『機動戦士ガンダム』第27話女スパイ潜入!

復活のシャア見忘れて次の話。25話の感想で既に「カイの話」と書いてしまったけど、復活のシャアはまだだった。映画だと26話、27話辺りをまとめていた記憶があるのでその辺でごっちゃになったかも。

カイがホワイトベース出て行ってミハルと出会ったところでホワイトベース情報をポロリしたりもするけど、やっぱり心配になって帰ってくる話。小説版でアムロが死んだ後の主役だけあってきちんと個人エピソードがあるのがいいところですね。

と、色々思うところはありますが、この時期のシャアは微妙な立ち回りだなぁ、と。弱っているとはいえここでホワイトベースを落としてしまうと、これまで攻略に失敗した言い訳が立ちません。そのせいか(あるいは単にモビルスーツを赤く塗るのが間に合わなかったのか)支援をすると言っているとはいえ、あまり積極的には見えません。

シャアの場合ジオン(というかザビ家)に忠信が全く無いので自分が軍内でうまく立ち回るための口実作るためにやってるというのもありえそうですし、むざむざやられると分かりつつも出陣させるといういやーな上司みたいに見えなくもありません。

もっとも、この後のシャアの輝きはジャブローでジムを串刺しにするくらいで、アムロとララアのニュータイプ戦についていけず、ララアにも「どいてください」とか言われる始末。後にアムロに「私はパイロットだけやっていればいいわけではないのだよ」とか言うわけですが、(一部の突出した主人公クラスを見ていると)パイロットだけで生きていける人でもないし、歯がゆさの塊だったんだろうなと思う次第ですが。