「オタクエリート」
「オタクエリート」という本を買った(はまぞうのは画像が無いけれど表紙は民主党の鳩山幹事長。構図は「AERA」あたりにすごく似ている)
- 出版社/メーカー: ビブロス
- 発売日: 2005/12/28
- メディア: 単行本
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似たようなジャンルの本としては「日経キャラクターズ!」が挙げられる。
日経 characters ! (キャラクターズ) 01月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 日経BP出版センター
- 発売日: 2005/11/25
- メディア: 雑誌
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二つとも手元にあるのだが、個人的には
- 「オタクエリート」
- オタクそのものや、オタクに関わる現象を主に扱っている
- 「日経キャラクターズ!」
- (オタク的なものも含めた)キャラクタービジネスのトレンドや動向、どうしてそれがヒットするのかという分析を主に扱っている
といった区分だろうか(「オタクエリート」の方は1号目で、本誌とオタク検定の比率が1:1(共に50ページ程度)なのでまだ分からないところが多いというのが正直なところだが)
表紙の裏からOTAKU宣言なるものをかましていて、オタクとオタクエリートの定義が書いてある。大雑把に言ってしまえば
- 「オタク」
- オタク文化消費者
- 「オタクエリート」
- オタク文化の発展に寄与する人間
といったところだろうか。
内容は
といったところ。
面白かったのは自民党の平沢勝栄議員がケロロ軍曹について語っていたところと、B×GIRL白書。
「B×GIRL」でGoogle検索をかけてみるとB-BOYの女性版のB-GIRLが上位に来たのだが(2005/01/06現在)無論、その意味ではない。「オタクエリート」誌上では
秋葉原に集まる男性オタクを"秋葉原ボーイ"すなわち"A-BOY"と呼ぶことにならい、池袋――ブクロに集まる女性オタクを本誌では"B×GIRL"と名づけた。ちなみに、BとGIRLの間にある×印は、BL(ボーイズラブ)好きな女性オタクにはなじみ深い記号である。
(「オタクエリート」P60より)
とある。その後に×印の意味からB×GIRLにこめたニュアンスも書かれている(単純に池袋のIではいけないのだろうかとは思ったが)
自分は少し前から秋葉原に行かなくなって新宿・中野界隈に行っているクチなのだが、秋葉原、新宿・中野、池袋と住み分けができているのかと思った。考えることのネタを提供してくれそうなので次号も買うかも。
後、第一回オタク検定の問題と回答・解説があったのでやってみたけれど、地方在住の人間にはコミケ概論とか秋葉原の地勢問題は少々辛い気が……。
メディア的にはオタク=秋葉原なのだろうけれど、個人的には秋葉原より新宿・中野界隈に行っている人間なのでしっくり来ない。加えて「モノ」という観点からすれば、よほどのものでない限りネットオークションやネット通販で手に入らないものは無い。居心地もさほど良くなくなってきているので今後はどうなっていくことか。