悲劇になりがちなので。ひとつ、昔話になりつつある時代の話の方が真っ当な話がやりやすいのかもしれません。

総評

80年代というのがひとつ「古き良き」時代になってきたのかもしれませんね。80年代のアメリカはほぼロナルド・レーガンが大統領だった時期で、ひとつ前の「メイク・アメリカ・グレート・アゲイン」だった時期ですし。この時代のティーンは60年後半〜70年代生まれでそろそろ半世紀生きている人も出て来ているわけですしね。

気弱なオタク気質のティーンたちがどうにかこうにかやってSFというのはそのうち童話になる題材なのかもしれませんね。

Netflix『フラーハウス』S1


評価

  • 4/5点 (一言で言い切ってしまうと懐古趣味です)

概要

NHKで1993年〜1997年にも放送されていた『フルハウス』のキャストが30年の時を経て終結したのがこのNetflixオリジナルドラマ『フラーハウス』。シーズン1は全13話。完全に世代なのでどハマりしました。

役割 フルハウス フラーハウス
配偶者を亡くした家長 ダニー DJ
家長の兄弟 ジェシー ステファニー
家長の親友 ジョー キミー
家長の長子 DJ ジャクソン
家長の長子の親友 キミー ラモーナ
家長の次子 ステファニー マックス
家長の三子 ミシェル トミー

と初期メンバーの構成(厳密にはキミーは最初はゲストなんだけど)も合わせてきてます。唯一ミシェルことオルセン姉妹は出てこないのですが、1話で「NYでファッション関係の仕事で忙しい」であったり、DJ、ステファニー、キミーの3人で悪ノリして電話しているシーンがあるなど、存在はしているようです。

更に嬉しいのは吹き替えの声優がオリジナルと同じこと。他で聞いていないわけではないのですが、坂本千夏の声を聞くと「DJだ!」ってなるんですよね。

話はドタバタ大家族のシチュエーションコメディー。過去・長年見ていた人物配置でもあるので懐かしさというか近所の子供の成長でも見ている感じがあります。

印象に残ったところ

昔と変わっていない部分(配偶者を亡くして弱気になったり、再婚がすぐに考えられないなど)もありつつ、子供たちはスマホ中毒だったりでしっかり現代っ子です。

シチュエーションが現代的になっているのですが、昔と変わらぬ印象があるというのが一番の印象でしょうか。後、続く前提とはいえ、すごく途中で終わったなという感じもありました。

総評

一言で言うと懐古趣味で、新規に『フラーハウス』から見初めて面白いのかはさっぱり分からないのですが、自分にとってはいい作品です。

Netflix『マイリトルポニー:エクエストリア・ガールズ - エバーフリーの伝説』


評価

  • 4/5点 (マイリトルポニーやっぱり好きなんだなぁ)

概要

『マイリトルポニー:エクエストリア・ガールズ』は日本でもテレビ東京系列でTVシリーズがシーズン2まで放送されていた『マイリトルポニー 〜トモダチは魔法〜』(以下MLP)

の番外編の劇場作品。4作目。3作目まではどうにかポニー界やポニー界のトワイライトスパークルが出ていたものの、今作はついに人間界のみの話。『エクエストリア・ガールズ』ブランドとして定着してきたのでしょうか。

話はキャンタロット高校のサマーキャンプ。エバーフリーキャンプ場でなぜか魔法の事件が発生。魔法が使えるようになった人間界のトワイライトスパークルも交えて7人で謎を解決していく。

印象に残っているところ

すっかり成長したサンセットシマーが今や人間界のトワイライトスパークルのお姉さんみたいなポジションに。魔法を暴発させがちなトワイライトスパークルやほのかな恋心に目覚めたトワイライトスパークルを影から見守ったり。ポニー界的にもこの二人姉妹弟子だったのでサンセットシマーがグレてなければポニー界の方でもこんなやりとりが見れたのかもですね。


意外なところでは本作のゲストキャラの声優が能登麻美子入野自由だったことにビックリです。地上波で放送してオモチャ売ったりするわけでもないのにダブルキャストを採らずに(本編でセリフあるけど、あまり話してないのが女性声優陣だと、校長:井上喜久子や副校長:本田貴子。男性声優だとお笑いコンビで山口勝平&石田彰がいる)新規に有名どころの声優さんキャスティングするんですね。すごいなぁ。

総評

4作目でポニー界出なくなったので、人間界だけの話が今後続いていくのかもしれませんが、時々魔法要素が出て来る学園モノになってしまいそうでよくある話に落ち着いてきそうではあります。実際今回もキャンプ場の怖い話が怪談ではなく魔法の仕業だったという話ではあるのですが、基本キャンプに来てキャイキャイしてる話ですし。

マイリトルポニーというよりはエクエストリア・ガールズとして、魔法使うときだけポニーっぽくなる学園モノの話として展開されていくんでしょうかね。それはそれで良いとは思いますが。

Netflix『マイリトルポニー:エクエストリア・ガールズ - フレンドシップ・ゲーム』


評価

  • 4/5点 (マイリトルポニーやっぱり好きなんだなぁ)

概要

『マイリトルポニー:エクエストリア・ガールズ』は日本でもテレビ東京系列でTVシリーズがシーズン2まで放送されていた『マイリトルポニー 〜トモダチは魔法〜』(以下MLP)

の番外編の劇場作品。シーズン3作目。人間界にいるはずのトワイライトスパークルが本格登場。ポニービルに来る前のトワイライトスパークルと同じく、一人で研究をするのが好きな畑の人間。校長はキャンタロット高校とのフレンドシップ・ゲームに勝つことを条件にトワイライトスパークルの個別学習プログラムの申請を認めると言うが。

印象に残っているところ

実質新キャラである人間界のトワイライトスパークルと人間界のメーン6が友情を育んでいく過程。今回フレンドシップ・ゲームという学校対抗戦で、メーン6はキャンタロット高校、トワイライトスパークルはクリスタル高校と敵同士。おまけにトワイライトスパークルの謎の発明は魔力を吸収して空間を引き裂いてしまう。

が、校長をはじめとしてクリスタル高校はフレンドシップ・ゲームに勝つことだけを考えていてトワイライトスパークルを大事にしないのでキャンタロット高校のみんな(彼女たちは彼女たちで少しポニー界のトワイライトスパークルを重ねてるところがあるんだけど)に優しくされるという。吊り橋効果かな。ともあれキャンタロット高校のみなの方と仲良くなっていく人間界のトワイライトスパークル

とはいえ、敵は敵。過去の対戦では圧倒的に勝ち星を重ねていたクリスタル高校は延長戦に持ち込まれてしまい、トワイライトスパークルに暴走し気味な魔力を解放する(ここミュージナルになるのにびっくりですが)ように強要し、空間を切り裂いていくラスボスと化してしまうのだった。


という過程の中で全2作で悪役として登場し、セカンド・チャンスを与えられたサンセットシマーが魔法に関する不思議な現象の調査やある種のリーダーシップを取るようになっているのが印象的です。特にポニー界のトワイライトスパークルとの連絡手段がなくなった最初のうちは弱気な言葉を吐いていましたが、最後には暴走する人間界のトワイライト・スパークルと真っ向勝負。完全に主役ポジションを勝ち取りました。

『エクエストリア・ガールズ』は擬人化『マイリトルポニー』ではあるのですが、サンセットシマーというキャラクターの成長談なのだなぁと思いました。かつて、トワイライト・スパークルが教訓をプリンセス・セレスティアに書き送ったように、サンセットシマーはプリンセス・トワイライトスパークルに送っていますし、新人である人間界のトワイライト・スパークルを導く立場にある。

『マイリトルポニー 〜トモダチは魔法〜』の原案を考えたローレン・ファウストが昔の少女アニメではなく『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』や『地上最強のエキスパートチーム G.I.ジョー』などを参考にしたという話を読んだことがありますが、そう言われるとサンセットシマーはホットロッドカラーでロディマスコンボイってことなんでしょうか。

総評

三作目になって安定感充分な感じで楽しめました。