邦訳アメコミアドベントカレンダー9日目『バットマン:マッドラブ/ハーレイ&アイビー』
バットマン:マッドラブ/ハーレイ&アイビー (ShoPro Books)
- 作者: ポール・ディニ,ブルース・ティム,石川裕人
- 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
- 発売日: 2011/03/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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こんな人にオススメ
カートゥンが好きな人
続編・関連作品
ありません。同タイトルのバットマンのアニメシリーズの同じ話(アニメは規制がかかって多少違うシーンがありますが)です。
あらすじ・感想
ハーレイはアニメ出身でその後コミックに輸入されました。マッドラブはそんなハーレイのオリジン。ハーレイ&アイビーはハーレイとポイズン・アイビーの珍道中。
お馬鹿なブロンド娘を地で行くハーレイ。アーカムで犯罪者の告白本を書いてひと山当てようとジョーカーの担当に。初めのうちは自分がセラピーをしていたはずが、いつの間にかジョーカーにセラピーをされている状態に。そしてついにピエロの衣装と武器を盗んでアーカムを襲撃。ジョーカーと共に脱走する。
ところがジョーカーはハーレイになってからのハーレイにはケアがなく、バットマンにボコボコにされてアーカム入りはまだしも、ジョーカーにも邪険にされてビルから突き落とされたり。果たしてハーレイはどんな結論を下すのか。
コンビを組んだハーレイとアイビー。ハーレイのドジでアーカム入り。自分をレッド(ハーレイは赤毛)と呼ぶハーレイにいい加減うんざりしながらなぜか面倒をみることになるアイビー。見事なボケとツッコミ役が繰り広げる珍道中の行方は?
タイトルにバットマンの名前が入っていますが、バットマンはほぼ登場せず、表紙の女ピエロ、ハーレイ・クインが主人公の話です。絵柄からも分かる通り、カートゥンタッチのギャグ中心の展開です。近年のバットマンのイメージであるダークさや暗さは全くなく、ひたすら明るくおバカな話が展開されます。
バットマン本編とも関係がないため、逆に買う人を選びそうなタイトルになっている気がします。僕は好きですけどね。