スパイダーマン:ステイシーの悲劇
- 作者: スタン・リー,ジョン・ロミータ,高木亮
- 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
- 発売日: 2014/09/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
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- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
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で有名になったステイシー親子の悲劇を描いた原作コミック。『Amazing Spider-Man』#88-92, #121-122を収録。
『Amazing Spider-Man』 #121-122で語られるグエンの死はこの間発売された『スパイダーマン:ブルー』
- 作者: ジェフ・ローブ,ティム・セイル,【訳】高木亮
- 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
- 発売日: 2014/07/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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でも悲しい思い出として語られています。
- 作者: スタン・リー,スティーブ・ディッコ,高木亮
- 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
- 発売日: 2012/10/31
- メディア: 単行本
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にも収録されている、押し潰されそうになりながらひたすら耐えて乗り越える話が象徴するーー自称「世界一不幸な青年」ピーター・パーカーが編集の執拗なイジメを乗り越えていく話です。少年たちは元モヤシの科学オタクだったピーターが乗り越えていく姿に勇気を得ていた……はず。映画『アメイジング・スパイダーマン』でピーター・パーカーを演じたアンドリュー・ガーフィールドも体格に恵まれた(あるいは後にそうなった)者だけがヒーローになれるのではなく、やせっぽちでもヒーローになれることを教えてくれたと言ってましたし。
本作『スパイダーマン:ステイシーの悲劇』は『スパイダーマン:ブルー』の語り口でも分かるようにスパイダーマンに大きな影を落とした悲劇であるがゆえに語り継がれ、思い出として刻まれているのであって、当時それほど重要な人物と話であったかはイマイチ謎です。
当時のクリエィティブチームのインタビューも載っていますが、「(グエンは)かわいいだけの退屈な女」と言われてますし。死んだがゆえに後年神聖化されてしまったというのも一つの見方のようです。それが気に食わない流れもあるわけで、後年グエンは復活し、ノーマン・オズボーンと関係を結んで子供を産んでいたことにされます。これはライターの露悪趣味じゃないかと思いますが(そのライターも更に強い「魔法」の前にはどうしようもなかったのですが)。その事実にピーターは苦しみ、ノーマンとグエンの間の子供とも戦うことになって苦しみます(ノーマンとの子供は『スパイダーマン:アメリカン・サン』
スパイダーマン:アメリカン・サン (ShoPro Books)
- 作者: ジョー・ケリー,フィル・ヒメネス,パウロ・シケイラ,光岡三ツ子
- 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
- 発売日: 2013/12/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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で試験官の中に入って登場します)。
映画『アメイジング・スパイダーマン』『アメイジング・スパイダーマン2』、『スパイダーマン:ブルー』を経て鑑賞するからこそ本作は映えるものなのかもしれません。