∀ddict

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漫画『僕のヒーローアカデミア』3巻 - オールマイト

僕のヒーローアカデミア 3 (ジャンプコミックス)

僕のヒーローアカデミア 3 (ジャンプコミックス)


主人公師弟の秘密とオリジン。「個性」に恵まれた幼なじみと対等に向き合う。ときて2巻終盤から3巻中盤でヴィラン襲撃。そして最後はヒーローオーディションも兼ねた体育祭。

前巻に引き続き課外実習中のヴィラン襲撃。戦闘向け「個性」を持った生徒はチンピラどもをのして、相沢、13号の両先生のポイントに合流。機動力のある飯田くんを逃し、学校に危機を伝える伝令を出すことに成功。道すがらオールマイトと出会って、オールマイトが駆けつけたまでが前巻。


合流した生徒の協力を得つつ、オールマイトがマッスルフォームで人工生命体のような脳無を倒す。学園からの増援の到着を持って死柄木と黒霧は撤退。死柄木も「先生」と呼ぶ行動が制限された存在がいるようで、オールマイトが弱体化していることを知っているところを見ると、オールマイトの5年前の対戦相手なのでしょうね。「個性」と共に因縁も双方の弟子に受け継がれる展開になってきそうです。

戦闘後は警察交えての検証作業。「幼児性の万能感を持ったまま大きくなったから」というショボい印象を受ける動機にされてるなという感じは受けました。また、『トップをねらえ!2』が大人になってバスターマシーンに乗れなくなってしまうのは現実を知るにつれ万能感を維持できなくなるからというのを思い出しました。

このあたりの構成はX-MENが割りとそのまま。老人たちの代理戦争を若い世代がやっていて、ヴィラン側は老人がしっかりしていても若い世代にどうしても軽薄なのが多い。ヒーロー側は学園で教育を受けているので比較的自重できたりするのですが(そういえば校長の名前が根津でネズミですけど、モチーフは多分、グズリ(=ウルヴァリン)ですよね……)。

これで一旦「個性」保持者同士での対立は見え、1巻に世界に2割ほどいる無個性者との関係がどうなるかといったところでしょうか。出久がある程度ワン・フォー・オールを使いこなせる状態=「個性」保持者になった後に話として出てくるかもしれませんね。


そして体育祭。Mt. レディ(こっちは巻末おまけ漫画の主人公だ)やミッドナイトなど、大人のエロいお姉さんが登場。巨大女ジャンルは一定の人気ありますよね(マーベルだと若手世代でスタチューとか)。体育祭が学年対抗選抜でプロやプロのスカウトも見に来ることからみんな大張り切り。

普通科の生徒から宣戦布告を受けたり、サポート科が開発グッズのアピールしたり、一切競技参加に興味なしの経営科。最初の競技の障害物競争で出久は轟が壊した入学試験のロボットの破片を盾のように使ってトップを勝ちとります。次の競技のポイント争奪戦の話を盛り上げるための都合の良い展開だなとは思いましたが、本人も完全に運だと言ってましたし、次回の騎馬戦に期待したいと思います。