Netflix『ヒトラーの共犯者たち』S1
評価
- 3/5点 (長い割にあんまり知らないことがなかった)
概要
『ヒトラーの共犯者たち』はNetflix配信のドキュメンタリー。シーズン1は全10話。
ヒトラー本人の話はやり尽くした面もあるので、ヒトラー生存説を追ったドキュメンタリー『ヒトラーを追跡せよ』
のように怪しい説の検証であったり、はたまた『帰ってきたヒトラー』
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のようなSFになったりというところですが、本作はヒトラーの側近たちの話にフォーカスしています。
一部プロやセミプロがいるのですが、基本的にヒトラー政権のトップは素人が多く、そりゃ崩壊するよなという感じでした。
印象に残っているところ
- 作者: 水木しげる
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に寄るところが多く、ヒトラー自身がプロパガンダに利用した第一次大戦までの虚構を交えた経歴(極貧だったなど)はそちらに準じているのですが、「一番病」
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などを書いた水木しげるらしく、ヒトラー本人はある種の頭おかしい人として描かれていましたし(特に特定の人たちとの謎の交流は妖怪たちの交流会のように描かれている)、「カーッ」や「フハッ」などといった水木しげるのディフォルメ表現もあってユーモラスに描かれていたと思います。
当然この話の中でも、側近の大半はゴロツキのように描かれていて(けど結構本人に似てる)ろくな感じではないのですが、やっぱり皆それぞれろくなものではなかった。ヒトラーとの個人的繋がりが重視されていて、自分たちが奉仕すべき相手の方を向いてないという。総力戦に切り替わったのも敗戦色が濃厚になった頃で、それまでできなかったのは地方有力者の反対を抑えられなかったからだと言いますし、