2016年に劇場で見た映画
2016年は年間12本。1月1本ペース。
なお、公開日等は2016年の日本公開映画 - Wikipediaを参照しているのでリストに漏れているものがあるかも。
気に入った度合いを5段階で書くが、完全に個人的な好みの尺度。映画の出来の評価でも、他の人に勧められるかの度合いとも違うのでご注意を。
1月
ブリッジ・オブ・スパイ / お気に入り度:★★★☆☆
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2016/11/25
- メディア: Blu-ray
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トム・ハンクス主演の「実話を基にした感動的な話」シリーズだったけど、あまりハマれなかった。
劇中でもみんな言ってたけど、捕まったスパイの末路は予想が付くし、ましてや旧共産圏では希望が……。
2月
オデッセイ / お気に入り度:★★★★★
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2016/11/25
- メディア: Blu-ray
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「現代科学レベルが高いひとり鉄腕DASH」というコピーをどこぞやで見かけた記憶があるけどそんな話。「科学の勝利だ!」というセリフがよく似合う作品で好き。
話多少無理がある気がするところもあるけれど、原作者の経歴やら原作の出版経緯聞くともうどうでもよくなってくる。
3月
マネー・ショート 華麗なる大逆転 / お気に入り度:★★★☆☆
マネー・ショート 華麗なる大逆転 ブルーレイ+DVD セット [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: パラマウント
- 発売日: 2016/07/06
- メディア: Blu-ray
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クリスチャン・ベール何変化なんだ……という感じもあったものの、無難に楽しめました。彼はやっぱり「ちょっとどこかおかしい」人役のイメージが強い。
バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 / お気に入り度:★★★★☆
バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 アルティメット・エディション ブルーレイセット(初回仕様/2枚組) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
- 発売日: 2016/08/10
- メディア: Blu-ray
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は高得点だけど他は微妙。でも上記3点で星4にしちゃうくらい局所的な魅力はあったと思う。特に他作品で予算とキャラに恵まれずにしょっぱい感じを受けた後では。
4月
ズートピア / お気に入り度:★★★★☆
ズートピア MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- 発売日: 2016/08/24
- メディア: Blu-ray
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肉食獣 vs 草食獣の枠の外にネズミーマフィアがいつつ、更に作品中で描写されないくらいのマイノリティーなのが自分たちだと思うと考えるところがあります。
第二次世界大戦中から戦後のアメリカでの扱い、話題に上がってもよかったのではと思いつつ、あまり見かけなかった気がします。
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ / お気に入り度:★★★★☆
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- 発売日: 2016/09/16
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MCUにスパイダーマンが参加したけど、キャップが物語目線で結果的に正しくてトニーが割りを食ってるの微妙な感じがした。
バッキーの左手一本スタイリッシュバイク強奪や陛下の高速ダッシュやアントマンのアイアンマンのアーマー内潜り込みなど、毎回面白い映像見せてくれてるんですが、水準レベルが上がってきてて相対的によい評価付けづらい感じもあります。
6月
デッドプール / お気に入り度:★★★★☆
- 出版社/メーカー: 20th Century Fox
- 発売日: 2016
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モノホンの俺ちゃん映画がついに劇場公開。しかもR指定だ!
ライアン・レイノルズも改造手術前はよかった別次元のデッドプールとDCEUが一旦考え直されちゃったグリーン・ランタンとRIPDとめげずにヒーローコミックで主演はってくれてよかった(でもデッドプールになると顔ただれてるしマスクしてるから俳優的にはいいのか?)。
予告でケーブルの話もしてたし、今後に期待。
帰ってきたヒトラー / お気に入り度:★★★★☆
帰ってきたヒトラー コレクターズ・エディション [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ギャガ
- 発売日: 2016/12/23
- メディア: Blu-ray
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「アドルフ・ヒトラーが現代にタイムスリップしてきたら?」というSFコメディ。詳細は本編見て欲しい。
7月
アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅 / お気に入り度:★★★☆☆
アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅 MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- 発売日: 2016/11/02
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気落ちしたマッド・ハッターを立ち治らせるために過去に飛ぶ話。赤の女王小さい頃はかわいかったというか、そんな理由であんなのになったんだというのは元の話にあるもんなのでしょうか。
シン・ゴジラ / お気に入り度:★★★★☆
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2017/03/22
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界隈でのムーブメントはこの年一番の影響力があったと思われる(界隈でなければ『君の名は』でしょう)。
「趣味じゃねーか!」と叫びたくなることしばしなシーンも多々あり、アメリカの描写はアメリカの映画における日本の写し鏡的な面はあるにせよ、かなりドメスティックな映画な感はあります。
8月
X-MEN: アポカリプス / お気に入り度:★★★☆☆
X-MEN:アポカリプス 2枚組ブルーレイ&DVD(初回生産限定) [Blu-ray]
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- 発売日: 2016/12/21
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悪くはないんですが、MarvelスタジオのMCUが全盛を迎えた今となってはFOXのX-MENは個別独立しているのに一段落ちる感じの印象が拭えなくなっている感じ。
9月
スーサイド・スクワット / お気に入り度:★★★☆☆
スーサイド・スクワッド エクステンデッド・エディション ブルーレイセット(初回仕様/2枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
- 発売日: 2016/12/21
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マーゴット・ロビーのハーレイがエロかったのと、まさか実写でアレックス・ロスの
- 作者: ポール・ディニ,ダグ・アレキサンダーほか,イブル・ギチェット,ロニー・デル・カーメン,ロブ・ヘインズほか,御代しおり
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2016/08/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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の絵をやるとは思いませんでした。
サンフランシスコのコミックショップ「Isotope」に行ってきた
かなりの間更新しておらず、何をしていたかというとサンフランシスコに行っていました。仕事じゃなきゃもっとよかったのですが……。
比較的治安がよい地域だけで生活していたのですが、それでも日が落ちきってから1人で外を出歩くのはやや怖く、いざとなったらUberでタクシーを呼んで移動していました。アクティブにレストランからの持ち帰りや小銭がないか聞いてくるホームレスの人達や、日が沈んでから活動をはじめる怪しい物売りの人とも遭遇しましたが大事には至りませんでした。
オフには同僚と定番のフィッシャーマンズ・ワーフやゴールデン・ゲート・ブリッジあたりにも行ったりしました。今年はサンフランシスコ・ジャイアンツがワイルドカードまで残ったとかで本拠地のAT&Tパークもにぎわってたようです(行く機会はなかった)。
比較的慣れたころにサンフランシスコのコミックショップに行こうとして宿泊地からの行きやすさとレビュー
を読んだ結果、Isotopeにたどり着きました。
Isotope — The Comic Book Lounge
※公式サイト。ところどころリンク切れあるのであまり更新してないのかな?
店長さんについて
後で以下の記事
などをを読んで知ったのですが、店主のジェームズ氏、イメージコミックの『Invincible』(ライターは『ウォーキング・デッド』のロバート・カークマン!)に店名のIsotopeでヴィランとして登場していたり
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他にもロバート・カークマンによる『ウォーキング・デッド』でもモブゾンビとして登場しているそうです。確かに個性的な見た目でした。
お店について
※写真は店主のジェームズ氏のInstagramより(外観の写真撮ってなかった……)
お店の方は写真で見える範囲が全てで、外からはガラス張りで中が全体的に見渡せるようになっており、入口側から2/3が吹き抜けで高い天井になっているスペース。奥はロフトスペース。
入ってから最初の1/3が左側にソファーがあり、その奥がレジ。
レジ奥から1/3が左側が近刊がバックイシュー数号と一緒にタイトルごとに重ねてあるラック、中央が新刊とお店のおすすめTPとハードカバー。右側に新刊のシングルイシューとTPが置いてありました。
最後の1/3がロフト上になっていて、下側はTPとハードカバーが置いてある本棚。階段登って上は展示スペースと机、過去TPなどが置いてありました。
とにかくスペースを贅沢に使ってる。客が手に取る範囲のものではロングボックスありませんでした。ロングボックスに詰められたバックイシューのdigり目当ての人向けではないです。市内にそういう店もあるので、そういう場合はそちらに行けばよいのでしょう。入りやすくて「これ新刊」「これオススメ」という陳列なので分かりやすいと思います。
ドラマ『ビッグバン・セオリー』で「スパイダーマンを」と言われたら「アメイジング?アルティメット?スペクタキュラー?それとも2099?」と返事がくるシーンがありますが、やたらと色々あるし最初の人よく分かんないですしね。
便座アート
レジを過ぎてコミック売り場に入ると目につくのが楕円の白い物体に書かれた絵とサイン。近づいてよく見てみると便座でした。
アメリカにこういう風習があると聞いたことがなかったので調べてみたのですが、店の公式サイトに
TOILET SEAT MUSEUM
COMIC ROCKSTARS TOILET SEAT MUSEUMFounded completely by accident by Brian Wood and Rick Remender in November of 2002, the Isotope’s world-famous museum features original artwork on toilet seats by comic writers and artists from all over the world. On display every day, free of charge.
Isotope — The Comic Book Lounge » Lounge
と書いてありました。ブライアン・ウッドとリック・リメンダーの発案なのかよ……。過去分がありすぎて全部は展示されてなかったようなので「isotope toilet sheet」でGoogle Image検索するといっぱい出てきます。
勧められたもの
それほど詳しくない体で「シリーズ最初から読むとしたらこの店で売れてる中だと何がおすすめ?」と店主に聞いてみたら『サーガ』『East of West』
- 作者: ブライアン・K・ヴォーン,フィオナ・ステイプルズ,椎名ゆかり
- 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
- 発売日: 2015/05/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: Jonathan Hickman,Nick Dragotta
- 出版社/メーカー: Image Comics
- 発売日: 2013/09/24
- メディア: ペーパーバック
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が出てきました。「『サーガ』は日本語でも出てるよー。『East of West』はよく見かけるけどまだ読んだことない」という話をしつつ、『East of West』は日本でも簡単に買えそうだからパスしました。
「日本でも簡単に買える」という話からの続きで「じゃあ、サンフランシスコに住んでる作家の(ローカル)ディストリビュートの本ならどう?」ということで2冊紹介されました。他にも紹介されたのですが、現在刊行中のものが多かったので、「次にいつ来れるかわからないから……」という理由で買いませんでした。
Smoke and Guns
一つは『Smoke and Guns』
- 作者: Kirsten Baldock,Fabio Moon
- 出版社/メーカー: A I T Planet Lar
- 発売日: 2005/08/31
- メディア: ペーパーバック
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twitter.com
※ライターのTwitter
http://fabioandgabriel.blogspot.jp/
※アーティストのブログ
ノワール調で全編制服おねーさんがタバコ吸いながら銃撃って暴れまわる話(酷い説明だ!)でパラパラめくってるだけでもアート好みだったので買いました(つまりまだ読んでない)。アーティストのFabio Moonは見たことがある絵柄だと思っていたらダークホースで『ヘルボーイ』の外伝描いてました。
- メディア:
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帰国してから所用で神保町に寄ったときにアットワンダーにあったのでこちらも購入。
そしてFabio Moon、『Two Brothers』でアイズナー賞取ってるんですね。
- 作者: Gabriel Ba
- 出版社/メーカー: Dark Horse Books
- 発売日: 2015/10/27
- メディア: Kindle版
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自伝的な話のようですが、積み本が解消したら読もうかと思います。
総合して
店長のジェームスさんとも近刊の話聞けましたし、楽しかったです。ただ、英語力ないのと話題力ないのであまり話広げられなかったなぁ。
これを糧に次回以降に対応できるように英語勉強したいと思います。
邦訳アメコミ『ブラックパンサー:シビルウォー』(通販限定)
ヴィレッジブックスの定期購読のシビルウォークロスオーバーシリーズ第2期の7号目。
アート・オブ・シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(MARVEL)
- 作者: マーベルコミックス
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2016/07/30
- メディア: 大型本
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にも登場したブラックパンサーのタイイン号。『Black Panther(2005)』#19-25を収録。
当時X-MENのメンバーだったストームと新婚だったが、シビルウォーの発生もあって新婚旅行の代わりに外交交渉旅行になってしまった話。
- Dr.ドゥーム
- ブラックボルト
- ネイモア
- キャプテン・ブリテン
- キャプテン・アメリカ
- アイアンマン
- ウォーマシーン(この話ではセンチネルに乗るローディーとして登場)
あたりが出てくるが、結末としては事が成る前にブラックパンサーが「キャプテン(アメリカ)が投降した」とストームに告げて終わりなのでどうにも尻切れトンボ感が否めない(とはいえ、現実だってこんなものだろうけど)。
AVX:アベンジャーズ VS X-MEN ROUND1 (MARVEL)
- 作者: ブライアン・マイケル・ベンディス,ジェイソン・アーロン,エド・ブルベイカー,ジョナサン・ヒックマン,マット・フラクション,ジェフ・ローブ,エド・マクギネス,フランク・チョウ,ジョン・ロミータJr,御代しおり
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2015/05/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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AVX:アベンジャーズ VS X-MEN ROUND2 (MARVEL)
- 作者: ブライアン・マイケル・ベンディスジェイソン・アーロンエド・ブルベイカージョナサン・ヒックマンマット・フラクション,オリビア・コワペルアダム・キューバート,御代しおり
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2015/06/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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が先に出ており、結婚式は本誌の少し前なので離婚だけしてる人になってそう。
直前までの話は『Black Panther(2005)』#14から「Bride of the Panther」(ブラックパンサーの花嫁)編が始まり、#14最後のページでブラックパンサーからのプロポーズ。#15最後のページでストームからの返事。収録前号の#18でシビルウォーの最中、超人登録法賛成反対両派とX-MENを呼んでの挙式。結婚式のドゥームからの電報でラトベリアに招待されたのを受けて本誌#19のラトベリアリゾートとなる。
基本的にブラックパンサーが常人を超えた身体能力なのに加え、スーツの上から特殊アーマーを着こみ、アーマー相手にはブラックナイトのエボニーブレードで戦い、基本的には一番まともそうな意見で無双するという美味しい感じですが、本編読んだ上でも「そんなのあったんだ」レベルなのが「どうもなー」といったところ。
本誌の後の#26からは夫婦揃ってMr.ファンタスティックとインビジブルウーマンの代理としてファンタスティック・フォーに参加。『ファンタスティック・フォー』誌と一緒に話が進んでいくかたちになります。
漫画『アオイホノオ』15巻
- 作者: 島本和彦
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/05/12
- メディア: コミック
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いろいろな意味でマトモじゃない人たちが続々と出てくる話。うどん屋を探していたらどこも閉まっていて遠くまで行ってしまった言い訳をする漫画家夫婦の話を読んで、そういえば手塚治虫も「風呂に行ってくる」と言い残して東京から実家の宝塚に逃げたというエピソードが『ブラックジャック誕生秘話』
ブラック・ジャック創作秘話?手?治虫の仕事場から? (少年チャンピオン・コミックス・エクストラ)
- 作者: 吉本浩二,宮崎 克
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2011/07/08
- メディア: コミック
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にあったなと思い出してしまった。
連載を続けることがそれだけ熾烈なことだからこそのことだと思いたいが、大阪の大学生組を見ていると元々素養があってそれが助長されているだけな気がしなくもない。厳しい世界だ。
一方いつの間にかホノオの担当になった三上も手塚番エピソードを思い起こされるような酷い目に遭っており、同作者の『吼えよペン』か『新・吼えよペン』にあったグレる編集者が出てくるのも無理がない感じがする。こういった無理に支えられているものを消費しているのもなんだか申し訳なくはあるけれど。
確か前に『炎の言霊』
- 作者: 島本和彦
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2011/02/18
- メディア: コミック
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あたりでデビューして下宿出ることになったあたりで話が終わるとかインタビューに答えていた記憶があるので、次巻か次次巻あたりで終わりなのかな。
最初の頃は私事に近いところがあったので、知らないエピソードだったり、当時の時代だとそうだったみたいな話が割合あったけれど、受賞周辺の話になってくると、何かしらの形でエピソード聞いたことがあるものになってきている。中学の頃の社会教師が「大河ドラマは序盤のあまり記録が残っていないころの時代をドラマを組み立てるあたりでどう使うかは全編見るが、中盤〜後半はどの説を採用したかくらいしか興味がなくなってしまう」と言っていたが、割合それに近い状態になっている気がしている。
邦訳『バットマン VS. スーパーマン:ベストバウト』 - バットマン対スーパーマン戦の歴代戦歴書
バットマン VS. スーパーマン:ベストバウト (ShoPro Books)
- 作者: ジョン・バーン他,アレックス・ロス、ジム・リー他,中沢俊介,高木亮
- 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
- 発売日: 2016/03/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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映画『バットマン VS. スーパーマン:ジャスティスの誕生』の公開に合わせてコミックスでのバットマン対スーパーマンのエピソードを抜粋したのがこの『バットマン VS. スーパーマン:ベストバウト』。装丁がアメリカン・コミックスで言うところのトレードペーパーバックに近いものになっており、お値段なんと980円(税抜き)。ページも90ページ程度なので映画館にパンフレットと一緒に置いておける一品です。
作画は
- アレックス・ロス(邦訳だと『キングダム・カム』や『DCスーパーヒーローズ』など):第1章 約束
- ジョン・バーン:第2章 ゴッサム・シティの夜
- エド・ベニス:第3章 どっちが勝つ?
- ジム・リー(邦訳だと『バットマン:ハッシュ』『ジャスティス・リーグ(New52)』など):第4章 対決 / 第5章 『ジャスティス・リーグ』誕生 #2
というところ。
対決のパターンとしては、以下の3パターン。
1. バットマンとスーパーマンの間には信頼関係があり、スーパーマンが狂わされて戦いに至るパターン
まず、バットマンとスーパーマンの2人の間に信頼関係があった上でスーパーマンが自分の弱点のクリプトナイトをバットマンに渡しておいて、スーパーマンが狂ったときに対応させるというのが第1章と第4章。
Netflix版『デアデビル』シーズン2
Netflix版『デアデビル』のシーズン2が3/18(金)に配信開始されたので土日をかけて見ました。
予告にも出ていたパニッシャーとエレクトラの登場はもちろん、ザ・ハンド(「闇の手」という訳語はどうなんだ)や先だって配信された『ジェシカ・ジョーンズ』への言及やサブ登場人物が登場したりなど、この後企画されている、NYストリート系ヒーローでのチーム『ディフェンダーズ』への布石が濃厚でした。
配信直後なのでネタバレは控えますが邦訳される『デアデビルvsパニッシャー』
- 作者: デビッド・ラッファン,秋友克也
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2016/03/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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のような展開かと思いきやフランク・キャッスル=パニッシャーの話の比重は半分程度。その他の要素がこのシーズンに入れるにしては多い印象なので人によっては雑味が多いと感じるかもしれないですね(実際Rotten Tomatoesでもシーズン2の方が評価低めですし)。個人的も面白いけれど、今回はもう少し要素減らしてもいいかなと思いました。
後はマット・マードックが弁護士業にどんどん支障をきたし始めており、ウィルソン・フィスクとも本格的に対立したので、このまま制作が続けば『デアデビル:ボーン・アゲイン』
- 作者: フランク・ミラー,デビッド・マツケリー,秋友克也
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2011/02/28
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 40回
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が実写化される日も近いかもしれません。
『アベンジャーズ/X-MEN:ロード・トゥー・ユートピア』
ヴィレッジブックスの通販3月分。
※fujisanでの取り扱いは3/15からなので次号発売ページになりますが、一旦ここにリンクしておきます
時系列としては通信販売以外であれば『ダークアベンジャーズ』後、『シージ』の前。通販だと『アベンジャーズ/X-MEN:ユートピア』前後でしょうか。
カバル ー ダークアベンジャーズ支配下でのX-MENであるダークX-MENの勧誘や身の上話の集まり。登場人物はエマ・フロスト、ネイモア、ミミック、ダークビースト、クローク&ダガー、ダケン、ウェポン・オメガ、ミスティーク、オーロラ。後はローグのメイン誌だったころのX-MEN Legacyが収録。
内容の大半は『ダークアベンジャーズ』でノーマン・オズボーンがアベンジャーズメンバーを募集していた話のX-MEN版。アベンジャーズのときに輪をかけてマイナーキャラが出てくるので身の上話が多くなるのは仕方ががないものの、あんまり各キャラの過去を知らなかったのでシレッとこの時点で設定上書きされてたりで、それもアメコミらしいなと思いました。
ただ、このチーム、チーム揃って突撃コマくらいしかこの本ではチームらしいことしてないんですよね。そのへんはどうにかならなかったものか。