機動戦士ガンダムSEED DESTINY第6話感想 1クール(6/13)
○全体的な感想
回想王アスランに続いてシンまで回想が入ってきて非常に危険です。というか『SEED』らしくなってきたと言えばその通り(おぃ)ユニウス・セブンの落下も意外にあっさり終わりそうです。設定は面白いのに具体的なストーリーに書き下ろされると微妙なストーリーになってるのはどうしてでしょう。
例えばコーディネーターという設定もいい題材なのですが、結局クルーゼ隊長が喋くりまくって終わってしまいましたし、クジラ石などは完全スルー。死に設定とかハッタリの設定多すぎです。もったいないです。
戦闘は前作のバンクシーンの連続*1ではなくてしっかり作りこんでるし、普通に面白いのですが、その分ドラマ部分に入るとヘロヘロな気がしてきますね。これ以上回想が増えないことを祈って次回に期待します。
今回の一番の見所(ぇー
「グゥレイト!!やったぜ」(ディアッカ)
とことん驚き役の男、その名はディアッカ。君は、生き残れるか?
○ユニウス・セブン落下編
5話からユニウス・セブン落下編(勝手に命名)がスタートしました。ジン・ハイマニューパー二式の集団はコーディネーター強硬派(いわゆるザラ派)だということも判明。*2
と、いうことはアスランがうまいところ立ち回れば『逆襲のザラ』*3もありえる訳ですか。その場合キラvsアスランで大気圏に突入しながら二人は一つに結ばれる(違う)……と。『SEED DESTINY』の終わりによっては同人誌で出そうな気がします。
アスランの(仮)復活、まだセイバーに乗ってないし、回想には出てきましたが、母(≒過去)との決別をしたわけでもないのであくまで(仮)に、しても旧ザラ隊強すぎ。強奪現場にいたのがガンダムに乗った旧ザラ隊の面子だったら『SEED DESTINY』一話で終わりですね(笑)
アス×カガの意識のギャップの発生。と、いうか2年前からさほど成長していなさそうなカガリ。カガリのお守り役が板に付いたアスラン。しかし、戦いが起これば元エースパイロットとしては黙っていられないわけで結局出撃。完全平和主義のお嬢様とは所詮相容れないわけです。しかし、すっかりアスランに依存しているカガリは大気圏突入という危機にもかかわらず「アスランが帰ってこないからミネルバに残る」発言。シンがカガリを責める理由も分かる気がします(笑)
○今週のシャア
・デュランダル
見せ場なし。調教対象の美少年たちをはべらすことが出来なくて気持ち手持ち無沙汰のご様子(笑)タリア艦長はナナイのポジションってことでOKなのかな。
・アスラン
不殺でジン・ハイマニューパー二式3機撃墜。カオスを圧倒。
(仮)復活を果たしたアスランでしたが、SEED終盤からの「基本的に不殺」を貫いた戦闘。やはり今の意識としては
「ザフトを離脱してからのアスラン」=「アレックス」
なのでしょう。迷っている大人としてのアレックスは非常にクワトロとポジションに近い状態です。しかし、クワトロの場合は「堕ちた赤い彗星」という演出になっているのですが、アレックスの場合、元々がヘタレのせいか、元に戻っただけの気が……。
後、種のキャラに共通して言えることですがちょっときつく言われるとすぐに黙りますね。今回のザラ派の人にも一言も言い返せなかったし。それが例え言い訳じみたことだったとしてもショックを受けて回想に走るのは止めてくれー。
ラクスはその点、仲間になった人間たちが相当にへたれてたので*4きつく言われることはなかったし、パトリックとはお互いに鶏か卵かみたいな論をふっかけあっている状態だったのでラッキーと言えばラッキーでしたが。
(追記:今作ではそれも果たしてよかったのかと考えている様子。前作の最後辺りでもそうほのめかしていましたし。しかし、カガリと違って被害者に面と向かって直接きつく言われることもないのは脚本補正を抜きにしても運がいいと思います。)
最後、第6話になってようやくアスランがシンの名前を呼びました。最後の最後でようやく主人公らしき活躍が出来たシンからのアスランの評価も
「あれが、ヤキン・ドゥーエを生き残ったパイロットの力かよ」
「あなたみたいな人がなんでオーブになんか!」
と急上昇。次回から大気圏で一緒のところに落っこちて仲良くなる話でしょうか。それともご都合主義全開でキラのところに落ちて来るとか。それでシンとキラの確執……。*5