『轟轟戦隊ボウケンジャー』
俺たちの冒険はこれからだ!エンド。ガジャも「何度でも甦るさ!それが人の望みならば!」エンド。脚本はこれで3回続けてメインの會川昇。『天保異聞 妖奇士』のシリーズ構成もやってるせいかその前に脚本書いたのが33話で(最終回は49話)13話書いてなかったりしてますが。
その間に大和屋暁、小林靖子、荒川稔久、武上純希というメンバーでそれぞれの趣向が出ていた脚本回になっていて、話が各キャラクター編になっていたのでそれぞれのカラーが出ていて面白くなっていたと思う。
メインライターが會川昇だったせいか、視聴者が忘れてたはずの設定までかなり消化していった部分はすさまじいところだった。ボウケンブラックがボウケンレッドを超えたいという話も自分は忘れてました。最後レッドが宇宙に行くという形でブラックがチーフになっていたり、1話限りだと思っていた牧野さんの変装術が最終回にも生かされたり、ズバーンとレッドの絆の固さだったり……。
戦隊と言ってもリーダーのボウケンレッドが元トレジャーハンターということもあってか、外道なことをしていたり(あくまで目的はプレシャスの回収)お約束に大反逆していたり(レッドが普段信頼されているパシリにされていたり、名乗りの爆発で衣装に火がついたり)と色々面白いことをやっていた。
それでいてプレシャスの元の話を生かした構成をしていたり、芥神のように一つテーマを入れて作っていたりとかなり頑張っていたと思う。感想書いてない時期もありましたが、面白かったです。