何を知るべきなのか
「「銃後」「御真影」知らず 大学生、沖縄戦の日も」(Yahoo!ニュースより DL:2005/05/04)
理系で、かつ日本史を取っていなかったので、そもそも日本の近代史は学校では習ってなかったりします。一応知ってますがそれは明治生まれの曾祖母*1に聞いたのと、水木しげるの『コミック昭和史』を読んでいたからで普通は知らないでしょうね。満州事変なら分かりそうですが、その発端の柳条湖事件を知ってるか(しかもその日にち)と問われると正答率かなり低いでしょう。
先日(id:takkunKiba483:20050502)科学常識の基準を作るという話のエントリーを書きましたが、これの近代史版とでも言うべきでしょうか。いつの時代も若者(殊に大学生)はバカにされるものですが*2度を過ぎなければ知っていること、あるいは必要とされていることがシフトしている部分はあるので、「これが常識だ!」と言われても首をひねる結果にもなりかねませんね。
エンドユーザーのボトムアップのことを考えるとこの話がいかに絶望的なことかは重々承知しているつもりなのですが、どうにかならないものかと憂慮。*3社会人ではない半人前が言う青臭いことだからなのだろうけれど、どんな形であれ一応社会の一員なので片隅くらいでは考えておきたいとは思っています。