∀ddict

I'm a Japanese otaku. I like Manga, Anime, Games and Comics.

同人少女JB 4巻

同人少女JB(4) (アクションコミックス)

同人少女JB(4) (アクションコミックス)


島本和彦の『アオイホノオ』と同じく自分が生まれていない時期の話なので「そういうことがあったんだろうな」という気分で読んでいる。後から振り返ったある程度落ち着いた目線と、話の構成と当時の勢いを組み入れている部分があって他の資料と突き合わせながら読んでいると、史書の紐解きをしているような趣がある。

しかし、東京(と神奈川かな)だと80年代冒頭からこのくらいファンダムの交流があったものだ。20年近く後の田舎でかなり遠くまで電車で行って商工会議所でイベントがあったのに格差を感じずにはいられなかった。もっとも、田舎にいた当時はあれが同人誌即売会だと認識していなかったのだけど。

自分が田舎を出た頃はADSLが全国普及する周辺だったけれど、それまでの間田舎民はイベントにしてもアニメにしても「本で知ってる」のレベルだったんだろうなぁ(確か『辣韮の皮』の作者もSF大会のイベントレポ漫画かなにかでそう書いていたはず)。自分は創作系ではなかったので投稿系の雑誌は買っていなかったし、放送してもないアニメ雑誌も買うだけのお小遣いなかったのである種諦めていたのですが。