保科正之 徳川将軍家を支えた会津藩主
- 作者: 中村彰彦
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1995/01
- メディア: 新書
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徳川三代将軍家光の異母弟・保科正之の生涯を追った本。この間NHKで江戸の町の移り変わりの話で明暦の大火で焼け落ちた江戸城天守閣の再建よりも江戸城下の再建を優先した人として登場したので興味を持って読んでみました。
著者が保科正之の知名度の低さを嘆きつつ愛をこめて書いている本でやや贔屓目で見ている部分もありましたが、すんなり読めました。歴史は高校以来やっていないので教科書に載っていない人物の話を読んでみて、その時代をより深く理解することは楽しいですね。
それにしても、保科家へ養子に出された理由が秀忠が正妻の嫉妬を恐れたから、というのは人間くさくもあり、それはないだろうと思うところでもありました。