∀ddict

I'm a Japanese otaku. I like Manga, Anime, Games and Comics.

邦訳アメリカン・スーパーヒーロー・コミックスアドベントカレンダー2013 23日目 - 12月

バットマン:アンダー・ザ・レッドフード

バットマン:アンダー・ザ・レッドフード

バットマン:アンダー・ザ・レッドフード

  • 作者: ジャド・ウィニック,ポール・リー,シェーン・デイビス,エリック・バトル,高木亮
  • 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
  • 発売日: 2013/12/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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  • ストーリー :☆☆☆☆
  • アート   :☆☆☆☆
  • 後付け設定度:☆☆☆

ライターはジャド・ウィニック。アーティストはポール・リー、シェーン・デイビス、エリック・バトル。Batman #635-641, 645-650、Batman Annual #25と収録基幹が長いだけあり、本誌も分厚く、ペンシラーもそれぞれの区間で交代しています。

『デス・イン・ザ・ファミリー』、『バットマン:HUSH』と続くDCリランチ前ジェイソン・トッド翻訳マラソン一段落。いや、この後リランチ前『バットマン&ロビン』が邦訳予定に入っているので再度レッドフードとして登場しますが。彼が子供の頃のバットマンティーンタイタンズ誌は邦訳されないと思うので流石に次で打ち止めだと思います。

解説にはありますが、この期間と平行して『インフィニット・クライシス』というイベントが発生しており、そのイベントの余波で『デス・イン・ザ・ファミリー』で死んだはずのジェイソンが復活し、ラザラス・ピットで記憶が復活し、自分を殺したジョーカーがのうのうと生きていることを知って今回の事態に至ったというところです。

本作と同名のOVAは尺の都合もあってジョーカーに殺された過去、バットマンとナイトウィングとの戦い、ジョーカーを巻き込んでバットマンに選択を迫るあたりにフォーカスされていました。筋だけを追うならOVAでもよいかもしれません。

スパイダーマン:アメリカン・サン

スパイダーマン:アメリカン・サン (ShoPro Books)

スパイダーマン:アメリカン・サン (ShoPro Books)

  • ストーリー   :☆☆☆
  • アート     :☆☆☆☆
  • 寝取られの連鎖度:☆☆☆☆☆

ライターはジョー・ケリー。アーティストは本編のThe Amazing Spider-Man #595-599がフィル・ヒメネス。オズボーン親子を描いたThe Amazing Spider-Man: Extra #3がパウロ・シケイラ。

『シークレット・インベンション』で一躍政府ヒーロー統括となり、ノーマン・オズボーンはS.H.I.E.L.D.を解体。代わりにH.A.M.M.E.R.を設立してヴィランを集めてアベンジャーズ(ダークアベンジャーズ)を結成。アベンジャーズの各メンバーに対応したメンツを集めていたが、キャプテン・アメリカとアイアンマンは揃わず、星条旗ペイントのアイアンマンスーツを着て過ごしていた。そこにハリー・オズボーンを引き入れ、キャプテン・アメリカ役のアメリカン・サンとして使おうとしていた。

ノーマンとしてはハリーを引き入れて適当なタイミングで始末するもよし、ハリーが逆上して自分を殺し、以前と同じようにゴブリンJr.になればそれもよし。そのためにハリーの元彼女のリリー・ホルスターをエサにハリーを操ろうとする。

ピーターの元恋人グエン・ステイシーも復活した後にノーマンの子供を設け(アメリカン・サンの実験体の一つがそれ)ていましたが、ハリーもノーマンにリリーを取られた状態。作中でピーターがグエンの墓の前に相談に行ったり、ピーターとハリーが兄弟だと言っていたりと嫌な比喩がそこかしこに。

デッドプール/パニシャー・キルズマーベルユニバース

デッドプール/パニシャー・キルズ・マーベルユニバース (MARVEL)

デッドプール/パニシャー・キルズ・マーベルユニバース (MARVEL)

  • ストーリー          :☆☆★
  • アート            :☆☆☆
  • 一発ネタを複数回やっちゃった度:☆☆☆☆☆

デッドプール側はライターがカレン・バン、アートはダリバー・タラジッチ。パニシャー側はライターがガース・エニス、アートはドギー・ブレイスウェイト。

パニシャーの方が元の話で特別編の一発ネタで「パニシャーが各ヒーローを倒すとしたら?」で弱点を的確に突いて倒していく。ただ、一発ネタだけあって、X-Menその他は月に呼び出して核爆弾で処理など大雑把なところもあります。

それを受けてつい最近のシリーズの方がデッドプールの方。ミニシリーズだったので、特にX-Men方面を丹念に始末していきます。後、キャラクターの特性を活かしてメタネタも入っていてなんとも前提が多い話になってる気がしました。


ヘルボーイは前の巻との間隔が開きすぎて読み直し量が多くなって間に合いませんでした。スイマセン。