∀ddict

I'm a Japanese otaku. I like Manga, Anime, Games and Comics.

Marvel X(マーヴルクロス) 1号 - 「今(96年)、アメリカンコミックスが面白い」


マーヴル(当時の日本語表記はこうだった)クロス発売20周年を前に古本屋で手に入ったので購入。絶版アメコミはそれなりにプレミア価格になってしまうものもあるのですが、運良く状態もよく、定価割れで入手出来ました。

自分は90年代は政令指定都市からも遠い地方にいたので後から読んだものも多いのですが、手元になく、ブログでも触れたことがなかったのでエントリを書くことにしました。

収録は

で、冒頭にキャラ解説、後ろに永井豪インタビュー、歴史解説、直近時事解説(『DC vs. Marvel』、ジム・リーが『ファンタスティック・フォー』でMarvelに復帰。ジェリー・シーゲル死去。『ジェネレーションX』がTVドラマに!)と最後にお便り/同人誌コーナー。


『インフニティ・ガントレット』はこの時期に邦訳されてるのがスゴいですが、この号でも紹介されているカプコンアーケードゲームがこの辺りが題材なんでしたっけ。当時ゲームセンターは(1時間に1本の)電車に載らないと行けない場所にありましたし、バッティングセンターやホビーショップの軒先にあったのはもっぱらストリートファイターII系のゲームだったのでよく知らないのですよね……。


『インフィニティ・ガントレット』は好きな女を騙して星を揺るがし、銀河を揺るがす力を手に入れたものの、肝心の女にはソッポを向かれてしまい、女の機嫌を取るためにひたすら残虐ショーと殺戮を繰り返す。その余波は地球にも降りかかり、相当数の人類が一瞬にして消失したのだった……というお話。

正直いい迷惑にしか見えないのが辛いところ。メフィストが太鼓持ちしてますが、それが余計に悲しい。悲しきタイタン人サノス。マーベル・シネマティック・ユニバースでも『アベンジャーズ』で姿を現し、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ではその能力の一端を見せたものの、映画ではどのような姿を見せてくれるのでしょうか?


X-MEN』は90年入ってすぐにジム・リーが1号を手がけたシリーズ。マーヴルクロス1号には「マーヴルスーパーコミックス 24」のナンバリングが付いていますが、その1号がジム・リーの『X-MEN』。本誌に収録されているのは30号で、ペンシラーもアンディ・キューバートに交代している。アンディ・キューバートというと

フラッシュポイント (DC COMICS)

フラッシュポイント (DC COMICS)

で「結構ジム・リーっぽいな」と思うところもあったものの、当時もそんな感じでした。

サイクロプスとジーンの結婚の話なのですが、当時既にネイサン(ケーブル)とレイチェルという息子と娘がおり(ネイサンはジーンのクローンの子だけど)、「まだ結婚してなかったんだっけ」という感じ。この頃のプロフェッサーXとサイクロプスの関係の良好さを見ると、この後の試練の大きさを感じます。


『シルバーサーファー』は一つだけ絵が明らかに違う!そりゃメビウスだものBDだもの。地球にギャラクタスが再臨してそれを歓迎する一部の人間とギャラクタスを止めるシルバーサーファー。2号完結なので次号読んで併せて感想書くことにします。