∀ddict

I'm a Japanese otaku. I like Manga, Anime, Games and Comics.

Yahoo! Pipes

米Yahoo!は7日、RSSフィードによって得られるデータを組み合わせ、操作することによって新しいフィードを生み出すことができるマッシュアップホスティングサービス「Yahoo! Pipes」の初期ベータ版を公開した。 (中略) Yahoo! Pipesはその名前からわかるように、Unix環境で使われている「パイプ」に敬意を払い、名前を借用している。パイプでさまざまなUnixコマンドやユーティリティをつなぎ合わせて新たな操作を行なうことができるのと同じように、Yahoo! PipesではRSSフィードを組み合わせ、操作を加えることによって新たなフィードを生み出すことができる。 Yahoo! Pipesはこれを視覚的なプログラミング環境のもとで極めて簡単に作れるようにし、作られたフィードを配信するためのホスティングサービスも提供する。また、他の人が作成したYahoo! PipesはもちろんRSSフィードであるため、それを入力データとして使用することにより新たなYahoo! Pipesを作り出すことも可能だ。

GUIで設定ファイルが作れるPlagger(RSSなどの機能周り限定版)といったところでしょうか。「ネット上のパイプ」という発想はまさにUNIXのそれですし。どこかで見たと思ったらAjaxianに8日付けで載っていたやつだった。

「Ajaxian » Yahoo! Pipes: Ajax Mashup Builder」
http://ajaxian.com/archives/yahoo-pipes-ajax-mashup-builder

ここにスクリーンショットが1枚あったけれど、どんなものか良く分からなかったので使ってみることに。

「Pipes: Rewire the web」
http://pipes.yahoo.com/

Yahoo! Japan IDを持っていたのでこれで大丈夫かと思っていたのですが、使えなかったので新規にIDを習得することに。その際に郵便番号で1度つまり(国を指定する必要があった)メールアドレスをyahoo.co.jpのアドレスで取ろうとしたらダメだと言われた。ようやくIDを収得して使ってみたのでレポート。


ログインするとこんな画面

新規にアカウントを作ったので当然まだパイプは作られて無い状態。「create one」をクリックしてパイプを作ることに。するとこんな画面になる。

「新しくパイプを作るならこんなのがサンプルとして用意してあるよ」というウィンドウが表示される。Yahoo! UIで作られてるっぽいウィンドウ。「OK」をクリックするとウィンドウが消える。これでパイプを作り始められる状態に。

これからうちのブログのRSSを出力するという無駄な(笑)ことをしてみます。まずはソース(情報源)を決めてみます。左のツールバーの「Source」からソースを選択。選択できるのは

今回はここのRSSを出力するのが目的なので「Fetch」を選択する。するとこんな画面に

吹き出しが出てきてその中に解説が書いてあります。一番下には用例のリンクも。また、ドラッグ領域に「Fetch」と「Pipe Output」と書かれたドラッカブルなオブジェクトが出てきます。

「Fetch」で指定できるURLは増やせるのですが、とりあえす「Fetch」のテキストエリアにRSSのURLを入れてやって「Fetch」と「Pipe Output」をドラッグでつないでみました。

これで目的のパイプはできたので右上の「Save」ボタンを押すと、左上のタブの色が変わって入力可能なテキストエリアに。これがパイプ名になる様子。「test」という名前を付けてみます。

タブの右にある「Save」をクリック。

これでtestという名前のパイプができました。右上の「Back to My Pipes」をクリックしてパイプ作成画面を抜けます。するとこんな画面

testを選択してみます。

画面のRun this Pipeをクリック

ちゃんとRSSが出力されています、が、残念なことに文字化けが起こっています。文字コードを指定していないのが原因なのでしょうか。タイトルで日本語は通ってるみたいですし。この画面の下部を見ると

画面のようになっており、このパイプがRSSかJSON形式で吐き出せるようです。RSSの場合はURLをコピーしてRSSリーダーに入れればいいかと。


これでYahoo! Pipeの一連の作業はおしまいです。思った以上に簡単でした。複数サイトからエントリを取ってくるときに日付順などでソートしたり、重複エントリを一つにまとめるといった処理もできるようです。複数のニュースサイトから特定キーワードを含むエントリを取ってきて、それを日付順にソートして重複エントリを一つにまとめてRSSで配信といったこともできそう。

設定のYAMLGUIで生成できればPlaggerの敷居ももっと下がるだろうなと思っていたのでこの流れは面白いですね。Plagger(正確には「の一部」)までもWebサービスになるとは思ってもみませんでした。まだ色々分からないことが多いので調べてそのうちまた書くかもしれません。