邦訳アメコミアドベントカレンダー12日目 『スコット・ピルグリム:&インフィニット・サッドネス』
- 作者: ブライアン・リー・オマリー,石川裕人,御代しおり
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2011/03/30
- メディア: 単行本
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こんな人におすすめ
- 日本の漫画風のアメコミが読んでみたい人
続編・関連作品
- 『スコット・ピルグリム:vs. ザ・ワールド』:続編。原作1巻と2巻収録
- 『スコット・ピルグリム:ジ・ユニバース』:続編。原作5巻と6巻収録。完結
あらすじ・感想
あらすじを確認し直そうとしたけど手元に本がないので(クリスマスまでにも帰ってこない)ここから下は記憶を元にした適当な話です。
季節はめぐり夏。夏と言えば海、表紙の女誰だよ!と思ったら髪の毛を切って染めなおしたラモーナだった。ゲーム版『スコット・ピルグリム:vs. ワールド』のラモーナはこのときのキャラクターデザイン。アメリカン・コミックスはフルカラーで判別できるデザインなのに、本編は白黒だから髪型を頻繁に変えられると困る。会話の流れで誰だか分かりはしますが。
ベースはロドニー・アラン・グリーンブラット(PSのゲームの『パラッパラッパー』のキャラクターデザインの人)のような絵がだんだん日本の漫画っぽく変化していく。具体的に言うと顔が茄子のような形だったのに丸い顔に変化し、汗を始めとした漫符の仕様など、だんだんハイブリッド化した様式になっていく。
スコットの元カノが登場したり(はっきり元カノという言及があるあたりは日本の情けない男系のラブコメではないところですが)ラモーナの元カレの中に女忍者がいて性癖を疑われたりとバリエーション広げている感じですが、まだまだ変化の過程といったところでしょうか。