「性愛」格差論

「性愛」格差論―萌えとモテの間で (中公新書ラクレ)

言い切ると「『オタク』・『負け犬』・『ヤンキー』・『腐女子』のそれぞれの文化圏/行動様式から来るセクシャリティーについて斎藤環と酒井順子が対談した本」

斎藤環が本田透と彼を巡る現象を心配していたのが一番印象に残っている*1というダメダメな読解状況なので、きちんとした話はまた今度書きます。

ざっと読んだ印象だけを言うと対談集なので一般的な男性/女性論という部分が前面に出ていて、『オタク』や『負け犬』に精通（笑）している人にはやや不満が残るかもしれないけれど、新書としては十分なのではないでしょうか。『電波男』と『負け犬の遠吠え』の関係についても触れられているのでその辺りに興味がある方は読んでみてもいいかもしれません。

*1:竹熊健太郎の「たけくまメモ」にあった「本田透君が心配だ」のエントリーとほぼ同じ主旨だった。