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ヱヴァ新劇場版公開記念 竹熊×宮台対談:序 感想

  • テレビ版『エヴァ』の感想(新劇場版の徹夜組、竹熊健太郎宮台真司)
  • 『エヴァ』はなぜヒットしたのか?
  • 『エヴァ』はどのようにしてできたのか?
    • 庵野監督と大月Pの話
    • 逆襲のシャア友の会』における庵野監督の「パンツ脱いでる発言」*1
  • 旧劇場版の話

本編とは全く関係ないけど、竹熊さんがゆっくりしゃべってる&繰り返しを多用するのにすごい違和感。


『エヴァ』と時代の話。1995年――阪神淡路大震災オウム事件、『うる星やつら ビューティフルドリーマー』に始まる80年代から続く終わりなき日常。これが冒頭に語られると思ったけど、ほぼ分からない私。当時、海と山の狭間のド田舎に住んでいたので、この「時代性」という切り口には「そうだったのかー」としか言えません。

個人的なことを言うと、2007年は1995年に比べて、インターネットの普及や、郊外店の進出でオタクにとってはずっと優しくなったと思います。何せ、合法的な手段でもインターネットを介してぼぼリアルタイムでアニメが見れるようになりました。加えて、多くの県で1館しか上映しない劇場版『Z』とか『ヱヴァ新劇場版』が最寄の映画館でやっています。田舎の本屋には入荷しないような本でもインターネット通販で取り寄せることができます。これらの状況は1995年当時(旧劇場版だと1997年ですが)には考えられません。今から振り返れば90年代後半が底だったかもしれませんね。


ヒットの理由と当時のいきさつについてはさんざ本で読んだので略。「パンツ脱いでる/脱いでない」の話が載っている『逆襲のシャア友の会』は消されてなければ本田透のWebサイト「しろはた」に一部が掲載されていると思います。

*1:押井監督が富野監督を絶賛したり、庵野監督が宮崎監督のことを「パンツ脱いでない」とか言ってるすごい同人誌