∀ddict

I'm a Japanese otaku. I like Manga, Anime, Games and Comics.

Netflix『マイリトルポニー:エクエストリア・ガールズ』


評価

  • 4/5点 (マイリトルポニーやっぱり好きなんだなぁ)

概要

『マイリトルポニー:エクエストリア・ガールズ』は日本でもテレビ東京系列でTVシリーズがシーズン2まで放送されていた『マイリトルポニー 〜トモダチは魔法〜』(以下MLP)

の番外編の劇場作品。シーズン3でアリコーン(翼の生えたユニコーンないしは、角の生えたペガサス)となり、プリンセスとしての加冠式に参加するトワイライトスパークル一行。そこでティアラを何者かに奪われてしまい、ティアラの所在である異世界へ。その異世界は元の世界のポニーたちと同じ名前・同じ性格の人間たちがいる世界だった、という話。

一番の驚きはテレビ東京系列で放送していたテレビシリーズと吹き替え声優が一緒なんですよね(メイン6人が沢城みゆきとミルキーホームズ)。去年公開された最新シリーズでも同様だったのでNetflix資本力の一端を感じます。

印象に残っているところ

MLPのキャラクターを生かしたまま、うまいところ異世界学園モノをやっているところはうまいと思いました。男の子向けだとアメフトやってそうなジョックが相手(実際ティアラを奪った派閥側にアメフトのユニフォームの人いますが)なのですが、女の子向けなのでクイーンだけど、チアリーダーではない。アメリカの古くからの学園モノの『アーチー』の現代劇である『リバーデイル』

だとガッチリそこはチアリーダーなんですけどね。主人公のアーチーはモテ男設定なのでアメフトと音楽両方やっていてそれはそれでですが。


王冠を奪ったのはサンセットシマー(CV:小清水亜美)で、彼女は元々ポニーのいる世界の住人(のちのエピソードから判明するが、どうやら人間の世界は流刑地の様子)で、しかも元プリンセス・セレスティアの弟子。トワイライトスパークルとは姉妹弟子にあたります。とにかく典型的な嫌なやつで、魔力を手に入れようとするのですが、トワイライトたちの友情パワーで改心するという、なんか声優の役柄チョイスがしっかりしている感じでした。


キャラしっかり分かった上で見てるので、シチュエーションの変容の方に注力して見れるし、割と学園モノの典型的な作り(主人公が転校生で、学校は嫌なキング/クイーンに支配されている。そこで主人公は個性的な仲間たちを束ねてキング/クイーンに挑戦し、彼/彼女を改心させて楽しい学園生活を手に入れる)でお子様にも見やすいでしょうし。

総評

この話単独だとよくある学園モノの話をMLPに移植しただけの話なのですが、シリーズ化してまして(現在Netflixで配信されているだけで4作品とTV尺が数本)、話の広がりがあってよいです。また、人の形をしていてもポニー時代の奇抜な配色を受け継いでいるので、変な配慮も少なくて済むので見やすいかなと。