Netflixオリジナルドラマ『ルーク・ケイジ』
年末年始の休暇を利用して見ました。全13話。
Marvel ヒーロー原作の Netflix オリジナルドラマ第4弾(他は『デアデビル』1, 2期と『ジェシカ・ジョーンズ』)のヒーローはタイトルの通りルーク・ケイジ。
日本メディアだと『ディスク・ウォーズ・アベンジャーズ』にサングラスをかけた姿で「パワーマン」名義でエドのセカンドヒーローとして登場したくらいでしょうか。映画俳優のニコラス・ケイジ(本名:ニコラス・キム・コッポラ)の名前の元ネタでもあります。
邦訳コミックでは『ニューアベンジャーズ』シリーズ
- 作者: ブライアンマイケルベンディス,ャスダ・シゲル
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2010/05/29
- メディア: 大型本
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でみなの兄貴分的存在として登場しており、映画の『スパイダーマン』を原作にしたゲームでは70年代登場時の服装をからかわれてました。
画像が大きくはないですが、以下のような感じです。
Luke Cage: Hero for Hire (Essential (Marvel Comics))
- 作者: Roy Thomas,John Romita,Archie Goodwin,Steve Englehart,Gerry Conway
- 出版社/メーカー: Marvel Enterprises
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- メディア: ペーパーバック
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ヘッドバンド(これをスパイダーマンに「ティアラしてるwww」と笑われてた)をはじめとして完全に当時のファッションですね。
見る前のルーク・ケイジの知識は
- 能力を手に入れたきっかけ
- 初登場時からしばらくの格好
- アイアンフィストが相棒
- 『ニューアベンジャーズ』以降の行動
なことくらいしかなく、昔の話をほとんど知らなかったので見て初めて知ることが多かったように思います。
物語は『アベンジャーズ』終了後、『デアデビル』シーズン1は終わってるかも、『ジェシカ・ジョーンズ』はまだ途中くらいあたりのマーベル・シネマティック・ユニバース。ニューヨークのハーレムを舞台に正体不明のルーク・ケイジと名乗る男がハーレムの主導権を握る抗争に巻き込まれていく話。
話の軸は大きく
- ルーク・ケイジは本当は誰なのか?
- ハーレムの街の移り変わり
の2つがあります。
見るまで知らなかったのですが、ルーク・ケイジは偽名(コミックだと手続きを踏んで正式に改名したようですが)で、本名はカール・ルーカス。冤罪でシーゲート刑務所に入れられて……というあたりまではコミックの設定のままなのですが、その後はかなりアレンジ。『デアデビル』のときもそうでしたが、過去と現在を行き来する構成になっています。
ルーク・ケイジ以外にも街の歴史で過去にさかのぼります。ニューヨークのハーレム、黒人地区の登場人物の若い頃あたりからの話や、モニュメントの説明が入ってくることもあります。
お節介焼きの流れ者が街や人に認められていく用心棒的な話なので見やすい作品です。元のコスチューム姿もどうにか理由をつけて再現してくれますし、MCUで多用される聖書・神話的なモチーフも今回も健在ですし、非常に手堅い作品になっているともいます。
マーベルスタジオのクオリティーコントロールというか、エンターテイメントプロダクトの創出力ホント高いですね。