∀ddict

I'm a Japanese otaku. I like Manga, Anime, Games and Comics.

キャラクター*1とキャラ*2、リアリティー*3とリアル*4

「『のだめカンタービレ』と「キャラ」の現在 - 夏目房之介の「で?」 [ITmedia オルタナティブ・ブログ]」
http://blogs.itmedia.co.jp/natsume/2006/11/post_3b40.html

この話は『不機嫌なジーン』のときに冷笑されたことがあるのでよく分かる。実写にしてしまうと原作のキャラクターの他に役者のキャラが入ってきたり、非リアルであるマンガチック(わざとらしい、大げさな)な表現が鼻に付くので受け付けないというのは理屈として分かる。

自分としては過去のエントリでも

アニメは必ずしも〈リアル(現実の引き写し)〉を求める必要は無いけれど〈リアリティー(作中設定において相応だと思われる世界観)〉は必要なわけです。

と書いたように個人的にはドラマにしてしまった時点でフィクションなんだからリアリティーを保持してればかまわないと思います。恋愛ドラマなんかの非リアルな設定を許容するのとそれほど変わらないと思うのですが。設定に対する非リアルさは「お話だから」で片付けられても表現に対する非リアルさは「わざとらしい」として切り捨てられる傾向が一部である感じがします。この感覚の温度差はいかんともしがたい気がしますよ。

もっとも、「フィクションなんて要らんよ」なんて言われてしまうとなんとも言えなくなるのですが。同じフィクションでも媒体の差と近年のメディアミックス展開による間隙への橋渡しにこの辺りが影響してるんでしょうか。