∀ddict

I'm a Japanese otaku. I like Manga, Anime, Games and Comics.

X-MEN 4 - 異次元人モジョー


古本屋を散策していたら90年台にされていた小プロ版X-MEN 1-8巻があったので衝動買い。感想エントリが4からなのは復刊版のアンコールで1-3巻は読んでたから。


4巻は2編収録。前半がタイトルになっている異次元人モジョー vs X-MENの話(X-Men vol.2 #10-11)で、後編はクロスオーバーイベントの『アクツ・オブ・ヴェンジェンス(Acts of Vengeance)』のX-MEN編(Uncanny X-Men vol.1 #256-258)。


異次元人モジョーのショーは今年になって現行Marvel Universeでも活躍(?)中のダズラー(『Uncanny X-Men』でSHIELDのエージェント・アリソンとして登場)とロングショット(『Longshot saves Marvel Universe』で主演。言うまでもなく『XX kills Marvel Universe』のパロディ)。

モジョー全く知らなかったけど、風体は『Star Wars』のジャバ一族みたい。Cartoon Networkでやっていた『クローン・ウォーズ』に出てきた紫色のジャバ一族でおねえ系のがいてそれを思い出した。アークヴィランといった能力でも風体でもないのでこの後出てきたとしても短編だろうな。

視聴率がパワーになるという世界で登場人物に「X-MEN同士を戦わせたほうが視聴率取れる」なんて身も蓋もないことを言わせていた。実際ヒーロー対ヒーローの話は諸々の反発があるものの売れ行きはよいわけで(アートがよければ更に上乗せで、この辺は『X-Men』(vol.2) #1で800万プリント売り上げたと言われているジム・リー作というのが怖い)。

最後にロングショットとダズラーの間に子供ができているという話が出てきたけれど、この子かこの話なかったことにされてそう。『オンスロート』前の話だしなこれ。


後半は『アクツ・オブ・ヴェンジェンス』のX-MEN編。アクツ・オブ・ヴェンジェンスは

Acts of Vengeance

Acts of Vengeance

  • 作者: Dwayne McDuffie,Ron Frenz,Tom Defalco,Mark Gruenwald,John Byrne,Howard Mackie,Terry Austin,David Michelinie,Herb Trimpe,Paul Ryan
  • 出版社/メーカー: Marvel
  • 発売日: 2011/03/30
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Acts of Vengeance Crossovers

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ロキの案でヴィランが普段と異なるヒーローと戦う話。読者にとっては異種格闘技戦みたいなもので、出版社にとっては普段読者が買っていないシリーズを買わせる足がかりになるというWin-Winの企画だったのか。

X-MENと戦うのはマンダリン。少し前なら「マンダリンって誰?」となるところですが、『アイアンマン3』に出たおかげで原型は留めていないにせよ名前は伝わるのがありがたいところ。そのマンダリン、ザ・ハンドと協力してサイキック忍者サイロックを洗脳してレディ・マンダリンに仕立て上げる。

救出に向かうはウルヴァリンとジュビリー(ジュビレーション・リー)。ジュビリーは現行の『X-Men』(vol.4)ではすっかりヤンママだけど、この頃はまだ子供。ヒーリングファクターが弱くなっているウルヴァリンのサイドキックとして活躍。

ウルヴァリンの偽名の「パッチ」やニックとキャロルの謎の幻影などなどMarvel Unlimitedで補完したいところが#249-255が欠番(後で調べる)。

サイロックがカンノンではなく、エリザベス・ブラドックの体だった頃の絵が出てきたり。レオタードに腰布スタイルはサイロック特有のものかと思っていたら、ウルヴァリンも似たようなの着ていて驚いた。エレクトラも色は違えど似たスタイルなのでザ・ハンドを元にしたスタイルということなんだろうか。


アートが全編ジム・リーだと整ったものが並んでるので(インカーもスコット・ウィリアムズだし)それほど中のアートに感想が出てこないけど、他のアーティストのも見るとあれこれ思うんだろうなぁ。サイクロプスのコスチュームとか、ウルヴァリンのコスチュームの髪の毛の横の広がり具合とか好きなところ多かったりするんですが。