∀ddict

I'm a Japanese otaku. I like Manga, Anime, Games and Comics.

グリーンランタン

本日(9/10)公開のグリーンランタンですが、公開初日の朝一で行ったのですが



という状態でした。そもそもその映画館に行くボンクラは少ないと思いますが、わざわざそこでグリーンランタンを見ようという気になった人のはずですが、正直心が折れました。そもそも映画自体そんなにできがいいかと言われるとそうでもないわけで、日本以外の興行収益はトータルで赤字(興行収益は制作費を上回ったようですが、広告費で割ったとか)と聞いています。

見たいと思うような物好きは既に試写会とイベントで見た気がしますが、ネタバレは控えます。


グリーンランタンというと先日『グリーンランタン:シークレットオリジン』

グリーンランタン:シークレットオリジン

グリーンランタン:シークレットオリジン

の邦訳が出たばかりです。サブタイトルから分かるようにグリーンランタンというヒーローのオリジン(生誕談)の話です。この話は同じく邦訳の『グリーンランタン:リバース』

グリーンランタン:リバース

グリーンランタン:リバース

の後にこれまでの設定を整理して書き換えられたものです。これまでの活動を踏まえてオリジンを書き直したものなので、かなりまとまっています。結末が映画にしては盛り上がりに欠けそうだったので、ラストの変更は予想していましたが、こうなるとは思っていませんでした。正直予想外です。

全体的に予算のことが頭に浮かぶ映画でした。グリーンランタンの能力は全部CGですし、敵もCGです。必然的に戦闘シーンはCGの嵐になるわけで、予算が必要になりますが、回収できそうにない予算は投資できないわけで、そうするとあまり予算使わなくていいシーンを増やすように話を変える必要があるわけで。足が出た部分を集客で埋めようと広告を打ったが……という負の連鎖が起こっていた気がします。

ファンは寛大な心を持って1度は見に行くでしょうが、レビュアーは間違いなく腐すでしょうし(特に中盤以降の展開)私も冒頭に書いたように、エンドクレジットを最後まで見ていた人数の少なさに唖然としてしまいました。エンドクレジット付近の情報も(事前情報として知っていたとはいえ)これで続編作る気なのかという内容でしたし、原著(『Green Lantern: Blackest Night』かな?)の紹介画像でした。本の紹介はせめて邦訳のものに差し替えればよかったのにと思いました。

映画の内容については来週あたりに書きますが、とにかくショックな映画でした。