2月のアメコミ購入録 - 末日発売邦訳と第3週発売原書
邦訳
『クァンタム&ウッディ』は売り切れていたので購入できず。1号だけは去年か一昨年のcomiXologyのアドベントカレンダーの無料ダウンロードで読んだ記憶があります。DC/Marvel/Image/Dark Hource以外(VALIANT)のアメコミが邦訳されるのも珍しいので読んでみたかったので残念です。
また、ヴィレッジブックスの折込チラシで、去年の海外マンガフェスタでヴィレッジが発表していた「マーベル・マスト・リード」の定期購読の予約が始まっていました。
ソーの復活や、キャプテン・アメリカの死後の話、すっかり通販サイドに回っているX-MENのダーク・アベンジャーズ期の話などが入っています。ソーは消失したエピソードがもう翻訳されることもないでしょうが、概ねAvengers vs. X-MENまでのアベンジャーズ系のメインストーリーラインは邦訳されたのではないでしょうか。
他には何年越しかの『クライシス・オン・インフィニット・アーシズ』が4月末発売予定。『Avengers vs. X-MEN』と『Age of Ultron』が春以降随時刊行とのことです。『Avengers vs. X-MEN』はこれまでの2000年代の邦訳の終着点になると思いますが、多分にタイインで補完をしていたので本編以外の構成をどうするかが楽しみです。AvXは出すようですが、Infinity Comics周りで初出だったような設定は解説ですかね。『New Avengers』は邦訳されると思うので前代のフェニックスの話は補完されると思いますが。
『Age of Ultron』は今のアルティメット・ユニバースの惨状のきっかけとなったのですが、アルティメット・ユニバースの邦訳は『アルティメット2』で止まっているので(しかも小プロ側だし)、どうなのだろうとも思います。一応今年公開予定の映画と同名タイトルですが、マーベルの映画はサブタイトルと同名のコミックが原作ではないことが多いので……(例:映画『キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー』は同名コミックが原作というよりは『Nick Fury vs. S.H.E.I.L.D.』の方が原作らしいですし)。
バットマン:リル・ゴッサム1
- 作者: ダスティン・グエン,デレク・フリドルフス,中沢俊介
- 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
- 発売日: 2015/02/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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KAWAIIバットマンシリーズ。出ないだろうと思って原書でTPB買ってしまったので私家訳との比較用に使おうかとおもいます。東京に来て怪獣相手に巨大ロボットで戦うvol.2も発売されるのかしら。
グッズとしてフィギュアが出ているのですが
DCコレクティブルズ バットマン リルゴッサム 2.5インチ アクションフィギュア ロビン / DC COLLECTIBLES BATMAN LI'L GOTHAM ROBIN【並行輸入品】
- 出版社/メーカー: DCコレクティブルズ
- メディア: おもちゃ&ホビー
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キン消しならぬバッツ消しまで発売。やたらプッシュされていて折込みが入っていました。ペイントスキルないので買うなら2.5インチフィギュアですかね……。
DC:ニューフロンティア 下
- 作者: ダーウィン・クック,秋友克也
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2015/02/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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上まだ読みきってないので積読ですね。ゴールデンエイジに全く明るくないのでルーザーズやチャレンジャーズ・オブ・アンノウンなんかにピンとこずに読んでませんでした。スイマセン。下で作者解説が入っているので参照しながら読みなおそうと思います。
ダークアベンジャーズ:シージ
- 作者: ブライアン・マイケル・ベンディス,クリス・バチャロ,マイク・デオダート,御代しおり
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2015/02/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ノーマン・オズボーンの「中間管理職は大変だ」シリーズ完結編。危ないお薬で手なづけていたセントリーも暴走し、なによりアスガルドへの侵攻がロキの助言以上に自分の中にいるグリーン・ゴブリンの暴走だったから手を付けられない。これだけ読むとブルズアイとうまくやってるようですが、ミニシリーズだと隠れて殺しをやってたブルズアイを拷問にかけてた記憶があります。
『ニュー・アベンジャーズ:セントリー』で語られていたオリジンもウソだと分かり、本格的にロブがヤク中だったことが判明したりとブライアン・マイケル・ベンディスが長きに渡って張っていた伏線も回収されました。邦訳ではこの次のヒーローたちのボーナスステージはカットされて、ノーマンの最後の危惧通り、ミュータントと折り合いが付かずに『アベンジャーズvs.X-MEN』へ至ります。その意味ではこれでよかったのかも。
原書
Amazing Spider-Man #14
Spider-Verse本編終了。ASM誌しか読んでなかったのでダイジェスト感が濃厚です。Superior誌と2099誌とVerse誌は読んでおくべきだったか。とはいえ、正直なところあまり読む時間が取れない時期にスタートしたのでASM誌はコワペルのアートを見ているくらいで話追えてません(カーンがなんでスパイダーマンサイドにいるのかとか分かってない)。
TPB出る前にASM誌だけでも読み直せればと思っています。
Multiversity: Mastermen #1
たまたま置いてあったので拾い買い。ライターがグラント・モリソンでアートがジム・リーとくれば買いでしょう。
今回Multiversityのリーフを初めて買ったのですが、表紙の左側にこの話のアースナンバーが書いてあるんですね。これちょっと面白い。後、NEW52のアースのアースナンバーが長らく明言されていなかったと思いますが、正式にEarth-0だと分かりました。Earth-3が『Forever Evil』で侵攻をしてきたクライム・シンジケートの世界でEarth-7, 8がMarvel Comicsのパロディー世界などなど。これで52誌出たりするんでしょうか?
話の方は『スーパーマン:レッド・サン』
- 作者: マーク・ミラー,デイブ・ジョンソン,キリアン・プランケット,高木亮
- 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
- 発売日: 2012/08/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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と同じ形で「スーパーマンがアメリカではなく、ナチス政権下のドイツに落下していたら?」という話です(作者同士師弟関係ですしね)。対するアメリカが擁するのはフリーダム・ファイターズ。このチーム、アニメの『バットマン:ブレイブ&ボールド』で見たことあるくらいなんですよね。実際元々の話も第二次世界大戦でアメリカが枢軸国に敗れてた世界のはずですが……。
チョビ髭総統がトイレでスーパーマンのコミックスを持ちながらいきんでいるところから始まるのに爆笑してしまいましたが、それ以上にインパクトのあるシーンが他になかったので出オチ感がありますね。