∀ddict

I'm a Japanese otaku. I like Manga, Anime, Games and Comics.

Netflix 『ブラック・ミラー』S3


評価

  • 5/5点 (何度か見直してる)

概要

『ブラック・ミラー』(原題:Black Mirror)は 動画配信サイト Netflix のオリジナル作品。社会風刺SF(イギリス制作だけあってジョークが黒め)。シーズン3は全6話。

  • 1話『ランク社会』:SNSなどにあるランクが個人の生体情報で一本化され、生活の全てがランクで制限される話
  • 2話『現実拡張ゲーム』:VRの話
  • 3話『秘密』:ハッカーに秘密を握られてしまい、SMSの指示のままに動かざるを得なくなった少年。少年がハッカーに握られてしまった秘密とは?
  • 4話『サン・ジュニペロ』:心と体を切り離して、心が仮想空間で生きれるようになった時代の話
  • 5話『虫けら掃討作戦』:兵士のPTSD防止施策みたいなSF話
  • 6話『殺意の追跡』:SNSに連動して殺人蜂が派遣される話

前のシーズンのエントリにも書きましたがいずれも後味よくないエピソードなので、そういうのが受け入れられる気性・体調でない場合は視聴はお勧めしません。

各話感想

1話

シーズン4まで公開されている現在で一押しのエピソード。シリーズ全体のカラーを表しているのはシーズン1-エピソード1ですが。評価が下がると建物には入れなくなったり、ファストレーンに並べなくなったり、家が買えなくなったりと酷い。元高評価で今低評価の人の生活が出てきたり、とても辛い。

2話

VR企業の人めっちゃ流暢な日本語喋ってて笑いそうになりました。何重にもVRか現実か分からない構成になっててちょっと分かりづらいかなと思いました。

3話

とにかくみんな謎のアイコンに秘密を握られていて悲壮感が漂う。目的を達成しても最終的に秘密はバラされるというひたすら酷い話。アノニマス的な話と、ちょっとでも悪いことすると総叩きに会うインターネット社会、現実になると怖い。

4話

百合。世界観が明かされるのも後半からで、後半怒涛の逆転展開で驚くばかり。

5話

頭にチップ埋め込まれる系の話。反体制の人たちを兵士が躊躇いなく殺せるようにチップが化け物としてレンダリングしていたが、それが壊れかけておかしくなった兵士の話。しかもシステムは録画再生できる。帰還兵の適応障害の話は色々な話で出てきていて考えさせられます。

6話

時間が飛び抜けて長い割に面白さが強くなっているわけでもなく、という話でした。

印象に残ったエピソード

1話『ランク社会』でしょうか。「○○疲れ」を端的に表していると思いますし、炎上その他リスクを考えるとろくな発言できなくなってるのもよくありますしね。

総評

S3は1話, 4話、次いで3話くらいで他はまあ好みかなぁ、という感じになってきました。S4はますますその傾向が強くなってきているので、誰かにキュレーションしてほしいなぁと思うところです。