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∀ddict

I'm a Japanese otaku. I like Manga, Anime, Games and Comics.

攻殻機動隊ARISE


公開日(2013/06/22)にシネマサンシャイン池袋に見に行った。ここに映画を見に行くのは『サマーウォーズ』で新宿が満席だったとき以来だったのですっかり忘れていたが箱がとても狭くてスクリーン小さかった。ネット予約だったので開場ギリギリに行って並ばなかったが、次回入場者は階段に並んでいた。出口の通路の前(すれ違うのが難しいくらいの狭さ)のところに申し訳程度にパンフレット売っている場所があった。明らかに通行の邪魔だったし、本格的な物販は別フロアで買う気がなくなった。

入場前に特典配布。今回は漫画『攻殻機動隊ARISE 眠らない目の男Sleepless Eye』


攻殻機動隊ARISE ~眠らない眼の男Sleepless Eye~(1) (KCデラックス)

攻殻機動隊ARISE ~眠らない眼の男Sleepless Eye~(1) (KCデラックス)


の1話やプロダクションノートが付いたミニブックと新聞形式の物語のダイジェスト。後々の収益を見込んでのことだろうけど、最近日本のアニメ大作結構初日にはオマケ付けるだけの余裕があって驚く。まだ邦画はアニメに全敗というほどではないようだけど、そのうち体力的に負けちゃうんじゃないだろうか。

劇場は思ったより女性が多かった。それもそのはずでシネマサンシャイン池袋乙女ロードの最中にあり、女性向けアニメイトから徒歩5分の場所だ。そりゃ当然だな。左隣は大学生くらいのオタクっぽい格好をしていた。右隣は男女だったが、付き合っているまで関係が進んでいないのか、女はかなり親しい感じだったが、男の方は敬語を使っていた。一緒に映画に行く女友達いると……どうなんだろうな。映画は基本一人で見るもんだ。



映画本編に入る前に予告編。正直最近予告編で新たな映画に出会うことがないので本編だけ見たい欲が高い。違法ダウンロードのショートムービーにしても違法ダウンロードをしないで劇場に来ている人を対象に見せたところで、若年層にそのような入手方法があると教えてしまう結果になりかねない気はした。

最初はジブリの『風立ちぬ』だった。いきなり庵野秀明のモノロークからで脱力した。『耳をすませば』の父親ほどではないが、本職ではないのが即座に分かる。自分が演技してるわけじゃないからなぁ。見に行かないと思うけど早々不安。

次はジャンプ漫画の『トリコ』。土曜朝にアニメやってるのは知っていたので(未視聴)「劇場版あるんだ」くらいの感じだったが、隣の男女は猛烈に反応。「この漫画すごい少年漫画してますよ」と猛プッシュ。まあでも見ないな。

んで、後何があったか実はあまり覚えてないけど、覚えていたのは実写版『ガッチャマン』。うーん。見る気ないなぁ。オスカープロモーションのゴリ押しでみんな剛力彩芽には辟易してると思うけれど、前の上戸彩のときにもうそうだったよ。上戸彩のときそこまで言われなかった気がするけど他のクラスタとの接触がなかったからかな。ガッチャマンのヘルメットが個人的に好みじゃなかった。『キャシャーン』みたく早々にメット投げ捨てられるよりはマシかもしれないけど、俳優の顔を見せるためにデザイン崩してると思う。



そして本編。開始から9分は



『攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Pain』冒頭8分映像 - YouTube


にて予習済みなので流し見。

大きい画面で見ると自走行式地雷のアクション部分がより楽しめるくらいか。501機関に帰ってきてからの描写は結構演技が細かいことが後々分かる。

冲方丁にしては冒頭の入り方が墓荒らしのシーンが出てきて唐突だなと思ったら1話の監督が帰国直後のシーンから始まるのと差し替えたらしい。後々素子の主観時間がぶれていることが明かされているのでこのシーンの差し替えはいいザッピングになっている。


んでまあ、お約束のシャワーシーン。今回は前史ということもあり、劇場版やTV版でよく知られるあのボインマッチョのネーチャンの義体ではない。前髪パッツンのショートカットで以前よりも幼さが強調されているデザインで、声も田中敦子から坂本真綾になり、殊更若さを強調しているのでそれなりの体型なのかとおもいきやカットによっては結構おっぱい大きく見える。もっと後になるが、下着姿で外に飛び出してフェンスにぶつけられてうなだれるシーンのおっぱいはライダースジャケットを着てるときより大きい気がした。

鏡に写る自走式地雷。自走式地雷が変形型とはいえ、軍の備品が美少女の形をしてるのは無駄ではある。美少女型にするならセサクロイドではないが、ハニートラップ用なんじゃなかろうか。素子のヌードや下着姿はオタクアニメの露悪的な性欲を喚起させるもの(多分女性は嫌いだと思う)ではないと思うが、ここの部分はプロダクション・ノートで石川プロデューサーが「女性にも見れるSFに」と言ってたのにはやや反する気がした。SFがオネーチャンにエロい格好をしてもらうための方便になってる。プロダクションI.G.が関わっていたかどうかは忘れたけど『ラスト・エグザイル』の金髪美少女に似ててロリータ趣味が見え隠れしてるし。

なぜ501機関の素子の部屋に自走式地雷の影が見えるのかは後々明らかになる。幻視ではないし、ゴーストや義体がハックされたわけではない。そして、部屋にある他のものといえば幼少期の素子と育ての親が写っている写真。『攻殻機動隊』の家族の写真とくると真っ先に思い出すのが「実際には写真に写っていない存在しない家族を見せられている男性の話」である。実際このエピソードを元にした揺さぶりがかけられる。

「何が嘘で何が本当なのか」という問は形を変えて『攻殻機動隊』(少なくとも劇場版とTV版)で繰り返し問いかけられる。デジタル社会においてコピーとオリジナルの差は本指摘にはない。むしろコピーの存在を前提として成立しているものが多く、インターネットなどはその最たるものだ。そういった世界における社会や法体系は現実のそれと異なるはずで……このあたりの議論はローレンス・レッシグの『CODE』


CODE―インターネットの合法・違法・プライバシー

CODE―インターネットの合法・違法・プライバシー


に譲ろう。現実の物理法則とは違い、世界を規定する規則(コード)が人の手で書き換えられる世界では規則自体を書き換えることによる解決が可能である。電脳を使っている人へのハッキングはこのコードの書き換えにあたる。



(続く)

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