『ゲド戦記』
映画の日ということで友人に強制連行させられて2回目を見ました。
友人の感想「世界名作劇場?」
確かに世界三大ファンタジー*1の一つです。それに、ジブリのスタッフの中にも名作劇場系に参加してた方も多かったはず*2です。教訓的な訓示を述べる部分もあるのでそんな印象があるのかなと。
前回同様ネタバレあります。
私は2回目ということで細かいところを色々見てみました。ボーイスカウト経験者としてはテナーの家の壊れた柵を作り直すときに角しばりをしていたのにニンマリ。
いや、何と言うか前にも書いたんですけど継ぐなら継ぐで次回作でフンバリきかせてほしいとしか言えません。周辺状況が周辺状況ですし継ぐ相手が継ぐ相手ですしね。アレン=宮崎吾朗、アレンの父・ゲド=宮崎駿という配役はすぐに思いつきそうですが、鈴木Pの配役は誰なんでしょう。ゲドを殺すように仕向けたクモでしょうか。もしくは魔法で鍛えられた剣(=ジブリ)をゲドから受け取れないと言うアレンの尻を叩いたテルーなんでしょうか。個人的には両方だと思います。「殺せ」とささやいておいて、尻も叩くという正負両方の役割を担って結果を残そうとするのがプロデューサーとしての彼の役割ですし。
それじゃ『ゲド戦記』というよりは『ジブリ戦記』じゃないか!と原作ファンとしてはしょげかえってしまいます。ジブリが原作を変えるのが常とはいえ、ドラマ版のように原作者から苦情が来ないといいんだけど……。
メタ物語とすると面白いんですが、鈴木Pの配役の人たちがもう少しキャラが濃くないとなぁ、と思いますよ。