シークレット・インベージョン
- 作者: ブライアン・マイケル・ベンディス(著),レイニル・ユー,石川裕人,今井亮一
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2013/09/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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見えざる侵略は既に始まっていた。『ニューアベンジャーズ:レボリューション』
- 作者: ブライアン・マイケル・ベンディス,アレックス・マリーヴ,レイニル・ユー,石川裕人,松澤慶香
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2013/01/19
- メディア: 単行本
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のラストで日本でザ・ハンドの首領になっていたエレクトラが実はスクラル人の変態だったという部分からの伏線回収(読み終わったときには実は『ニューアベンジャーズ:ブレイクアウト』からの伏線だということが判明するが)。
ライターはブライアン・マイケル・ベンディス。この人1ヶ月でどれだけ脚本書いてるのか、そして何年アベンジャーズのメインライターやってるんだ。アートはレイニル・ユー。『ニューアベンジャーズ:レボリューション』の人。
誰がスクラル人で誰がスクラル人ではないのか。『シビル・ウォー』
- 作者: マーク・ミラー,スティーブ・マクニーブン,石川裕人,御代しおり
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2011/09/28
- メディア: 単行本
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でヒーローの間に生じた亀裂にヴィランがつけこむ。今や彼らは超人登録法に登録した政府公認のヒーローなのだ。サンダーボルツのリーダーになったノーマン・オズボーンが間隙を突く。NYの危機に『Secret War』以降表舞台に姿を表さなかったニック・フューリーもチームを率いて登場。スクラル人の代表が変態していたヒーローとは?
このイベントでシールドとヒーローコミュニティは政府からの信頼を失い、ノーマン・オズボーンを代表とした新体制に移行する。これより"暗黒の支配(Dark Reign)"が始まるのだった。
『Avengers:Disassembled』以降、ヒーローが民衆からの支持を失い、コミュニティが分裂していくストーリーラインが続いてきた。それがここでヴィランが政府公認のヒーローになり、ヒーローはレジスタンスに。この後『Dark Reign』のストーリーラインでノーマン・オズボーンはヴィランに仮装させたパクリアベンジャーズを結成し、支配の手はX-Men、そしてアースガルドへと広がっていく。
セミリアルタイム(リアルタイムになったのはここ数年)でクロスオーバーイベントを追い続けてきた身としては「ようやくここまで来たか」と感慨深い。悪が長く栄えたためしはなく、ヒーローが名誉を取り戻すのがこの後の『Siege』ここまで揃って2000年代のアベンジャーズのクロスオーバー一区切りといった印象。来年くらいには追いつきそうかな。