∀ddict

I'm a Japanese otaku. I like Manga, Anime, Games and Comics.

クローン・ウォーズ

「先行上映につきネタバレはなしで」という枕詞を付けて適当なことをぼかして書いたまま、感想を書くタイミングを逸してしまうというのが最近のパターンですが、今回もそうなりそうです。平日にもう少し余裕があればいいんですが、風呂入って寝るだけの日も多いのでその辺ままなりません。


以下映画を見終えての第一印象です。

話について

宣伝で煽ってるほどのスケールの話ではないということ。実際問題2時間程度の尺でクローン戦争の真実などという壮大な話が収まるわけがありません。無理に収めようとするとエピソードIIのように散漫な印象を受ける作りになるでしょうから、焦点を絞った作りなのは戦略とて十分に有りだったと思います。

スターウォーズ』はある種の神話なので、非常に王道的に話が展開して意外性がそれほど無いので予定調和的な部分はありましたが、そういうものだと思います。

造詣について

造詣に関しては背景やドロイド、トルーパーは元々CGバリバリなのでそれほど違和感はありませんでした。特にトルーパーは全編通して動き続けているのでトルーパー好きとしては嬉しいところです。

人間に関しては髪の毛やジャバ・ザ・ハットのシワのブロック構造がどうしても違和感があるところ。かといってリアルに近づけようとすると不気味の谷現象が発生してかえって問題になりそうなのであのくらいでいいのかもしれません。

演出とかについて

配給が20世紀フォックスではなくワーナーブラザーズなので冒頭部がファンファーレからテーマ曲というお約束の運びではありません。その後もタイトルは出てくるものの、あのテロップはありません。映画館でもそれを残念がる声を聞きました。個人的にはそこまで思い入れが無いのですが、少し拍子抜けした部分がありました。

スターウォーズ』で悪名高い演出といえば場面転換のワイプですが、今回ははっきり気になったワイプがそう無かった気がします。これは今回、話の筋が1本にまとまっていたからということが大きかったように思います。

後、ミリタリー方面には温い人なので、指導者や一般のトルーパーのミリタリー的なやりとりが「それっぽい」話の感じが出ていてよかったと思います。

総合的には

クローン戦争のいちエピソードとして王道的な作りの話だったと思います。ただ、その後登場人物がどうなったかなどが全く分からないので間を切り出してきた感じでした。この映画成功したらこの方式でスピンアウトがまだまだできるんだろうな、という感じでした。やってくれるなら俳優の年齢の関係で若い頃が難しそうなハン・ソロ三部作なんかをやって欲しいな、と個人的には思います。

エピソード3とエピソード4の間のテレビドラマの話が聞こえてこないのですが、こちらもどうなってくるんでしょうね。