∀ddict

I'm a Japanese otaku. I like Manga, Anime, Games and Comics.

「iPhone 6s が突然シャットダウンする問題に対するプログラム」の適応を受けてきた

はじめに

昨年話題になった「一定製造期間の iPhone 6s が充電残量が20〜30%あるのにシャットダウンしてしまう問題」の対象者だったので、プログラムの適応を受けてきました。

結果

やったこと

持っている iPhone が対象か確認

公式のページ(iPhone 6s が突然シャットダウンする問題に対するプログラム - Apple サポート)に iPhone のシリアルを入力すると対象かどうか表示されるので iPhone が対象か確認。

対応店舗への予約

Apple Store が比較的近くにあったので、Apple StoreGenius Bar で予約。

Apple Store 以外にも修理受付店そこそこあるんですね。知らなかった。

店に行く前の準備
  • iPhone のバックアップ
  • iPhone を探す」の解除

サイトには「すべてのコンテンツと設定を消去」も実施するよう書いてありますが、私はしなくて問題なかったです。

店での応対

Genius Bar での対応ですが、他の店舗でもそう変わることはないと思います。

  • 受付
  • 修理に預ける前に iPhone のケースを外す。液晶とボタンに保護シートを付けていたがそれはそのまま
  • iPhone に修理時に問題になりそうな故障箇所がないかチェックされる
  • 修理に関する免責事項の説明と承認
  • ロック解除のパスコードを伝える。気になったのでそのときにパスコードを一時的なものに変更しました
  • 修理に預ける
修理に預けてる間自由行動

1時間はかかると言われ、戻って15分くらい待ったので1時間半くらいはみたほうがよいかも。

時計をしてなかったので、どれだけ時間が経ったか分からなかった。時計なりなんなりで時間が分かるようにしておいたほうがよい。

受け取り

免責事項でデータに関する事項や、保護シートを剥がすかもと言われていたが、両方とくに問題なし。

が、バッテリーの充電残量が27%。

気にかかったので店の人に聞いてみた。なんでも、国際的な規定でリチュウムイオンバッテリーを空輸するさいに充電残量を30%以下にしないといけないらしい。そのため、交換バッテリーの充電残量が30%弱になっているとのこと。

交換後に充電できるようモバイルバッテリーを持って行ったほうがよいでしょうね。

その後

交換して1日なので、まだ充電できない状態で充電残量30%を切ったケースはないのですが、バッテリーの持ちはよくなった気がします。

1年弱で多少バッテリーがヘタってきていた気もしたので交換できてある意味ではよかったと思います。

『Smoke and Guns』(原書) - シガレットガールの仁義なき戦い

Smoke And Guns

Smoke And Guns


去年(2016年)サンフランシスコに行ったときに立ち寄ったコミックショップIsotopeの店主に

「この店でのオススメはなんですか?」

と聞いてみたら出てきたうちの一冊。なんでもサンフランシスコの出版社が販売しているものなので、他では手に入りにくいらしい。


買ってAmazonを見て見たら10年以上前の本。ペンシラーのファビオ・ムーンの名前を聞いたことがあるなと思えば同年にアイズナー賞を受賞。受賞作は『Two Brothers』。

Two Brothers

Two Brothers

双子の兄弟のガブリエル・ヴィエ(発音はこんな感じ)との自伝的内容のよう。


帰国して神保町のアットワンダーに行ってみればファビオ・ムーンがペンシラーを務めた『B.P.R.D.: 1947』

B.P.R.D.: 1947 #1 (B.P.R.D. Vol. 1)

B.P.R.D.: 1947 #1 (B.P.R.D. Vol. 1)

の全巻セットが置いてあるし、これも運命だなと思って買った。


一方、ライターのクリステン・ブラドックはComic Vineのエントリにもこの本以外の登録がない。作者近影のコメント読むと出版当時(2005年)はオークランド図書館とIsotopeで働いていたよう。だから「この店で」オススメだったのか。

職歴にシガレットガールやってたことと、嗜好品にシングルモルトウィスキーが書かれているので、コミックの世界観はライターの趣味全開といったところ。


さて、本編の方はというと、シガレットガールの『仁義なき戦い』とでも言いましょうか。タイトルの通りタバコと銃の煙が紙面に立ち込めるお話。

シガレットガールというのはお色気満点な格好をしたタバコ売りのお姉さんのことだ。現代となってはイベント会場やナイトクラブ、カジノなんかのショーガールとしてしか生き残ってない。もっとも、行ったことないから伝聞だが。

アメリカでは1920〜1950年代くらいまで都市部の街頭にいたらしい。なぜ1950年代までかというと「自動販売機が普及したから」というみもふたもない理由と風紀上の理由がある。いまいち想像がつかない人は「Cigarette girl」で画像検索してもらうか、台湾のビンロウ(噛みタバコみたいなもの)売りのお姉さんを思い浮かべてもらうとよいと思う。なお、こちらも21世紀になってから風紀上の理由で規制がかかっているとのこと。

そして画面はブラック&ホワイト(要するに白黒。トーンがないので中間色はない)。そこにゆらぐ白い煙。白黒映画でもレフ板替わりにたかれた煙。光源を意識するコマがそう多くないのでレフ板と同じ用途で使われてはいないものの、雰囲気としては白黒映画のものだと思う。


話は表紙のお姉さんーースカーレットが越境して商売して撃たれ、縄張り争いが激化、仲間の犠牲を乗り越え、相手の拠点を潰して一服というごく単純なもの。名前あり登場人物も主人公のスカーレット、相棒のアニー、二人の元締めのビック・ピーチくらい。男はバーの客とタバコ買いにくる人、要するにモブだ。あとはひたすら趣向の違うコスチュームのシガレットガールが銃で撃ち合う。大体そんな感じ。

チャイナタウンで春麗みたいなお姉さんに絡まれるのと、バーでウルヴァリンみたいなおじさんに絡まれるのはちょっとパロディ要素なのかなと思ったけれど、特に意図は読み取れなかった。

ファビオ・ムーンの描くお姉さんの絵と黒地のコマの白の使い方など、総じて魅力はモチーフや絵の方にあるか、といったところ。インターネットで公開されたものややローカルディストリビュートのコミックブックが出版社で出すようになることがあった時期になりつつあった頃だと思うけれど、今でも出版されてないところを見ると、そこまで評判はよくはなかったんだろうな。

あばよ2016年、よろしく2017年

喪中なので祝えないのですが、年は明けました。

昨年度はほんのちょっとやる気を出して1月『Spider-Gwen』(2015)のエントリを書いていたのですが、その後失速して1ヶ月に1記事も書いていませんでした。

言い訳を書くと身内に不幸があってその整理があったのと、中期の海外出張があってあまり落ち着いていられなかったというのがあります。


今年は月1くらいではまとめ記事を書けるといいかなぁ、と思います。

2016年に劇場で見た映画

2016年は年間12本。1月1本ペース。

なお、公開日等は2016年の日本公開映画 - Wikipediaを参照しているのでリストに漏れているものがあるかも。

気に入った度合いを5段階で書くが、完全に個人的な好みの尺度。映画の出来の評価でも、他の人に勧められるかの度合いとも違うのでご注意を。

1月

ブリッジ・オブ・スパイ / お気に入り度:★★★☆☆

トム・ハンクス主演の「実話を基にした感動的な話」シリーズだったけど、あまりハマれなかった。

劇中でもみんな言ってたけど、捕まったスパイの末路は予想が付くし、ましてや旧共産圏では希望が……。

2月

オデッセイ / お気に入り度:★★★★★

「現代科学レベルが高いひとり鉄腕DASH」というコピーをどこぞやで見かけた記憶があるけどそんな話。「科学の勝利だ!」というセリフがよく似合う作品で好き。

話多少無理がある気がするところもあるけれど、原作者の経歴やら原作の出版経緯聞くともうどうでもよくなってくる。

3月

マネー・ショート 華麗なる大逆転 / お気に入り度:★★★☆☆

クリスチャン・ベール何変化なんだ……という感じもあったものの、無難に楽しめました。彼はやっぱり「ちょっとどこかおかしい」人役のイメージが強い。

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 / お気に入り度:★★★★☆

は高得点だけど他は微妙。でも上記3点で星4にしちゃうくらい局所的な魅力はあったと思う。特に他作品で予算とキャラに恵まれずにしょっぱい感じを受けた後では。

4月

ズートピア / お気に入り度:★★★★☆

肉食獣 vs 草食獣の枠の外にネズミーマフィアがいつつ、更に作品中で描写されないくらいのマイノリティーなのが自分たちだと思うと考えるところがあります。

第二次世界大戦中から戦後のアメリカでの扱い、話題に上がってもよかったのではと思いつつ、あまり見かけなかった気がします。

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ / お気に入り度:★★★★☆

MCUスパイダーマンが参加したけど、キャップが物語目線で結果的に正しくてトニーが割りを食ってるの微妙な感じがした。

バッキーの左手一本スタイリッシュバイク強奪や陛下の高速ダッシュやアントマンのアイアンマンのアーマー内潜り込みなど、毎回面白い映像見せてくれてるんですが、水準レベルが上がってきてて相対的によい評価付けづらい感じもあります。

6月

デッドプール / お気に入り度:★★★★☆

DEADPOOL

DEADPOOL

モノホンの俺ちゃん映画がついに劇場公開。しかもR指定だ!

ライアン・レイノルズも改造手術前はよかった別次元のデッドプールとDCEUが一旦考え直されちゃったグリーン・ランタンとRIPDとめげずにヒーローコミックで主演はってくれてよかった(でもデッドプールになると顔ただれてるしマスクしてるから俳優的にはいいのか?)。

予告でケーブルの話もしてたし、今後に期待。

帰ってきたヒトラー / お気に入り度:★★★★☆

アドルフ・ヒトラーが現代にタイムスリップしてきたら?」というSFコメディ。詳細は本編見て欲しい。

7月

アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅 / お気に入り度:★★★☆☆

気落ちしたマッド・ハッターを立ち治らせるために過去に飛ぶ話。赤の女王小さい頃はかわいかったというか、そんな理由であんなのになったんだというのは元の話にあるもんなのでしょうか。

シン・ゴジラ / お気に入り度:★★★★☆

界隈でのムーブメントはこの年一番の影響力があったと思われる(界隈でなければ『君の名は』でしょう)。

「趣味じゃねーか!」と叫びたくなることしばしなシーンも多々あり、アメリカの描写はアメリカの映画における日本の写し鏡的な面はあるにせよ、かなりドメスティックな映画な感はあります。

8月

X-MEN: アポカリプス / お気に入り度:★★★☆☆

悪くはないんですが、MarvelスタジオのMCUが全盛を迎えた今となってはFOXのX-MENは個別独立しているのに一段落ちる感じの印象が拭えなくなっている感じ。

2000年代前半にアメコミ映画を広げていったのは間違いなくX-MENスパイダーマンだと思うのですが。

9月

スーサイド・スクワット / お気に入り度:★★★☆☆

マーゴット・ロビーのハーレイがエロかったのと、まさか実写でアレックス・ロス

バットマン:ハーレイ・クイン

バットマン:ハーレイ・クイン

の絵をやるとは思いませんでした。

サンフランシスコのコミックショップ「Isotope」に行ってきた

かなりの間更新しておらず、何をしていたかというとサンフランシスコに行っていました。仕事じゃなきゃもっとよかったのですが……。

比較的治安がよい地域だけで生活していたのですが、それでも日が落ちきってから1人で外を出歩くのはやや怖く、いざとなったらUberでタクシーを呼んで移動していました。アクティブにレストランからの持ち帰りや小銭がないか聞いてくるホームレスの人達や、日が沈んでから活動をはじめる怪しい物売りの人とも遭遇しましたが大事には至りませんでした。

オフには同僚と定番のフィッシャーマンズ・ワーフやゴールデン・ゲート・ブリッジあたりにも行ったりしました。今年はサンフランシスコ・ジャイアンツワイルドカードまで残ったとかで本拠地のAT&Tパークもにぎわってたようです(行く機会はなかった)。

比較的慣れたころにサンフランシスコのコミックショップに行こうとして宿泊地からの行きやすさとレビュー

を読んだ結果、Isotopeにたどり着きました。

Isotope — The Comic Book Lounge
※公式サイト。ところどころリンク切れあるのであまり更新してないのかな?


店長さんについて

後で以下の記事


などをを読んで知ったのですが、店主のジェームズ氏、イメージコミックの『Invincible』(ライターは『ウォーキング・デッド』のロバート・カークマン!)に店名のIsotopeでヴィランとして登場していたり

※上記は『Invincible』のヴィランIsotopeの初登場号

他にもロバート・カークマンによる『ウォーキング・デッド』でもモブゾンビとして登場しているそうです。確かに個性的な見た目でした。


お店について


※写真は店主のジェームズ氏のInstagramより(外観の写真撮ってなかった……)

お店の方は写真で見える範囲が全てで、外からはガラス張りで中が全体的に見渡せるようになっており、入口側から2/3が吹き抜けで高い天井になっているスペース。奥はロフトスペース。

入ってから最初の1/3が左側にソファーがあり、その奥がレジ。

レジ奥から1/3が左側が近刊がバックイシュー数号と一緒にタイトルごとに重ねてあるラック、中央が新刊とお店のおすすめTPとハードカバー。右側に新刊のシングルイシューとTPが置いてありました。

最後の1/3がロフト上になっていて、下側はTPとハードカバーが置いてある本棚。階段登って上は展示スペースと机、過去TPなどが置いてありました。

とにかくスペースを贅沢に使ってる。客が手に取る範囲のものではロングボックスありませんでした。ロングボックスに詰められたバックイシューのdigり目当ての人向けではないです。市内にそういう店もあるので、そういう場合はそちらに行けばよいのでしょう。入りやすくて「これ新刊」「これオススメ」という陳列なので分かりやすいと思います。

ドラマ『ビッグバン・セオリー』で「スパイダーマンを」と言われたら「アメイジング?アルティメット?スペクタキュラー?それとも2099?」と返事がくるシーンがありますが、やたらと色々あるし最初の人よく分かんないですしね。


便座アート

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レジを過ぎてコミック売り場に入ると目につくのが楕円の白い物体に書かれた絵とサイン。近づいてよく見てみると便座でした。

アメリカにこういう風習があると聞いたことがなかったので調べてみたのですが、店の公式サイトに

TOILET SEAT MUSEUM
COMIC ROCKSTARS TOILET SEAT MUSEUM

Founded completely by accident by Brian Wood and Rick Remender in November of 2002, the Isotope’s world-famous museum features original artwork on toilet seats by comic writers and artists from all over the world. On display every day, free of charge.

Isotope — The Comic Book Lounge » Lounge

と書いてありました。ブライアン・ウッドとリック・リメンダーの発案なのかよ……。過去分がありすぎて全部は展示されてなかったようなので「isotope toilet sheet」でGoogle Image検索するといっぱい出てきます。


勧められたもの

それほど詳しくない体で「シリーズ最初から読むとしたらこの店で売れてる中だと何がおすすめ?」と店主に聞いてみたら『サーガ』『East of West』

サーガ1 (ShoPro Books)

サーガ1 (ShoPro Books)

East of West 1

East of West 1

が出てきました。「『サーガ』は日本語でも出てるよー。『East of West』はよく見かけるけどまだ読んだことない」という話をしつつ、『East of West』は日本でも簡単に買えそうだからパスしました。

「日本でも簡単に買える」という話からの続きで「じゃあ、サンフランシスコに住んでる作家の(ローカル)ディストリビュートの本ならどう?」ということで2冊紹介されました。他にも紹介されたのですが、現在刊行中のものが多かったので、「次にいつ来れるかわからないから……」という理由で買いませんでした。

Smoke and Guns

一つは『Smoke and Guns』

Smoke And Guns

Smoke And Guns

twitter.com
※ライターのTwitter
http://fabioandgabriel.blogspot.jp/
※アーティストのブログ

ノワール調で全編制服おねーさんがタバコ吸いながら銃撃って暴れまわる話(酷い説明だ!)でパラパラめくってるだけでもアート好みだったので買いました(つまりまだ読んでない)。アーティストのFabio Moonは見たことがある絵柄だと思っていたらダークホースで『ヘルボーイ』の外伝描いてました。


帰国してから所用で神保町に寄ったときにアットワンダーにあったのでこちらも購入。

そしてFabio Moon、『Two Brothers』でアイズナー賞取ってるんですね。

Two Brothers

Two Brothers

自伝的な話のようですが、積み本が解消したら読もうかと思います。

MUNCHES



※作者サイト

全ページ地の色がピンクという、もうこの時点でサイケデリックな雰囲気があるのですが実際そんな雰囲気です(こっちもまだ読めていない)。よくカートゥーンにある感じの絵柄(実際Tumblrのファンアートで『スティーブン・ユニバース』のガーネットの絵があって「そういう感じだ」という印象ですが)です。


総合して

店長のジェームスさんとも近刊の話聞けましたし、楽しかったです。ただ、英語力ないのと話題力ないのであまり話広げられなかったなぁ。

これを糧に次回以降に対応できるように英語勉強したいと思います。

邦訳アメコミ『ブラックパンサー:シビルウォー』(通販限定)

ヴィレッジブックスの定期購読のシビルウォークロスオーバーシリーズ第2期の7号目。

www.fujisan.co.jp

映画『キャプテンアメリカシビルウォー

アート・オブ・シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(MARVEL)

アート・オブ・シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(MARVEL)

にも登場したブラックパンサーのタイイン号。『Black Panther(2005)』#19-25を収録。


当時X-MENのメンバーだったストームと新婚だったが、シビルウォーの発生もあって新婚旅行の代わりに外交交渉旅行になってしまった話。

  • Dr.ドゥーム
  • ブラックボルト
  • ネイモア
  • キャプテン・ブリテン
  • キャプテン・アメリカ
  • アイアンマン
  • ウォーマシーン(この話ではセンチネルに乗るローディーとして登場)

あたりが出てくるが、結末としては事が成る前にブラックパンサーが「キャプテン(アメリカ)が投降した」とストームに告げて終わりなのでどうにも尻切れトンボ感が否めない(とはいえ、現実だってこんなものだろうけど)。

邦訳だと店舗販売では『アベンジャーズvs. X-MEN

AVX:アベンジャーズ VS X-MEN ROUND1 (MARVEL)

AVX:アベンジャーズ VS X-MEN ROUND1 (MARVEL)

AVX:アベンジャーズ VS X-MEN ROUND2 (MARVEL)

AVX:アベンジャーズ VS X-MEN ROUND2 (MARVEL)


が先に出ており、結婚式は本誌の少し前なので離婚だけしてる人になってそう。


直前までの話は『Black Panther(2005)』#14から「Bride of the Panther」(ブラックパンサーの花嫁)編が始まり、#14最後のページでブラックパンサーからのプロポーズ。#15最後のページでストームからの返事。収録前号の#18でシビルウォーの最中、超人登録法賛成反対両派とX-MENを呼んでの挙式。結婚式のドゥームからの電報でラトベリアに招待されたのを受けて本誌#19のラトベリアリゾートとなる。

基本的にブラックパンサーが常人を超えた身体能力なのに加え、スーツの上から特殊アーマーを着こみ、アーマー相手にはブラックナイトのエボニーブレードで戦い、基本的には一番まともそうな意見で無双するという美味しい感じですが、本編読んだ上でも「そんなのあったんだ」レベルなのが「どうもなー」といったところ。

本誌の後の#26からは夫婦揃ってMr.ファンタスティックとインビジブルウーマンの代理としてファンタスティック・フォーに参加。『ファンタスティック・フォー』誌と一緒に話が進んでいくかたちになります。

漫画『アオイホノオ』15巻


いろいろな意味でマトモじゃない人たちが続々と出てくる話。うどん屋を探していたらどこも閉まっていて遠くまで行ってしまった言い訳をする漫画家夫婦の話を読んで、そういえば手塚治虫も「風呂に行ってくる」と言い残して東京から実家の宝塚に逃げたというエピソードが『ブラックジャック誕生秘話』

にあったなと思い出してしまった。

連載を続けることがそれだけ熾烈なことだからこそのことだと思いたいが、大阪の大学生組を見ていると元々素養があってそれが助長されているだけな気がしなくもない。厳しい世界だ。


一方いつの間にかホノオの担当になった三上も手塚番エピソードを思い起こされるような酷い目に遭っており、同作者の『吼えよペン』か『新・吼えよペン』にあったグレる編集者が出てくるのも無理がない感じがする。こういった無理に支えられているものを消費しているのもなんだか申し訳なくはあるけれど。


確か前に『炎の言霊』

炎の言霊 島本和彦名言集

炎の言霊 島本和彦名言集

あたりでデビューして下宿出ることになったあたりで話が終わるとかインタビューに答えていた記憶があるので、次巻か次次巻あたりで終わりなのかな。

最初の頃は私事に近いところがあったので、知らないエピソードだったり、当時の時代だとそうだったみたいな話が割合あったけれど、受賞周辺の話になってくると、何かしらの形でエピソード聞いたことがあるものになってきている。中学の頃の社会教師が「大河ドラマは序盤のあまり記録が残っていないころの時代をドラマを組み立てるあたりでどう使うかは全編見るが、中盤〜後半はどの説を採用したかくらいしか興味がなくなってしまう」と言っていたが、割合それに近い状態になっている気がしている。