邦訳アメリカン・スーパーヒーロー・コミックスアドベントカレンダー2013 6日目 - 3月その1
ジャスティス・リーグ:誕生
ジャスティス・リーグ:誕生(THE NEW 52!) (ShoPro Books THE NEW52!)
- 作者: ジェフ・ジョーンズ,ジム・リー,高木亮
- 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
- 発売日: 2012/12/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- ストーリー :☆☆☆
- アート :☆☆☆☆
- 原書での読みやすさ:☆☆☆☆☆
『Justice League』#1-6を収録。ライターはジェフ・ジョーンズ。ペンシラーはジム・リー。2011年のDCコミックスの設定改変を受けてのフラグシップ誌。
ジェフ・ジョーンズはそれ以前はグリーンランタンやフラッシュ誌を手がけており、翻訳されたものでは『グリーンランタン:リバース』『グリーンランタン:シークレット・オリジン』『フラッシュポイント』などがあります。ジェフ・ジョーンズは熱血王道ヒーローを書かせるといいですね。未邦訳だと『Green Lantern Sinestro Corps War』『Blackest Night』『The Flash: Rebirth』などでしょうか。
ジム・リーは邦訳されたものだと90年代に発売されていたX-Menや、『スーパーマン:フォー・トゥモロー』『バットマン:HUSH』『オールスターバットマン&ロビン』などなど。ペンシラーとして一時代を築き、イメージコミックス、ワイルドストーム・スタジオの代表、そして現在はDCコミックスの共同出版者としても活躍しています。
話はイカれたコスプレ野郎共と思われていたヒーローたちが地球の危機を救って皆から認められ、スーパーヒーローチーム、ジャスティス・リーグを結成するのと、個人誌がないサイボーグことヴィクター・ストーンのヒーローとしての生誕談。人数が多いので出ずっぱりのキャラクター以外は性格を掴みづらいところもありますが、これが新生DCユニバースのはじまりの書です(時系列的には『アクションコミックス』や現在進行中の『Zero Year』がまだ前ですが)。
余談ですが、ジェフ・ジョーンズが書く英語が簡単で、ジム・リーの絵も割りとスッキリしているので、原書でも読みやすいシリーズだと思います。