∀ddict

I'm a Japanese otaku. I like Manga, Anime, Games and Comics.

コードギアス反逆のルルーシュR2

最終回前*1でついにナナリーの目が開いた!という話。残りの時間からすると目が開いた理由もうやむやで終わりそうな感じ。ギアスは良くも悪くも1回1回のドラマのために色々な事を犠牲にしてますしね。もっとも設定詰めて物語を犠牲にするのもよろしくはないと思いますが*2。今回もフレイヤ対消滅、シュナイゼルにギアス、ナナリーの目が開くなどなど、今回も展開てんこ盛り。

フレイヤ対消滅

ニュートロンジャマーニュートロンジャマーキャンセラーを使えばいいんじゃね?」

と同じ感じ。フレイヤ初使用から1ヶ月ちょっとで開発され、重大な欠陥というのが19秒の環境条件入力と0.4秒(だったっけ)の実行時間。その辺りはルルーシュとスザクなので割とあっさりクリア。勢いそのままにダモクレスへの進入に使われるという展開。ここはルルーシュの蜃気楼という機体とスザクの「生きろ」のギアスをうまく使いっていたと思います。

対消滅装置を作って世界を恫喝できるだけの兵器のポジションから格下げにはなりましたが、ニーナはまだまだ危ない立場。人質とロイド、セシルご一行の中にはいなかったと思いますが、彼女は生き延びることができるのでしょうか。

ナイトメア戦

ランスロット・コンクエッサー獅子奮迅の活躍

残りの話数では初回の出番補正だけかと思っていましたが、機体性能を遺憾なく発揮して残存主要メンバーのほとんどを撃破。これだけ機体性能差があると紅蓮に載ってるカレンくらいしかパイロット性能云々という話もできなさそう。空飛んでからは純粋に機動性と超兵器の保持の有無が勝敗を決めている感じ。見た目の派手さ優先というところでしょうか。

C.C.対カレン

タイミングからしてカレンの嫉妬みたいな感じに見えてしまう。結果カレンの圧勝。無印ランスロットは脱出装置付いてなかった*3のでどうなるかと思いましたが脱出装置付いてました。どっちにせよC.C.は不死身だから問題ないとは思いますが。

脱出装置大活躍

今回皆死なないで脱出してますね。おまけにコーネリアとギルフォードも生きてるし。

蜃気楼損傷

その先の話の展開からすると、ここでルルーシュをナイトメアから降ろすことで、シュナイゼルとの対決を心理戦に持っていくという意味合いですが、ガンダムオタクからすると最後に変形した蜃気楼が脱出用として使われるのじゃないかと思ったり。フレイヤで倒壊していくダモクレスから蜃気楼が脱出する、とか。

ルルーシュVSシュナイゼル

父親と同じく、相手のことをよく知っているからこそ生まれた油断につけこまれてしまった次兄。昨日、今日、を求めるものを否定し明日を求めた男に立ちふさがる相手は自分が最も守りたかった妹。という運び。ここまで年長から並べてギアスの有無が交互に出ていますね。

ナナリーの目が開く

ダモクレスの発射スイッチを探している最中に開眼。開眼の理由は何なのでしょうか。

  1. 人の力がギアスの力に勝った
  2. 1期でV.V.にさらわれたときに既にシャルルのギアスが解除されていた

のどちらかかなと。

前者は死ぬ間際のユーフェミアがギアスに抗っていたところ辺りが論拠。本人に強い意志があればギアスに抗うことができるようです。他にもスザクの「生きろ」のギアスも「その場から立ち去る」が最善手である場合でも、抗ってその場に残りその場でできる最善手を打つ手段として活用するというように人の意志が介入することができるようです。

この解釈だと1期の人の意志にギアスが勝った*4展開と対になっていて、2期ではこれまで絶対遵守の力であったギアスに人の意志が勝つという展開。これまでのギアスの展開だとこのオチにはなりにくいのですが、最終回前なのでそれもあるかな、というところです。

後者は確たる根拠はありません。が、1年以上前にギアスが解除されていてあのタイミングではっきり見えるようになっていることにナナリー自身が気が付いた、なら辻褄あわせにはなるかな、と。更にV.V.がナナリーにギアスを与えていたという展開ならこれまでのギアスらしいかなとも思えたので。

しかし、その場合には目が開いた後の暗転で「ナナリー・ヴィ・ブリタニアが命じます……」とか台詞があったりもしそうですが、ナナリーはギアスを持っていたとしても人の力でギアスに打ち勝つポジションなのでそれは無かったというところでしょうか。

双方にギアスがある場合には

ナナリー 「お兄様!私と一緒に死んでください!」
ルルーシュ「ダメだ!ナナリー!お前は生きろ!」

と、お互いにギアスがかかって二人とも生き延びるという展開もありえますが、この辺は妄想のしすぎですね。

後はルルーシュがゼロ・レクイエムの障害としてのナナリーをどうするかという決断を下すだけです。スザクにしてもナナリーのことで先週はルルーシュに喝を入れていましたが、今週は「守るべき人」に入れていた感じでもありましたし。


目が見えない人が実は目が見えた、歩けない人が実は歩けたというのはミステリなどの定番のオチですが、このタイミングにもってきて、きっちり盛り上げに使っているというところがいいところだと思います。さて、次回は最終回ですが、ルルーシュがどう決断を下すのか、世界はどうなるのかというところです。

オチをすっ飛ばしてCの世界での回想と精神対話で現実のオチは劇場版で、というエヴァ方式もありえなくはありませんが、楽しみにしています。



どうでもいいのですが、『エヴァ』の破はまだなのでしょうか。

*1:特番1回あって来週が25話なので多分そのはず。来週のサブタイトルも「final turn:Re;」になってたし

*2:ガンダムなんかはそっちの選択を取らざるを得ない局面もありそう

*3:だからルルーシュは「生きろ」とギアスをかけざるをえなかった

*4:ルルーシュのユーフェミアに対するギアス、シャルルのルルーシュに対するギアス