2015年アメコミアドベントカレンダー 6日目 - 2015年3月 DC編

3月のDCはこの2冊

ザ・フラッシュ

フラッシュ:新たなる挑戦(THE NEW 52! ) (DC)

バットマン：ゼロイヤー 陰謀の街

バットマン:ゼロイヤー 陰謀の街(THE NEW 52!) (DCコミックス)

『ザ・フラッシュ』はNEW52版が登場。TVドラマ版が日本でもhuluで配信されるなど、新しく注目が集まっているヒーロー。あだ名は「地上最速の男」。特殊能力は高速移動。スーパーマンら純粋なパワーでスピードを出しているのではなく、スピードフォースという謎の力にアクセスしている原理。そのおかげで時空間移動もでき、2015年4月にようやく発売された『クライシス・オン・インフィニット・アース』

クライシス・オン・インフィニット・アース (DC COMICS)

の元になった平行世界の存在を公式にしたのもこの人。そして『フラッシュポイント』

フラッシュポイント (DC COMICS)

でNEW52世界を作るきっかけになったのもこの人。

NEW52版は二代目フラッシュことバリー・アレン。基本設定は残りつつも、若返って周囲の人間関係も再構築中。NEW52版『ジャスティス・リーグ』

ジャスティス・リーグ:誕生(THE NEW 52!) (ShoPro Books THE NEW52!)

では腐れ縁とも言える二代目グリーンランタンことハル・ジョーダンと既に仲良しですが、この時はどんなものでしょうか。

マナプルのアートやコマ割りは面白いのですが、話は無難といったところでしょうか。

『バットマン：ゼロイヤー 陰謀の街』はNEW52版『バットマン：イヤーワン』といった趣の作品。クリエイターチームはNEW52版バットマン誌を継続して担当しているスコット・シュナイダーとグレック・カプロ。返って来た放蕩息子ブルース・ウェインを待ち受けているのはゴッサムを荒らすレッドフード・ギャング。ブルースに近づく叔父とエドワード・ニグマ。

レッドフードというとジョーカーがピエロの顔になる前に化学工場に入ったときのキャラクターですし、二代目ロビンことジェイソン・トッドのアイコンでもあります(NEW52版の彼の個人誌は『レッドフード＆アウトローズ』)。他にもバットマンのグローブが最初期にしていた紫だったりと、かなり調べられて書かれている感じです。