∀ddict

I'm a Japanese otaku. I like Manga, Anime, Games and Comics.

Justice League #3

あらすじ

――ワシントンD.C.

テレビにはワンダーウーマンへの抗議デモが映っていた。レポーターは被害額は1億ドルだと伝える(スーパーマンは3億円)。頭を抱えながらワンダーウーマンを探すトレヴァー大佐。テレビで羽つき怪物を見たワンダーウーマンは護衛の男をはねのけ、壁をぶちやぷって外出していた。

抜刀して街を歩くワンダーウーマン。その姿にみなあっけに取られている。逃げ出すものやゴミ箱の影に隠れる者もいた。アイスクリームを食べながら歩いている女の子が嬉々としてワンダーウーマンに話しかける。話の途中でアイスを落としてしまう女の子。露店のアイス屋に剣先を突きつけながらアイスクリームを入手するワンダーウーマン。初めて食べるアイスの味にうっとり。剣先を上げられたままの店主は怯えている。

「ダイアナ!」

トレヴァー大佐がワンダーウーマンを見つける。お説教をするまもなく鳴り始める不吉な音。建物にはゴッサムやメトロポリスに現れた羽つきの怪物。爆発と共に怪物が無数に飛び出してきた。

「よくはない……だが、戦いだ。すばらしい!」

ワンダーウーマンは笑っていた。


――デトロイト S.T.A.R. LABS 超人類研究所

羽つきの怪物は人々をさらってどこかへ連れて行っていた。ヴィクターは羽つきの怪物が飛び出してきた爆発に巻き込まれ、半身を焼かれて意識不明の重体になっていた。ヴィクターを抱きかかえる父・サイラス。避難を勧められるが、ヴィクターをこのままにできないと申し出を断る。


――メトロポリス デイリープラネットの印刷所跡

メトロポリスでも羽つきの怪物が人々を誘拐していた。ラジオはこの事態を超人たちのせいだと言い、「最後の審判の日だ」と煽り立てる。スーパーマン、バットマン、グリーンランタン、フラッシュは羽つきの怪物を片っ端からのしていた。人を助けようにも「乱暴しないで!」と叫ばれる始末。


――デトロイト S.T.A.R. LABS 超人類研究所

ヴィクターの除名のためにサイボーグ化手術が執り行われようとししていた。


――メトロポリス 海岸沿い

倒せど倒せど羽つきの怪物は湧き出て人々をさらい、海に飛び立っていく。怪物たちは叫ぶ

「ダークサイド様のために!」

数に押されるヒーローたちにワンダーウーマンが加わる。初めて見るワンダーウーマンに驚くフラッシュとグリーンランタン。スーパーマンは一言

「君は強いね」

と声をかける。対してワンダーウーマンは

「知ってるわ」

と答える。


――デトロイト S.T.A.R. LABS 超人類研究所

半身を焼かれたヴィクターは生きていた。拒絶反応や被験者実験の不足を理由にヴィクターのサイボーグ化を反対されるが、サイラスは迷わずヴィクターに施術を進める。妻を失い、今また息子を失うわけにはいかないという気概がサイラスを推し進めていた。ヴィクターにロードされる機械の体、初期化の過程でヴィクターはダークサイドの影を見る。


――メトロポリス 海岸沿い

怪物たちは海に引き上げていった。海上に輪になって固まり天上に雷槌を昇らせた。デトロイトのヴィクターもそれに呼応するように赤く光っていた。

海中からせり上がるダークサイドの居城。押し寄せる津波をグリーンランタンがソリッド・ライトでせき止める。同時に岸に上がってくる者がいた。

「そこにいる誰か、何が起こっているか教えてくれるとありがたいんだが……」

声に振り向くヒーローたち。視線の先には羽つきの怪物がいるが、崩れ落ち、後ろにアクアマンが立っていた。

「こいつらは海中にも攻めてきたんだ。それで、ここの責任者は誰だ?私でもいいぞ」


感想

ワンダーウーマン登場とサイボーグがサイボーグ化した経緯が終了。最後にアクアマンが登場。被害総額を聞くとマネタイズ大変だなと思います。ジャスティス・リーグ始まったらどう管理するんでしょうか。

ワンダーウーマンの個人誌は読んでないのですが、まだアメリカに来てそんなに時間が経ってない時期なのでしょうか。剣を抜いてコスチュームのまま街をうろついていたり、露店の店主に剣突きつけてアイス恐喝(本人にはそのつもりないんでしょうけど)したり。ダークサイドの手下が大量に出てきたときにいい笑顔を浮かべたりと未開の地から出てきた蛮人感があります。

パイロットフィルム作成で終わったTVドラマ版の写真もネットに上がっていましたが、あの格好で剣抜いて街を歩かれてるとギョッとすると同時に何かのキャンペーンガールかとも思える気もします。余談ですが『スモールヴィル』のロイス・レーン役の女優が他のドラマでワンダーウーマンをされるそうで、どういう話なのでしょうか。

サイボーグに関する知識はアニメの『ティーンタイタンズ』と『フラッシュポイント』くらいでしかないのでよく知りません。ダークサイドとリンクした形で誕生しているので、今後ダークサイドとの戦いで一悶着あるのでしょうか。

スーパーマンも『アクション・コミック』でスーパーマンとして本格的に活動するようになる以前の話は読んでいるのですが、『スーパーマン』は読んでないのでキャラをはかりかねています。『ジャスティス・リーグ』だけだと口数少なめでやさぐれてて好戦的な面もある印象です。

本筋は敵の姿が徐々に見えてきたくらいで、まだヒーローが集合する過程なので盛り上がりもそれなりといったところです。今後サイボーグも合流してDCnUでの『ジャスティス・リーグ』初期メンバーが揃い、ダークサイドを追い払うことでヒーローとしての信頼を勝ち得ていくのでしょうか。


その他、2ページ目のモブに『ウォッチメン』の続編のコードネームである「パニック・ルーム」のロゴが入ったアンちゃんがいたりしたのが話題になりました。アラン・ムーアに黒魔術をかけられて呪われないといいですが(それはグラント・モリソンだけか)。