機動戦士ガンダム00 2nd season 2話(通算27話)
機動戦士ガンダム00 2nd season 1話(通算26話)
http://d.hatena.ne.jp/takkunKiba483/20081005/p1
があまりにおざなりだったので(とはいえ日曜の17時からできっちりその日中に感想書けというのは辛い話でして……)1, 2話併せて感想書き直し。
1, 2話総合感想
1, 2話通しての感想は前期25話を使って構築してきた『00』的なものがすっかりこれまでのガンダム的なものに置き換わってしまっていた感じで、ある意味拍子抜けしました。前期は古谷徹の声で淡々と天から状況が語られていましたが、今期は人(キャラ)を通して状況が語られている感じ。
それこそ、前期は今現在世界を握っているリボンズがヴェーダから入手した情報を元に書いた回想録じゃないかと思うくらい淡々としていたと思います。前期からでもキャラ通しての説明できないことは無かったと思いますが、前後期でカラー変えるつもりでやってたのでしょうか。今期はその意味で前期と比べてガンダム的(というか富野的*1?)な感じがします。
メカに関してもエクシアと00の機動シーンも前期と比べるとらしくないところ。
エクシアは半壊した部分を隠すのに宇宙空間でマント!ここでハーロックが出るか*2クロスボーン・ガンダムのABCマントが出るかで世代分かれそうですが、いかにもという感じですね。刹那が個人で動いていたとしたらMSの手足を簡単に入手できそうには無いですが「やりやがった」という感じです*3。
00の機動シーンは気合とか人の意思がメカに反映されているのは前期とはずいぶん違うな、と思いました。特に刹那の「0ガンダムと!エクシアと!俺で00ガンダムだ!」という件。好意的に解釈すれば臨界に間に合ったのでしょうが、1回目の機動失敗→トランザムで失敗→叫びでビームライフル直撃前に機動という流れはスーパーロボット的な展開ですね。いや、いいのですが。
後、余談的になりますが、背中のガンダムフェイスもやったな、という感じでした。前期は悪く言うと行儀が良くてこういう思いっきりのよさが無かったのかな、と思いました。
シチュエーションも2作目的な作りですね。過去のアナロジーで語るのはあまり良くないことかも知れませんが
00 | Z |
---|---|
アローズ | ティターンズ |
カタロンやソレスタルビーイング | エゥーゴ |
プラウド | グリーン・ノア |
サジ | カミーユ |
みたいな感じでしょうか。コロニー潜入から始まるのはガンダムの定番ネタなのでそれとは言えませんが。
サジは周りの人に危害を加えられながらも自分は安全だったポジションでしたが、今回はいきなり死に直面している状況。その状況から成り行き上反政府組織に参加することになってしまう。しかし『Z』とは違って自身はモビルスーツに載るわけでもなければ、戦うわけでもないわけです。この経緯はガンダム→エヴァの搭乗拒否にも通じるものがあるかもしれません。
しかしながら、この辺りのシチュエーションの類似性を作るための高重力下での労働などは自分のSFマインドが揺れませんでしたし、説明の省略のために利用されてるんじゃないかな、と思うところがありました。その分展開が速くなっているところもあるので良し悪しだと思いますが。
と、書いたところで特に個別に言うこともないかと思ったので、しばらく様子を見てみたいと思います。