『アメイジング・スパイダーマン:シヴィル・ウォー』
- 残念ながらAmazonには5月末入荷予定のヴィレッジブックスの通販在庫があるまで入荷なし。-
- 作者: J・マイケル・ストラジンスキー,ロン・ガーニー
- 発売日: 2013
- メディア: 単行本
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この『アメイジング・スパイダーマン』は『ロード・トゥー・シビルウォー』
- 作者: ブライアン・マイケル・ベンディス,アレックス・マリーヴ
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2013/04/22
- メディア: コミック
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に併載されていた『アメイジング・スパイダーマン』の続き。この時期の『アメイジング・スパイダーマン』(に限らないんだけど)の表紙はイベント特別仕様で『ロード・トゥー・シビルウォー』と『シビルウォー』とタイアップしていた。
『シビルウォー』
- 作者: マーク・ミラー,スティーブ・マクニーブン,石川裕人,御代しおり
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2011/09/28
- メディア: 単行本
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の時間でスパイダーマンが何をしていたかが書かれている。
スパイダーマン関係でこの辺りの話をまとめると
- アイアンマンと師弟のような関係になっていた(『ロード・トゥー・シビルウォー』収録の『アメイジング・スパイダーマン』)
- アベンジャーズタワーで「アンクル・サムの手下になるのは嫌だ」(『シヴィル・ウォー』)
- MJとメイおばさんと話をして、現状と将来、超人登録法に賛成して正体を明かすことを決める(『アメイジング・スパイダーマン:シヴィル・ウォー』)
- スパイダーマン、テレビの前で正体を明かす(『シヴィル・ウォー』)
- スパイダーマンの正体を獄中で見たキングピン。暗殺指令を出す(『アメイジング・スパイダーマン:シヴィル・ウォー』)
- 超人登録法反対派やヴィランは異次元に閉じ込めることをアイアンマンとMr.ファンタスティックが決めたことを聞かされる(『アメイジング・スパイダーマン:シヴィル・ウォー』)
- 超人登録法賛成派と反対派が衝突し、ソーのクローン・ラグナロクが暴走し、ゴライアスを殺害してしまう。ゴライアスの葬儀で、スパイダーマンの動きが怪しいと言われる(『シヴィル・ウォー』)
- アベンジャーズタワーからMJとメイおばさんを逃がしてモーテルぐらしを始める(『アメイジング・スパイダーマン:シヴィル・ウォー』)
- 賛成派と反対派が争ってキャプテン・アメリカが投降する(『シヴィル・ウォー』)
- メイおばさんが狙撃される(『アメイジング・スパイダーマン:シヴィル・ウォー』)
- ブラックコスチュームを来たスパイダーマンが犯人を探す(未邦訳)
- 余命いくばくもないメイおばさんを助けるために悪魔と取引をする(『スパイダーマン:ワン・モア・デイ』)
- 以降『スパイダーマン:ブランニューデー』1〜3へ
となる。
この時期、ピーター一家はアベンジャーズタワーに住んでおり、仕事でもトニーの助手をしていた。公私共に世話になった人に超人登録法に賛成してくれと言われ、マスクを脱いだが、超人登録法賛成派の反対派への対応に失望し、反対派へ走る。当然アベンジャーズタワーから出て行って安モーテルを寝泊まりすることになり、世間に正体の知れわたったピーターは懸賞首となる。
賛成派と反対派の合戦はキャプテン・アメリカの投降で終り、反対派は地下に潜る。メイおばさんはキングピンの放った刺客の凶弾に倒れてしまう。犯人を探すも、余命は1日。悪魔と取引して全てがなかったことになり、新しい日(ブランニューデー)が始まるのだった。
正直『シヴィル・ウォー』だけだとピーターの意見が
- 超人登録法に反対
- 超人登録法に賛成してマスクを脱いで正体を明かす
- 超人登録法賛成派のやりすぎに反発して反対派に
と、コロコロ変わっているので、背景状態やその間に何が起こったかを知るためにも一読の価値あり。
ピーターにとってのトニーへの友情・恩義、ピーターにとってのMJとメイおばさんの愛情がよく現れている。『シビル・ウォー』のようなクロスオーバーイベントだと話を動かすためのキャラの性格がブレるという問題があって、今回はトニー・スタークが被害者になっている。『シビル・ウォー』でも感じが悪かったが、マイケル・J・トランジスキーはトニーを悪目に書いている気がする。
月刊『シビル・ウォー』も2冊目で定期購読感が出て来ましたが、佐川急便の時間帯指定配達とかできないものか困りものです。