コードギアス反逆のルルーシュR2
最終回。ルルーシュが悪逆皇帝となり、人々の憎しみを一身に背負ってゼロに殺されることによって世界が団結するという……『00』なんかでも見た展開ですね。ちょうどゼロもルルーシュとスザクという二人のゼロがいて『00』ですし。前回シュナイゼルに自分ではなく「ゼロに従え」と言ったのはこのためだったんですね。
スザクVSカレン
後にスザクがゼロとしてルルーシュの前に立つためにはここで、死んだことになりませんが、相手がカレンでは分が悪い。ロボットアニメらしく最終回でメカがボロボロになり、ダモクレスの地形をところ狭しと動き回りという感じでした。
ルルーシュVSナナリー
この段階まで来るとルルーシュは自分亡き後にナナリーが一人で生きていけるかの意志を確認するだけ。ルルーシュは己の身をもって、ナナリーはダモクレスをもって、人々の憎しみと罪を贖おうとした。「ならば贖うのは自分だ」というルルーシュの決断。
ジェレミアVSアーニャ
ジェレミアがサザーランドジーク→サザーランド→本人と三段突貫。グレンラガンでも多段突貫してましたけど、定番ですが燃えるネタではあります。後、シャーリー死亡周辺回でしか役立っていなかったギアスキャンセラーが役立っていました。
その他の方々
この辺りは後日談に出てこない人もいるので、それぞれの想いをこの段階でやってもなぁ、という場面もあった感じ。東堂の無理出撃と扇のトラック運転は個人的にはあまり重要でもなかったかなと思いました。メインに収まりきらない個々人の願い、想いがあるのはいいところなんですが(ルルーシュもギアスは願いに似ていると言っていましたし)。
アイキャッチ
いつものの反転でした。
2ヵ月後
ダモクレスを確保したらいきなり2ヵ月後。Cの世界から期間後も時間がいきなり飛んだのでいつものことではありますが。処刑場に運ばれるシーンから。みんな拘束具なのにナナリーとシュナイゼルだけエロい格好をさせられていました。これ、2期の2話と被せてますね。この後ゼロも登場しますし。
そのゼロですが、銃弾を避けたところで誰もが「こいつスザクだ!」と思ったことでしょう*1。そして、忠義に篤いジェレミア卿は君主の本懐を遂げさせるためにスザクゼロを全力で見逃しました。
そしてスザクゼロの手によってルルーシュが葬られます。ルルーシュは死に、スザクも二度と人前で素顔を晒せない身となる。その代償として世界は平和になった……というラスト。ルルーシュも
- 父親を倒す
- 母親の死の真相を知る
- ナナリーが安心して生きられる世界を作る
- (最後の最後で)ナナリーに理解された
と、やるべきことはやりましたし、本懐でしょう。惜しむべきはゼロ・レクイエムがナナリーが死んだことを前提として立てられた計画なのでルルーシュ自身が報われる終わり方にはなっていないところでしょうか。
それでもナナリーがルルーシュの手を触ったときにC.C.が起こすようなイメージの感応があったのでC.C.からコードを引き継いで不死身の体になっていた可能性はありますが。後日談の部分でC.C.の乗った馬車の馬を操っている人の顔が見えなかったりと、妄想の余地を残す作りになっていました。
そして一方のスザクですが、ルルーシュの最後の願いを「ギアスを受け取った」と形容していました(ここまだうまくまとまっていないので後で書きたいところです)。
後日談
やたら日本日本してる服だったり、店だったりが出ていてブリタニア領としての日本ではなく、独立した日本という演出でしょうか。環の店の開店の寄せ書きを見ると相変わらずみたいですが。扇は黒の騎士団内でのポジションとヴィレッタと結婚してる辺りで首相になったんでしょうか。
そしてオレンジさんがオレンジ畑で働いてました。この人がこの結末になったのは「オレンジ」呼称が流行ってしまったからという気がしなくもありません。アーニャは記憶が戻って引き取られていたという形でしょうかね。
で、最後はC.C.がしめておしまい。
扇の結婚式の写真にもいない人たちもいましたがその辺は想像に任せるという形でしょうか。カグヤは元合衆国議長なのだしいてもいい気がしますが、見落としたのでしょうか。
総評はまた時間があるときに書きたいと思います(後、感想の修正も)。
*1:小夜子さんの可能性も無きにしも非ずだったけれど、黒の騎士団に回収されたメンバーは囚われの身だったのでその可能性は低いかと