『スター・ウォーズ:砕かれた帝国』 - 『スター・ウォーズ:フォースの覚醒』の重要人物の両親の話
- 作者: グレッグ・ルッカ,ロイ・トーマス,マルコ・ケケィト,アンヘル・ウンスエータ,エミリオ・ライゾ,ハワード・チェイキン,石川裕人
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2016/01/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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表紙の喜んでいる旧三部作の一同の絵どおり、始まりは『スター・ウォーズ:ジェダイの帰還』(エピソード6)が終わった祝いの場。パイロットのシャラ・ベイ中尉と潜入部隊のケス・ダメロン軍曹夫婦はお互いの無事に安堵していた。第二デス・スターに皇帝、ダース・ベイダー、重要施設を破壊し、重要人物を葬ったとはいえ各地の帝国勢力は未だ健在。反乱軍もその基盤は盤石ではなかった。
シャラ・ベイはレイアと共に外交交渉のためにナブーへ赴き、また、R2D2に導かれてルークと皇帝の保管庫へと赴く。その過程でケス・ダメロンとの間の子供の名前がポーだと分かる。『スター・ウォーズ:フォースの覚醒』(エピソード7)で登場した腕利きパイロットのポー・ダメロンだ。本編はポーの両親(とは言っても大半が母親のシャラ・ベイ)と旧三部作の三要人のハン・ソロ、レイア・オーガナ、ルーク・スカイウォーカーとのつながりを描いた話。エピソード7のポーが今後も活躍し、ジェダイとスカイウォーカーの血筋が続き、子孫が長く繁栄したときにダメロン家の伝記の序幕となりそうな話だった。
巻末に『スター・ウォーズ:新たなる希望』(エピソード4)のオリジナルコミック。旧三部作時代はマーベルがコミックを出していた。そこからの詳しい経緯は知らないが、ダークホースコミックスに移り、新旧三部作外の時代も含めた『スター・ウォーズ』を展開していた。そして、先年ルーカス・フィルムがディズニーに売却されたのに伴ってディズニーの子会社であるマーベルが再びコミックを刊行することに。
オリジナルコミックは映画のカットされた部分も含む脚本から起こされていたようで、初見のシーンがありました。解説には書いてありましたが、撮影までされて使われていないメディアに収録されている部分があったそうです。映画本編以外見ていなかったので知らないのも仕方ないところですね。
『スター・ウォーズ』の邦訳はこの後も2月に『スター・ウォーズ:ダース・ベイダー』
Star Wars: Darth Vader Vol. 1 (Star Wars (Marvel))
- 作者: Kieron Gillen,Salvador Larocca
- 出版社/メーカー: Marvel
- 発売日: 2015/10/20
- メディア: ペーパーバック
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3月に『スター・ウォーズ:プリンセス・レイア』
Star Wars: Princess Leia (Star Wars (Marvel))
- 作者: Mark Waid,Terry Dodson
- 出版社/メーカー: Marvel
- 発売日: 2015/11/03
- メディア: ペーパーバック
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が刊行されるようです。『プリンセス・レイア』は『夢でキスして』の
- 作者: ドニ=ピエール・フィリッピ,テリー・ダドソン
- 出版社/メーカー: パイインターナショナル
- 発売日: 2015/01/17
- メディア: 単行本
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テリー・ドットソン。『スター・ウォーズ:砕かれた帝国』では#2, #3でアーティストが変わってキャリー・フィッシャーにすごく似ている絵があってそちらのほうが気にかかったのですが、テリー・ドットソンならそんなこともないでしょう。